返信先: 引越し業者

#17547
Oak

    りえさん こんにちは。

    私は2020年に引っ越しました。その際、日通の船便を使いました。
    理由は、海外転勤(アメリカではなくロンドンですが)になった知人が利用した際の詳細を聞いて良さそうだと思ったことと、見積もりに来た方がメリットデメリットまで話してくださり信頼できたからです。以前、アメリカから日本に帰ってくるときはヤマトを使いましたが、ヤマトもとても良かったです。

    私はパッケージまでしてもらうおまかせプランにしました。値段は上がりますが、輸送中の損傷を防ぐために、一つ一つ丁寧にラップしてから箱に入れつつ、アメリカへの輸入の際に必要な書類に求められる梱包内容の詳細を全てリストにしてくれるのがよかったです。これは自分でやると結構な手間なので、私にとってはありがたかったです。保険をかける際にも、明確なリストがあるのが役に立ちました。また、荷物に入れてはいけない物や、通関の際にどのようなものに税金がかかるかなども詳しく教えてもらえて、そこで最終的に送る荷物の選別ができました。

    担当者からは事前・梱包作業当日に何回か丁寧な連絡が入り、船に荷物が積み込まれる予定日、その段階での到着予定日、到着後、家まで運んでもらうまでの予定など詳細をタイムリーに教えてもらえました。担当者が3名くらいのチームで対応に当たるので、例えば、1人が休暇などで出社していなくても、他の方が対応してくれるのも頼りになりました。やりとりは、担当者全員が共有しているので話がスムーズです。

    日本の家から、船の荷積みまでは、日通の温度・湿度管理された倉庫で保管されるので、絵画など繊細なものもありましたが、とても良いコンディションが保たれました。

    アメリカに荷物が到着すると、日通のアメリカオフィスから連絡が入り、荷物の配送日の打合せがあります。当日は、日本人スタッフが、カリフォルニアからわざわざ私の住むネバダ州まで来てくれて、現地手配の運搬係(ローカルな下請けのアメリカ人2名)の監督をし、荷物一つ一つをチェックしてくれました。

    家に入るときは靴を脱いだり、靴にカバーを掛けたりして丁寧だったことや、箱の中になにが入っているかわかっているので、中身によって特に丁寧に運んでくれたのはさすがでした。細かいことを日本語でやりとりできたのも、引越の慌ただしい中でストレスを減らしてくれたと思います。なによりも9時スタートに1秒も遅れずに来てくれたのは感激でした。

    私は当初の予定を遙かに超えて段ボール60個(家具なし)にもなりましたし、絵画などは額縁ごとの大きなものもありましたが、日通の規定の段ボールにプロが梱包してくれただけあって、何一つ損傷も紛失もありませんでした。箱自体が、角がぶつかって凹んでいるとか、破れているとか、普通に船便で送ったらよくありがちなこともなかったです。

    荷物の運び入れが終わった後、「開梱もお手伝いします」と言われびっくりしました。そこまで料金に入っていなかったと思うのですが、中身が壊れていないか、紛失がないか、リストと照らし合わせて確認に立ち会ってくれました。実際は自分で開けてどんどん中身を出しましたが、段ボールと梱包に使ったラッピングの材料などを全部引き取ってくれたのもありがたかったです。

    日通をべた褒めするようですが、ヤマトも同じくらい良いと聞いています。

    なお、デメリットは、自分で梱包せず、おまかせにする場合、厳重なパッキングをするため、自分で詰めたらぎゅうぎゅう詰めで箱の数を減らしたであろう分が増えてしまうことです。その分、中身はしっかり守られるので結果としては良かったです。目安としては箱の数が20%くらい増えた気がします。

    私はコロナ第1波の頃で、不確定要素が多い中での渡航でした。極力ストレスを減らすことを最優先したので、それなりの費用がかかりましたが、全ておまかせパックにしました。またトラブル(実際にはなにもありませんでしたが)の際にどこに連絡すれば良いのか明確であることも安心材料でした。

    時間と精神的に余裕があり、途中での紛失や損傷にも、ある程度自分で対応することを厭わないのでしたら、もっと安い方法があると思います。

    ご参考になれば幸いです。