SUPER BOWL!! 初心者必見!たった2つのルールさえ知っておけば楽しめる♪初めてのアメフト観戦リポート

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こんにちは、Apricotです。

メリカでは Super Bowl と呼ばれるアメリカンフットボールリーグ(NFL)の優勝決定戦が、毎年1月下旬〜2月上旬の日曜日に行われます。2017年は2月5日(日)がスーパーの日でした!

渡米したての私にとっては、初のスーパーボウル。もちろん、今まで耳にしたことはありましたが、日本では「アメフト」自体あまりピンとこないスポーツですよね。ただぶつかり合っているようにしか見えないし、ルールも複雑そう。。

でも、私のアメリカ人の夫もお義母さんも大のアメフトファン。どうやらアメリカでは私が想像する以上に人気のある国民的スポーツらしく、このスーパーボウルを観ないなんて!という空気が漂っているのです。。さすがに、興味ありません~とは言えないですよね…^^;

でも今回、ルールを調べて初めて観戦してみたら、これが意外におもしろい!

そんなわけで、今回は、ルールも知らなかった私がとりあえず覚えた2つのルールと、初めてのスーパーボウルリポート!そして、私なりに感じたアメフトの魅力をお届けします!

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これさえ知っておけば、とりあえずゲームの雰囲気にはついていける!2つのルール

スーパーボウル開始30分前。私はルールを調べるのに必死でした(笑)そのなかで見つけたある方のブログが、ビジュアルも入っていてわかりやすかったので、こちらに添付しておきます★

参考 アメフトのルールを簡単に解説 得点もポジションもこれでわかる!

でも、正直なところ、ルール音痴な私にはこんな親切な解説でさえも、100%ルールを覚えるのはムリ…(涙)そんな方が他にもいらっしゃるかは不明ですが、仮にもそんな方がいらっしゃったときのために(!)、私が今回テレビ観戦してわかった、「これさえ知っておけば、とりあえずゲームの雰囲気には付いていける2つのルール」を説明します(笑)

※ルールを知っている方には申し訳なさすぎる解説なので飛ばしちゃってください(汗)

 

ルール1.見た目はサッカー、攻撃スタイルは野球。点のとり方は4パターン!

フィールドの両サイドにゴールエリアがあり、そこにボールを入れれば得点が入るというのは「サッカー」と同じ。でもアメフトの場合は、サッカーのゴールネットの代わりに、2本のポールが立っています。

その間にシュートしてボールが入れば3点(フィールドゴール)ポールの足元にある「エンドゾーン」と呼ばれるエリアに誰かが直接ボールを運び込んだら6点(タッチダウン)という2種類のゴールスタイルがあります。

さらに、タッチダウンの場合は、もう1回ゴールするチャンスがもらえ、シュートが決まれば追加で1点、タッチダウンが決まれば追加で2点を獲得(エキストラポイント)

でも、攻撃スタイルはどちらかというと「野球」に似ていて、Aチームが攻撃のときはBチームは守備と明確にわかれています。しかも、1つのチームには「攻撃メンバーの11人」と「守備メンバーの11人」が決まっていて、両メンバーが同時にフィールドに立つことはありません。[su_list icon=”icon: check-circle” icon_color=”#ef5285″]

  • Aチーム攻撃メンバー VS Bチーム守備メンバー
  • Bチーム攻撃メンバー VS Aチーム守備メンバー[/su_list]

というふうに、完全に攻守でメンバーが入れ替わるのがユニークなところです。

 

ルール2.4回のチャンスで10ヤード進めれば、そこからまた4回のチャンスをゲット!

よくフットボールで目にするのが、このタッグを組んで互いのチームが顔を突き合わせているシーン。これが、基本のゲームのスタート形態。

攻撃側の、タッグを組んだ真ん中の人(センターという)がボールを持っているのですが、この人の背後に1人立っているのがわかりますか?これが、クォーターバック(QB)と呼ばれる、キーマンです。

センターが股の下からひょいッとボールを後ろに投げたらゲームスタート。後ろでスタンバイしていたQBがボールを受け取ると同時に、他のメンバーは一斉にボール目がけて走ってくるか、それぞれのポジションへと散ります。QBはこの間に即座に状況を見極め、ボールを適切な味方に渡さなればなりません。うかうかしていると、守備陣が猛烈な勢いでタックルしてきます。

ボールはサッカー同様、メンバー間でパスしたり一人が走り込んだりしてゴールへと近づけていきますが、ボールを持っているプレイヤーが、倒されるかボールが地面に付いてしまったら失敗。この「スタート~倒れる」までの1回の攻撃を「ダウン」といいます。野球でいうところの「1ストライク」に近いですね。

ダウンすると、その地点からまた一連の攻撃 :

  1. タッグを組む
  2. センターがひょいッとボールを投げる
  3. QBを起点にボールを運ぶ
  4. 倒れる or ゴール

を繰り返します。4回のダウン(攻撃)が終了すると攻守交代。野球は3ストライクで1アウトですが、アメフトは4ダウンで1アウト、と勝手にイメージしていますw

アメフトがユニークなのは、この4回のダウン(攻撃)までの間に、最初のスタートラインから10ヤード前進することができれば、その時点でもう4回チャンスが増えるという点です。テレビでは、スタート地点はブルーの線が表示され、そこから10ヤードの地点に黄色い線が表示されるので参考になります(上の写真)。

また、ちょっと隠れ気味ですが、芝生部分に表示される「1ST&10」というのは、「これから1回目のダウンで、4回のエキストラチャンスを得るまでにあと10ヤード必要」という事を指しています。

10ヤードというのは「約9メートル」。ボールなんだし、10ヤードくらいスグでしょ!と思いますよね!?もちろん、パスまわしが成功すれば、あっという間に10ヤード以上クリアして、もう4回のチャンスをゲットし、どんどんゴール(エンドゾーン)に近づくこともあります。

でも、見ていてなるほどなと思ったのは、上記のとおり、基本的にボールは一回必ずQBの手に渡るので、スタートラインよりも若干後退するところから始まる=実際には10ヤード以上前進が必要なわけです。

しかも、守備陣はものすごい勢いでタックルしてくるので、たった10ヤードでもなかなか前進できないばかりか、下手すると元のスタートラインよりも後退してダウンが終わってしまうことも。この攻防戦が、アメフトの見どころです。

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いざゲーム観戦!ビックリの大逆転に史上初の延長戦、そして迫力のハーフタイムショー!

今回(2017年)の対決は、Falcons(赤のユニフォーム) VS Patriots(白のユニフォーム)。夫の解説によると、Falconsは今期注目のQB・Matt Ryan率いる若手のチームで、対するPatriotsは39歳のQB・Tom Brady率いるベテランチーム。

最初の第1クォーター(試合は全部で4クォーター)は両者ともペースが掴みきれずといった感じでしたが、第2クォーターからFalconsが確実なパスさばきとスピードで勢いを増し、なんと一挙に21点を獲得します。

対するPatriotsは、Bradyの投げるボールが全然つながらず、エンドゾーンまで差し迫るもタッチダウンまでこぎつけません。やっとの事で決めたフィールドゴールで3点を返しただけで前半が終了。この時点で、既にFalconsの勝利を確信した人も多かったのではないでしょうか。ゲームとしてはちょっと物足りなさを感じる前半でした。

でも、そんなことより、お待ちかねはハーフタイムショー
前半の2クォーターが終了すると、ハーフタイムの間に、毎年大物アーティストのミニコンサートが開催されます。今年はレディーガガと聞いて、私も楽しみにしておりました♡

開始とともに、空中からヒモで吊るされアクロバティックに登場したレディーガガ。ハイレグ&パワーショルダーのアグレッシブなコスチュームに身を包み、いつもながらのキメッキメなダンスを披露。

ピアノの弾き語りなども挟みながらヒット曲メドレーを次々と歌い上げ、その圧巻のパフォーマンスは前半戦のシラケたムードを一掃してくれる出来栄えでした。さすがガガ様!期待を裏切らない見事なステージ!

この直後、ツイッターには「試合の優勝者はガガだ」「レディーガガのコンサートが続けばいいのに」といったツイートが流れておりましたw 実際、ゲームに失望してココでテレビ消しちゃった人もいたんじゃないでしょうか(私も消しそうになった)。

さて、仕切り直して、後半の第3クォーターから試合再開。後半も、Falconsの勢いは衰えず、さらに追加点を挙げて28対3まで点差が開いてしまいます。

そこから、なんとかPateiotsが初のタッチダウンを決めて6点を取るも、エキストラフィールドキックは失敗。いやぁこれはもう無理でしょ…と思われたまま迎えた第4クォーター。そこで、なんとPatriotsが突然目を覚まします(笑)

ようやくBradyのパスが繋がり始め、チームの動きが軌道に乗り再びタッチダウンで追加点。その後も、じわじわと追い上げ、28対20まで反撃。でも、残り時間ももう残すところ5分で、この時点ではまだ「健闘はしたけど、Falconsの逃げ勝ちだろう」と私も夫も思っていました。

もしPatriotsが引き分けまで持ち込めるとしたら方法はただ一つ。もう1度タッチダウン(6点)を決めて、そのあとのエキストラタッチダウン(2点)を決める、を残りの4分足らずのうちにやる、という方法のみ。でも、そんなミラクル起こるわけが…と思ったら起こってしまったのです!

まさかの28対28、と最後の最後で猛追を果たしたPatriots。ここでゲーム終了!なんと、スーパーボウル史上初の延長戦へと突入します!観客のテンションは一気にヒートアップ!私たちも予想外の展開に興奮を隠せませんでした。

延長戦は、先に得点を挙げた時点でそのチームの勝利。勢いに乗ったPatriotsに完全に運が向いていたのでしょう、コインの裏表でPatriotsが先制権をゲット。同チームの攻撃で始まった延長戦は、Falconsの凄まじい防衛攻撃を押し切り、Patriotsのホワイトが渾身のタッチダウン!まさかの大逆転という形でPatriotsが優勝を果たしました

このまさにドラマとも言うべき展開には、本当にビックリしました!それと同時に、優勢と思われたFalconsの若手パワーに、Patriotsの粘り強さが勝ったことにスポーツの奥深さを感じました。

 

まだまだ他にもある、スーパーボウルの楽しみ

テレビコマーシャル

スーパーボウル自体も面白いのですが、それ以外にもテレビ観戦者を楽しませてくれるのが、スーパーボウル中に放映されるテレビコマーシャル

これは有名な話みたいですが、今年のコマーシャル出稿料金は、なんと30秒で約500万ドル(約5.8億円)にも及ぶとか!信じられない金額ですが、それだけスーパーボウルは視聴率が格別なのです(視聴率40%超、全米の1億5,000万人ものが視聴しているといわれています)。そんな超のつくゴールデンタイム枠で流れるテレビCMは、毎年非常にユニークで面白い作品が多いのだとか!

…と夫も言っていたので、私も楽しみにしていたのですが、フタを開けてみると正直、夫も私も観ていて「これは!!」と息を飲むようなCMには出会えませんでした(期待しすぎ??)。

でも日本と違い、普段は芸能人起用が少ないアメリカのCMですが、このときばかりは大半のCMで大物俳優やコメディアン、アーティストが起用されていて、非常に豪華!新作映画の予告編が何本か発表されていたのと、移民をテーマにしたメッセージ性の強いCMがあったのも印象的でした。

 

スーパーボウル パーティーフード

そしてもちろん、テレビ観戦に欠かせないのがスーパーボウルPARTY FOODといえるスナックの数々!
我が家も、夫がチキンやビスケットなど、なんともヘビーなスナックを調達してきましたよ(笑)

アメリカでは、友達や家族の家に集まってワイワイ言いながら観戦するので、とりあえずチキンウィングやピザ、ディップやカップケーキなど、手軽につまめるものが人気!なかには、フットボールをかたどったチョコレートなんていう可愛いスナックも。

この日ばかりは(!?)、アメリカ人もHealthyという言葉は忘れて、楽しく盛り上がるようです♪

 

私が感じたスーパーボウルの魅力とは

今回、初のスーパーボウル観戦でしたが、想像していた以上にアメリカンフットボールの面白さにすっかりハマってしまいました!

サッカー観戦も好きですが、サッカーの場合、パスをまわしてばかりで、あまり進展しないことがありますよね。かと思うと、ちょっと見逃したスキに点が入っちゃったとか…(笑)

アメフトの場合は、1回1回の攻撃が非常に短期決戦なので、その「瞬間を突く」動きにとても見ごたえがありますまた、一気に6点とか3点とか入るので、今回のように点差が開いたり大逆転したり、展開の動きが激しいのもワクワクしますよね!

さらに、これは日本人との体型の差があるのでしょうが、2mを超える大男たちのスピード感や躍動感は迫力満点!たとえルールや英語の実況解説が100%わからなくても、基本さえ知っていれば十分に楽しめるスポーツだと感じました。

また、アメフトファンでなくても楽しめるパフォーマンスやCMが充実しているのも人気の理由だと思います。日本で紅白歌合戦が、なんとなく毎年「お茶の間の定番」になっているように、アメリカではこのスーパーボウルがまさに超ヘビー級な「お茶の間の定番」なんだなと感じました。

 

というわけで、いかがでしたでしょうか?
きっと真のアメフトファンからすると、とんでもない!と怒られそうですが(汗)、今まで全くアメフトに興味がなかった方が、少しでもこれを読んで興味を持っていただけたなら何よりです★

今回も長文お読みいただきありがとうございました!!

 

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