Tag: 国内引越
ネコ旅!うちの猫が「長時間ドライブ」&「宿泊」を乗り切った方法
こんにちは、Apricotです。
前回のブログで、先日、ノースカロライナ州からオハイオ州まで、トラックで約「10時間」かけて引っ越したことをお話ししました。
https://daysintheusa.com/rental_truck_moving/
実は今回の引っ越しに際して、最も懸念していたことの1つが、愛猫「ボルト(3歳♂)」のこと。
お久しぶりです♪
ボルトは完全な「室内飼い」の猫で、半年前に我が家にやってきて以来、一度も外に連れ出したことがありませんでした。
外出、しかも「10時間」という長距離ドライブに耐えられるのか!?全くの未知数。。普段は、健康そのものなのですが、ボルトを引き取ってきた日、ボルトが警戒心から一歩もケージから出ようとせず、翌日、ひどくお腹を壊したのが記憶に新しかったので、今回の環境の変化に対する反応がとても心配でした。
が、結果から言うと、見事、1泊2日の長距離ドライブ旅を乗り切ることに成功!!ボルト自身の成長の結果でもありますが、今回の旅では、ある「便利グッズ」が大活躍でした☆
今日は、長時間ドライブに備えて「準備したもの」や、旅の途中の「食事・トイレのケア」など、ボルトが旅を乗り切った方法をご紹介します!
今回大活躍だった「便利グッズ」はコレ!
まず、早速ですが、今回の旅で大活躍だった「便利グッズ」とは…ずばり、コレ!!
大きめな「キャリーバッグ(ケージ)」のセット!!
もともと、一般的なプラスチックのキャリーバッグ(ケージ)は持っていたのですが、おデブなボルトが長時間入っているには窮屈だろう…ということで、ポチッと購入。
折り畳み式のケージは、猫なら2匹は余裕、私も入れそうなくらいのw大容量スペース!しかも、折り畳みの「エサ入れボウル」や「ポータブルトイレ」、「マット」に「おもちゃ」まで付いてきてとってもお得♪ シンプルなギンガムチェックも、ピクニックぽくてお気に入りです♡
私が購入したときは48ドルくらいだったので(アマゾンは日々値段が変わります)、少々高いな…と最初は思っていたのですが、使ってみて、お値段に見合う価値があったので大満足!
▼広げるとビッグサイズですが、折りたたむとコンパクトに。付属のバッグにスッポリ入るので、持ち運びも保管もラクラク♪
▼日本版アマゾンでは残念ながら同じものが見つからなかったのですが、類似商品がこちら♪ ケージ本体のみですが、別売りで同シリーズの「ポータブルトイレ」等も揃うので、ぜひチェックしてみてください☆
ネコ旅の前に準備したもの・こと
それでは、今回我が家で、初旅となるボルトのために準備したもの・ことをご紹介します☆
ネコ旅に必要なもの
ポータブルトイレ(セット付属品)
ネコ旅において、最も重要ながら、最も飼い主を悩ませるのが「トイレ」ではないでしょうか。
今回、我が家もいろいろと思案しましたが、セットに付いていた「折りたたみ式のトイレ」を採用。広げると「B4」サイズくらいの大きさに。コンパクトに折りたためて、汚れてもサッと水洗いできるのが魅力。
本当は、いつも使っているプラスチックのトイレを持ち運ぶのが猫にとっては良いのでしょうが、かさばるのが難点。ましてや砂を入れたままだと、車内で砂がこぼれてしまう恐れも…。
また、市販の厚紙でできた「使い捨てトイレ」も検討しましたが、それなりに大きいので「旅先で捨てるのが大変そう…」という理由で見送りました。
家庭用ゴミ袋
これは、「旅先でどうやってトイレを清潔に保つか!?」「どうやって砂を捨てるか!?」を考えた結果、たどり着いたアイテム。
ポータブルトイレに直接、砂を入れるのではなく、ゴミ袋を被せて、その上から砂を入れる方法を採用。ネコが用を足したら、そのままゴミ袋ごと処分できるのでラクチンです♪ ゴミ袋は少し多めに、5〜6枚用意。
ちなみに、家庭用ゴミ袋だと、ちょっと間口が狭く、無理やり被せる感じになるのでw、市販されている「猫トイレ専用のライナー」のほうがサイズ的にはおすすめです。
トイレ用の砂(リターサンド)
猫は「砂の上」以外では原則トイレをしない習性なので、やはり旅先でも砂は必須アイテム。
猫が快適にトイレをするには、それなりの「量」が必要で、かつ旅先だと、移動ごとに砂を捨てたほうが便利なことを考えると、砂は「多め」に持って行くのが理想。
重いので持ち運びが大変ですが、今回はフルに入った新品を持って行きました。なるべく砂がこぼれない、「蓋つき」のボトルタイプが、持ち運びに便利☆
猫用ゴミ袋
そしてこちらは、いつも使っている「猫用ゴミ袋」。汚物を入れる小さな袋です。
ゴミ袋ごと砂を捨てる案をご紹介しましたが、結構な量の砂を使うので、砂がもったいないときや、ホテルに連泊中のときは、対象物だけを回収して砂を再利用します。
本当は、これをすくうスコップもあると良いのですが、旅先での携帯は大変なので省略。私はビニール袋を手に被せて、手に直接触れない状態で、手づかみで回収しました(笑)
キャットフード
猫は環境の変化に弱いので、いつも食べているキャットフードをそのまま旅先でも食べさせるのがベストかと思います。
ボルトにはいつも「ドライフード」しか与えていないのですが、今回は念のため「ウェットフード(缶詰)」も用意。香りの強い「ウェットフード」のほうが食欲をそそるので、万一、旅先で極端に食欲が落ちてしまった場合や、薬をエサに混ぜて飲ませなければならなくなった場合を考慮しました。
必要に応じて、ご褒美の「おやつ」もあると良いですね♪
タッパー
今回は、蓋つきのタッパーに、ドライフードを適当に1〜2食分くらい入れて持ち運びました。
ドライブの休憩のときなどに、サッと出してゴハンを食べさせて、終わったらサッとしまえるので便利☆
ミネラルウォーター
ネコの飲料用としてですが、旅先で何かを洗わないといけない時にも使えるかなと思い、少し大きめのペットボトルを用意(写真は1.5L)。お水は、特にミネラルウォーターでなくても、いつもあげている水道水で十分かと思います。
折りたたみボウル(セット付属品)
シリコン製の「折りたたみ式ボウル」がキャリーケースに付いてきたので、「ウォーターボウル」として活用。
もともとサイズは小さめですが、フラットに折りたためるので、かさばりません☆ エサを入れても良いのですが、お水なら、移動中にサッと捨てられて、洗わずにバッグにしまっても汚れないのでラクチンです。
マット(セット付属品)
こちらも、セット付属品だったので、ありがたく使わせていただきました。
ケージに入れておいたところ、ボルトはもっぱら毛布がわり?に使っていましたが(たぶん、周りが眩しいにときに光を遮るために潜るんだと思います)、食事用のマットとしても使えるし、トイレ用のマットとして使うのもアリ♪
ホテルの部屋など、汚してはいけない場所で1枚あると便利だなと思いました。
おもちゃ(セット付属品)
これもセット付属品だったのですが、意外とボルトが気に入ってくれたので、そのまま旅先に持って行くことに^ ^
おもちゃは、ネコのストレス発散になるので、いつも使っているお気に入りのおもちゃを持って行ってあげると良いと思います☆
ネイルカッター、ブラシ、霧吹きなど
その他、「爪切り」や「ブラシ」、悪さをしたとき用の「霧吹き」など、いつも使っている身の回り品も併せて持って行くと安心です。
特に、「爪切り」は事前に済ませておいて、旅先にも念のためあると便利。ネコは所構わず「爪研ぎ」をしたがるので、ホテルのソファなどをうっかり引っかいてしまう可能性も(汗)損害を少なくするため、必要であれば「ネイルキャップ(爪カバー)」を用意するのも一案です。
ほかにも、脱走防止のため「猫用のリード」を推奨する方も多いですね。うちのボルトは、脱走できるほど素早くないので用意しませんでしたが…(苦笑)
猫によっては「車酔い」や、ストレスを感じやすいタイプの子もいるようなので、必要に応じてお薬もあると安心かもしれません。
▼トイレ用の砂以外は、全部、キャリーバッグ付属の「収納バッグ」にすっぽり!こりゃ便利!
Let's practice! 環境の変化に慣れる「練習」
さて、猫は「環境の変化に弱い」生き物。いかんせん外出すらしたことがないボルトなので、今回、引っ越し2週間前くらいから少しずつ取り組んだのが、環境の変化に慣れる「練習」。
ドライブに慣れる練習
まずは「車」や「外の世界」に慣れる練習。といっても、まずは近くのスーパーに買い物に行く際に、試しにボルトを後部座席に乗せてみるところからスタート。ドライブ時間、往復7分w
反応は…好奇心全開(笑)
窓の外をキョロキョロ眺めたり、車の後部座席の奥(バックウィンドウ)に乗ってみたり…。怖がってはいないようでしたが、やはりウロチョロして運転の妨げになるので、「ケージは必要」だとこのとき再確認。
これを我が家では2〜3回繰り返しました。慣れてきたら、徐々にドライブ時間を長くしていきます。猫によっては、「外出=病院」とトラウマを抱いている子や、「車酔い」しやすい子もいるようなので、予めドライブ中の反応を見ておくのは必要だと思います。
新しいケージに慣れる練習
次に、旅先で大半を過ごすことになるキャリーバッグにも、しっかりと慣れておいてもらわなければなりません。
このキャリーバッグ(ケージ)が届いたのが、引っ越し2日前だったのであまり時間がなかったのですが、1〜2日触れさせておくだけでも効果アリ!
敢えて部屋のなかにキャリーバッグを置いておき、エサやおもちゃで誘導して入ってみてもらいます。
▲まんざらでもなさそうなボルトくん。早くもくつろいでおります…(笑)
ボルトは、自分で「おデブ」な自覚があるらしく、小さなケージにはなかなか入りたがらないのですが、これくらい余裕があると、逆に「プライベート感」があって、居心地の良さを感じるようです。
新しいトイレに慣れる練習
そして最後は、気になる「トイレ」の練習。先に触れたように、猫はもともと砂の上でしかトイレをしないので、基本的には砂さえあれば、トイレが変わってもちゃんと理解してくれます。
どちらかというと、「ポータブルトイレ with ゴミ袋作戦」がうまくいくかどうかのチェック^ ^
▼その前に…気づけば、既にインしてました(笑)(まだ砂は入っていません)
サイズ的には、ギリギリのジャストサイズ。小のほうは問題なかったのですが、大のほうはポージング上、お尻がはみ出しがちで、ちょっとお尻を押さえてあげないと危うい状況でした(^^;;
あと、猫は用が済むと、砂で成果物を隠すために一生懸命、砂を掘ろうとするので、ゴミ袋が破れる危険性が(汗)
ゴミ袋は二重にしておくと確実です!そして、ちょっと可哀想ですが、あまり掘らないうちにサッサと外に出てもらうことですね(^^;
でも一応、トイレもなんとかクリアして、これで準備OKです☆
いざ出発!長距離ドライブへ
ケージを設置するポジション
今回はレンタルトラックでの引っ越しだったので、キャリーバッグは真ん中の「補助席」に設置。後部座席がないので、ここくらいしか場所が見当たらず。。
ちょっと無理やり押し込んだ感じですが、なんとかフィット^ ^ 普通の乗用車の場合は、後部座席にきれいに納まるかと思います。
「抱っこ」が大好きな猫ちゃんは、ケージが不要なケースもあろうかと思いますが、ドライブはやはり安全第一!なので、個人的には「ケージは必須」と考えております。
ドライブ中の猫は…意外な反応!?
さて、ケージを配置できたら、いざ出発〜!
一応、事前に練習はしたものの、道もガタガタだし、長時間だし、大丈夫かな〜と内心ハラハラしていた私。ところが、いざ蓋を開けてみると、ドライブ中のボルトは…思いのほか「静か」でした。
むしろ…私たちが長時間ドライブで疲弊するなか、一番、くつろいでいたのがボルトでした(;▽;)笑
▲証拠写真。なんと!お腹丸出しで熟睡しております…(驚)
おそらく、これでケージがなかったら、ものすごく興奮して、ウロチョロ動き回って大変なことになっていたと思うのです。
けれども、ほどよくクローズなプライベート空間があったことで、外敵から守られている「安心感」からリラックスしてくれたんじゃないかと思っています。事前に慣れておいたのも良かったのかも…!?
もともと、人間が起きている時間帯はひたすら寝ているタイプのボルト。ドライブ中、見事にずーーーっと寝ていてくれたので、本当に助かりました!
「食事」と「トイレ」のタイミングは!?
さて、旅先で気になるのが「食事」と「トイレ」のタイミング。
「食事」のタイミング
「食事」に関しては、「お腹がすいた頃かな?」というときに、予め準備しておいた「タッパー」で食事をあげれば良いだけので、さほど悩むことはありませんでした。
車内でお水やフードがこぼれるのが心配な方は、ドライブの途中、車を停めて休憩している間にあげると良いと思います☆
「トイレ」のタイミング
問題は「トイレ」ですよね。猫も、人間と同じく(?)「朝派」な猫もいれば、「夜派」な猫もいると思うので、できれば、その子がどういうタイミングでトイレに行きたがるのかを事前に把握しておきたいもの。
ボルトの場合は、だいたい「小」はいつも1日2回、適当な時間にしていて、「大」は1日1回、夜が多いです。なので今回は、家を出る直前に「小」を済ませておき、ドライブ中の5時間ほどは我慢してもらって、ホテルに着いてからトイレに行ってもらうことで乗り切りました。
大人の猫なら、だいたい「5〜6時間は我慢できる」といわれているので、あまり神経質にならなくて良いとは思いますが、「家を出る前には必ずトイレに行っておく」ことが、人間にも猫にも共通するポイントかと思います☆
猫は意外と、トイレに連れて行ってみると「あ、そういえば僕トイレしたいんだった〜」と気が向いてくれることもありますよ^ ^
また、猫がトイレに行きたいときは、あちこちの床の臭いを嗅いでまわるなど、急に落ちつかなくなるのがサイン。もし、ドライブ中にどうしてもトイレに行く必要が出てきたら、車を停めてポータブルトイレを用意するしかありません。
そんな緊急時のために、一応、トイレの砂やトイレグッズは、手元に置いておいたほうが安心ですね☆
「ペットフレンドリー」なホテルに宿泊
「ペットOK」なホテルを探そう
日本ではまだまだ少ないかもしれませんが、アメリカの良いところは「ペットフレンドリー(ペットOK)なホテルが多い」ということ。
「ペットOK」なホテルだと、通常「ペット割増料金」(1泊10ドル〜35ドル位)を払うことで、ペットを同伴させることができます。
「ペットフレンドリー」だからといって、ほとんどのホテルでは、何かペット用の特別な施設やサービスがあるわけではありません。ただ、ゴミ袋(例の砂ですね)を処分してくれたり、多少ペットが床を汚してしまっても大目に見てくれたりするので、ペットフィーを払う価値は十分あります。
「Expedia」などの予約サイトでは、条件検索で「ペットOK」に絞って検索することが可能。私たちも、ロードトリップの途中で「ペットフレンドリー」なホテルを検索し、当日予約を入れました。
ただし「ペットOK」でも、よくよく見ると「犬だけOK」だったり、「体重制限」や「頭数制限」があったり、「ペットフィー(割増料金)」も異なったりするので、ホテルの説明書きは隅々まで目を通すことをオススメします!
猫は「ホテル」で興奮MAXになる!
車内でとても大人しくしてくれていたので、これは「ホテルも大丈夫なんじゃ?!」と淡い期待を抱いていた私…。
ところがどっこい!ホテルの部屋に入るなり、ボルトのソワソワ具合がMAXに!!
長時間ドライブだったので、少し羽を伸ばしたいだろうと思い、ケージを開けたが最後、部屋の隅から隅まで、匂いを嗅ぎまわる、嗅ぎまわるw!Σ(´⊙ω⊙`)
部屋の床とあらゆるコーナー部分を一心不乱に調べ上げたあとは、バスルーム、そして今度はあらゆる棚、デスク、テレビ、シンクの上まで入念調査!アンタ、意外に働き者だね…(笑)
とにかく、猫は「新しい空間」に足を踏み入れると、自分のテリトリーが無いことに焦るのか、とことん調べ尽くさないと気が済まないよう。しかも、「1回調べたら終わり」ではなく、夜通し延々と続くのです(汗)
あっちをゴソゴソ…こっちをゴソゴソ…と、うるさくてとても寝れたものじゃないので、ボルトには大人しくケージのなかで寝てもらうことにしました。。
キャリーバッグ(ケージ)が大きめだと、こういうときに「ミニハウス」としても使えるので便利だなと、つくづく実感した夜です。
泊まる部屋によって少し反応が違ったので、もしかしたら、ホテルの部屋自体の「臭い」にも敏感になっていたのかもしれません(^^;;
旅による体調の変化、様子は…
今回、初日ドライブ4時間、1泊して、翌日ドライブ6時間、それから別のホテルで3泊してから新居に落ちついた私たち。
その間、ボルトにとっては環境がコロコロ変わる生活だったわけですが、結果的には、大きく体調を崩すことなく乗り切ってくれました。
ただ、やはりストレスは溜まっていたようで、家を離れて3日目くらいから、少しお腹を下し始めました。しかも、ちょっと血混じり…(゚o゚;;(汚くてすみません)
食欲もあるし、元気そうにはしていたので様子を見ていたら、ほどなくして治りましたが、やっぱりストレスが溜まってたんだなぁと。
逆に新居に引っ越してきてからは回復が早く、馴染みのキャットタワーやソファ、おもちゃなどが再び戻ってきたことで、安心を取り戻したようでした。
猫にとっては「匂い」が全てといっても良いくらい大事!旅をさせるときには、できる限り「自分の匂いがついているもの・慣れているもの」を揃えてあげることが、飼い主にできる最大限のことかな、というのが、今回の旅を通して学んだ教訓です。
しかし、よく頑張ったぞー!ボルト♡
まぁね
というわけで、いかがでしたでしょうか?
私は猫の親としてはまだまだ新米なので、もしかしたら、もっと適切な対応もあったかもしれません。
ただ、今回は、ネット上でも意外に「ネコをドライブさせる方法」に関する情報が少なかったので、自分の体験談をご紹介してみました!この記事が、少しでもお役に立てれば幸いです。
それではまた次回!今回も、最後までお読みいただきありがとうございました^ ^
レンタルトラックでアメリカ国内引越し!メリット・費用・流れを一挙大公開☆
こんにちは、Apricotです。
先
週、夫の転勤でノースカロライナ州からオハイオ州へ引越しました。今回、私たちが引越手段として選んだのは「トラックを借りて、自分たちで運転する」という方法。
日本だと、「引越業者」に一括でお願いするのが普通だと思うので、驚かれる方も多いと思います。かくいう私も、最初に聞いたときには「自分で運転するなんて危ないし、効率悪いよ!」と猛反対した一人(笑)
けれども、実はアメリカでは「トラックをレンタルする」という方法は、ごくごく一般的な引越手段として浸透しているんです。
そこで今日は、実際の私たちの引越体験記として、「レンタルトラックのメリット」と「トラックをレンタルして返却するまでの流れ」をご紹介!トラックならではの「荷造りのポイント」や「運転中に気をつけること」なども併せてお届けしたいと思います☆
レンタルトラックのメリットは、ズバリ「手軽さ」と「安さ」!
大型免許不要!乗り捨てOK!手軽に借りられる
「アメリカではレンタルトラックが一般的」とお伝えしましたが、そもそもなぜ一般的なのか?というと…なんと「大型免許が不要」だから!これには私もビックリ!
アメリカでは、州によっても異なるようですが、車軸二輪で耐えうる約8トン以下のトラックまでは「普通免許」で運転することができるのだそう。これって、実際にはトレーラーに近い、かなり大きなトラックまで運転できることになります(゚Д゚;)
日本人の感覚からすると、普通乗用車免許で大型トラックまで運転できてしまうなんて冷や汗モノですが、アメリカはなんといっても広大な国。それだけ日常的にトラックの需要が多い、ということなのでしょう。
ともあれ、普通のレンタカーを借りる感覚で、特別な免許や条件なしにトラックをレンタルできるのは、利用者側としては確かに便利。もちろん、保険も完備されていて、必要な資材や備品を一緒にレンタルできるほか、他州でも「乗り捨て」OK♪トラックでの引越し初心者でも手軽に、安心して利用することができます。
引越業者に比べてコストが安い!
そして、レンタルトラックの最大のメリットといえば、なんといっても「コストが安い」ということ。
まず今回、私たちの一連の引越で実際にかかった費用をザックリご紹介します☆↓
トラック代(保険込/5泊6日)約$750
荷積み・荷下ろし業者 約$250
ガソリン代 約$120
宿泊代(大人2人/1泊2日) 約$60
資材代など 約$100
合計 : 約$1,280
対して、業者に一括で頼んだ場合の見積もりは「約$1,800〜$3,000」と、業者によってはそれなりの金額に…。エリアや物量によっては、$5,000を超えることも珍しくないようです(汗)
私たちの場合は5泊も借りたのでこの値段ですが、通常の引越なら断然安いですね!
レンタルの場合も業者の場合も、一般的に金額は「荷物の量」で変わってきます。ただ、業者の場合は、走行距離が長ければ長いほど、かかる人件費も割り増しになる模様。
何にどこまでお金を出すかは考え方次第ですが、経済的に引越したい方や、大事な家財を他人に預けたくない方などは、レンタルトラックがオススメです♪
レンタルトラックでの引越しの流れを大公開!
それでは、今回、私たちが実際に体験した「レンタルトラックでの引越し」の様子を、時系列でご紹介していきます☆
1. レンタルトラックの予約
引越し用のレンタルトラックで大手企業といえば「Penske(ペンスキー)」と「Uhaul(ユーホー)」。一度は街中でトラックを見かけたことのある方も多いのではないでしょうか。今回、私たちは後者の「Uhaul」を利用しました。
見積もり照会・予約はとっても簡単!ウェブサイトでいつでも予約できます。
▼まずは「Uhaul」ウェブサイトのトップ画面で、トラックの「引き取り場所」と「返却場所」、「希望日時」を入力。
▼すると、各トラックの見積もりが写真とともに一覧で出てきます。自動的に「4泊分」の料金が出てきますが、後から変更も可能です。
トラックは、「部屋の大きさ」を目安に選びます。我が家は「1bedroom(1LDK)」だったのですが、アップサイズしても値段はほとんど変わらないので、少し余裕をもって「最大2bedrooms」用の15フィートトラックを予約しました。
トラックの後ろに乗用車を接続したい場合には、「tow my car」にチェックを入れます。
▼続いて、具体的な「引き取り場所」と「返却場所」を選択します。利用可能な営業所がいくつか表示されるので、都合の良い営業所を選択。返却場所が未定の場合は、スキップしてもOK。
▼次に「保険」を選択します。トラックの損害に対する保険と、けがなどに対する保険の2種類があり、いずれも加入は必須です。
▼そのほかに必要な「備品」や「資材」も、ここでレンタル&購入することができます。
トラックには備品は付いてこないので、自分たちで荷積み&荷下ろしする場合は、台車などをレンタルしたほうが無難です。特に「ファニチャーパッド」(毛布のような布)は、家具をダメージから守ったり、トラック内の隙間を埋めたりするのに必須!
▼最後に、必要があれば「荷積み&荷おろし」を請け負ってくれる業者を選択します。これも、複数の業者が出てくるので、値段やレビューで判断しましょう。
以上で終了!これで内容を確認し、頭金を払えば予約完了です。残金は当日またはオンラインで支払えばOK。インターネットで簡単に予約できるので便利ですよね。
2. 荷造り
さて、引越しに欠かせないのが「荷造り」。今回の引越しの経験から、レンタルトラックならではの荷造りのポイントやオススメの資材をご紹介します。
ポイント① 積みやすい形状・大きさにしておく
レンタルトラックの場合、比較的ジャストサイズのトラックを予約する方が多いと思います。ここでカギを握るのは「いかに荷物を効率的に積むか」ということ。
限られたスペースに全てを無駄なく積むには、「積み方」がとても大事になってくるのですが、そのためには予め荷物を「積みやすい形状・大きさにしておく」ことがポイント。
使うのは、やはり「段ボール」が基本。なるべく形の揃った段ボール、特に意識的に「小〜中サイズ」の段ボールに詰めておくと、トラックに隙間なく積むことができます。大きな段ボールや特殊な形の段ボールは、最小限に抑えたほうが無難。
▼私たちが今回使った段ボールは「Uhaul」のもの。有料ですが、市販の段ボールと比べると安くて、素材もしっかりしています。しかも、「使わなかった分は返品OK」♪これなら、余った段ボールに困ることもありません(※ただし返品には「レシート必須」なのでご注意を)。
また、家具は物によりますが、骨の細い家具や、ガラスを使用した家具など、耐久性や形状的に「縦積み」に向かない家具は、解体しておいたほうがベター。効率よく詰められて、損傷リスクも抑えられます。
ポイント② ダメージ・汚れ・湿気対策にはビニール&ラップが便利
トラックでの長旅では、必ずしも道路のコンディションが良いとは限らず、荷物はかなりガタガタと揺られます。また、小さな砂埃が混入してくるので、荷物の表面は真っ黒に(汗)さらに雨の日は湿気も強敵です。
そこで、荷造りでもう一つ大事なポイントなのが、「ダメージ・汚れ・湿気対策」をしっかりしておくこと。段ボールに入らない家具は、専用カバーやラップでしっかり保護しておきましょう。
▼今回アマゾンで購入したソファカバー。素材もしっかりしていて良かったです。荷下ろししたら表面が埃で真っ黒になってました(汗)
▼マットレスカバーも忘れずに。
▼家具は、ラップでぐるぐる巻きに。結構面倒な作業ではありますが、キズや汚れ防止に効果テキメンでした!
▼ラップで家具をぐるぐる巻きにした様子。引き出しも開かないのでgoodです!
3. 前日: トラックの引き取り
引越当日は朝から慌ただしくなりそうだったので、前日の夕方にトラックを引き取りに行った私たち。
「Uhaul」営業所のカウンターで、予約内容を確認し、残金を支払います。実際に乗ることになるトラックを案内されたら、予め入っているガソリンの量を確認。さらに、トラックにダメージがないかどうかも念入りに確認します。
ちなみに、今回、私たちはトラックの後ろに乗用車を接続することにしていたので、トラックのほかに「Tow Dolly」という、車を積む専用器具が必要でした。
そのため、少し手順がやっかいなのですが…まず前日に自分たちの車で「Uhaul」営業所に向かい、トラックを引き取って、一旦トラックで帰宅。「Tow Dolly」を付けてしまうと荷積みができないため、この日はDollyは装着せず。乗って行った自分たちの車は、営業所で一泊泊めさせてもらうことにしました。
そして翌日、トラックに荷物を全て積み込み、そのトラックで再び営業所へ。スタッフに「Tow Dolly」と車を接続してもらって完了、という段取りをとりました。
4. 当日:...
[ご報告]移住後9か月目でノースカロライナからオハイオへ!引越のご報告と今の心境。
こんにちは、Apricotです。
今
日はタイトルのとおり、皆さんにご報告したいことがあり、ブログを書いております。
このたび、夫の転勤により、ノースカロライナ州からオハイオ州に引っ越すことになりました!
2週間前に決まったばかりで、かなりバタバタな今回の引っ越し。なんと…出発は、明日です!(^^;;
今も最終の引っ越し準備で追われておりますが、やっぱり、発つ前に皆さんにご報告しておきたかったのと、自分のなかで、今の心境を書き残しておきたかったので、取り急ぎブログにしました。
今日はかなり乱文になるかとは思いますが、お付き合いいただけたら嬉しいです^ ^
今回の引っ越しの経緯と概要
今回の引っ越しは、夫の転勤に伴うもの。彼は小売店での販売スタッフをしておりますが、昇進に伴い、他州の店舗へ異動と相成りました。
普通、日本だったら、転勤を伴う異動の内示って1か月前くらいに出るものですよね…!?しかも、家族帯同で他州への引っ越しとあらば尚更。それが、夫の会社に限らず、アメリカでは軽く「2週間後に引っ越してね〜」なんてのも珍しくないらしく、私はそこからビックリ!
もちろん、急いでアパートや水道・電気、インターネットなどの解約手続きをしたり、トラックや業者を手配したり、荷造りしたり…と、バッタバタです(^^;; なんか、ついこないだ荷ほどきしたばかりなのに…(涙)
さて、オハイオ州といえば、アメリカの北部に位置する州。なかでも私たちが住むことになる「Toledo(トリード/日本語ではトレド)」という都市は、カナダとの国境にもほど近い、まさに、アメリカの北の端っこ!(°▽°;) いやー寒そうです!!
今回は、引っ越し用のトラックを借りて、夫の運転でオハイオ州まで向かいます。なんと、9時間のロードトリップ。途中で1泊して、2日間かけて移動します。
日本の感覚だと、「えっ、トラック自分で運転して行くの!?汗」と思われることと思いますが(^^;;、そのあたりのいきさつは、また後日改めてブログにしたいと思います。
★2017年9月28日に下記ブログをUPしました★
https://daysintheusa.com/rental_truck_moving/
シャーロットで過ごした9か月間とアルバイトの存在
私がアメリカに移住してきたのが、昨年末のこと。夫の故郷である、ここノースカロライナ州・シャーロットで、私は最初のアメリカ生活をスタートさせました。
それから早9か月。早すぎる引っ越しに戸惑いつつも、振り返れば、この9か月は私にとって、とても濃い時間でした。
最初の3か月目は、正直、ほとんど何もしていなかったに等しいのですが(苦笑)、3か月目から始めた飲食店でのアルバイトが、思いがけず、私の居場所を作ってくれ、私を成長させてくれ、そして、私の財産になりました。
今でも覚えているのは、面接のときの緊張っぷりと、初日のビビリよう(^^;; なかなかネットで求人に応募しても手応えがなく、仕方なく飛び込みで訪ねたのがそのお店でした。
英語での面接なんて初めてだったので、事前に家でめちゃめちゃシミュレーションし、本番は心臓バクバク(笑)幸い、採用してもらえることになったものの、アメリカ人慣れしていなかった私にとって、ブロンドの高校生らしきスタッフたちは、皆、恐怖の対象にしか見えませんでしたw
そして、今考えても本当に地獄だった最初の1週間…。なんと、まさかの英語が98%聞き取れず、もう、文字通り「頭が真っ白」に…(´⊙ω⊙`;;;) 言葉がわからなすぎて、必死でビジュアルで覚えて、メモを取って、家で分からない単語を調べて…とにかく必死でした(笑)
けれども、そんな私でも、少しずつ少しずつ仕事を覚えていき、英語にも接客にも慣れてきたのが2か月目くらいの頃。英語自体はまだまだでしたが、それでも他のスタッフがパタパタと辞めていったこともあり、次第にレギュラースタッフとして、マネージャーたちからも信頼を寄せてもらえるようになったと思います。
たかだか6か月間程度でしたが、最後は誰よりもお客さんの顔と名前を知っていて、誰よりも商品のことを知っているスタッフになることができました☆ お客さんから最も名前を覚えてもらえたスタッフにもなれたと思っています。
そして一昨日迎えた最終日。マネージャーは、辞めることを伝えた日から何度も何度も寂しいと言ってくれていましたが、最終日には本当にこちらが切なくなるくらい、別れを惜しんでくれました。他のスタッフたちも、こんなヘンテコリンな英語を喋る私なのに、皆が精一杯の言葉とともにハグをしてくれて、すごく温かかったです(*´꒳`*)
そんなわけで、すっかりおセンチな気分な私ですが(^^;;、いま引っ越しを前に思うことは、
「誰一人知り合いがいなかったところから、いまはこうして、大切に思える人たちがいて、自分のことも大切に思ってくれる人たちがいる」
ということ。たかだかアルバイトでこんな話は大げさとは思いますが、移住してきた最初の土地・シャーロットで、心に残る人々との出会いに恵まれたことに、本当に感謝、感謝です。
アメリカ生活「第2章」の行方はいかに…!?
シャーロットでは、夫の家族や友人に、移住当初からとてもお世話になっていました。
けれども、今度住むオハイオ州トリードには、夫も私も完全に「未知の世界」!私はもちろん、夫にとっても、見知らぬ土地での、見知らぬ人々との新天地に、不安7割、楽しみ3割のようです(笑)
私も、オハイオ州が一体どんなところで、どんな人たちがいて、どれくらい寒いのか…w 見当もつきません。さらに言えば、私たちはまだ住む家も決まっておらず(!)、もちろん私の次の仕事も未定です。
だけど、もともと飽きやすく、同じ土地に何十年も住んでられないタイプの私たち。そんなスリルさえも、ちょっとだけ心のどこかで楽しみにしている、というのもまた正直なところです。
私のアメリカ生活にとっても、そろそろ「次のステージに移るときだよ」という暗示なのかもしれませんね。シャーロットで出会った人たちのおかげで、次の新天地では、英語も仕事も、もう少し自信を持ってチャレンジできそうです!
これから始まる、アメリカ生活「第2章」。どうなることやらドキドキハラハラですが、夫婦二人、力を合わせて臨みたいと思います!
いかがでしたでしょうか?
今回は殴り書きになってしまいましたが、取り急ぎ、皆さんに引越しのご報告と、自分の備忘録を兼ねて、いまの心境をまとめてみました。
オハイオ州には引越しますが、実はまだまだノースカロライナ情報について書きたいことも溜まっていまして(^^;;、しばらくはノースカロライナネタも引き続き書いていく予定です!
もちろん、今回のロードトリップの様子や、アメリカの国内引越しの様子なんかも、落ち着いたらご紹介していきたいと思います☆
それでは、今日はこの辺で。最後までお付き合いいただきありがとうございました。そして、今後ともこのブログをどうぞよろしくお願いいたします♡