タグ: 海外引越
海外引越の流れってどんな感じ!?我が家の「業者選びから受け取りまで」完全実録☆
今日もノースカロライナからこんにちは!Apricotです。
海外引越をすることになったら、悩むことの一つが「引越し業者選び」や「具体的な手続き」「荷物の安全性」などではないでしょうか?!
国内引越と違い、荷物の紛失や手荒い扱いのイメージが強い海外引越。少しでも安心を求めて、大手の「日通」や「クロネコヤマト」を使われる方も多いかと思います。確かに、日系のネットワークがあるので、現地でも日本語対応が可能なだけでなく、やはり実績があるぶん安心ですよね。
でも、我が家の場合は、引越し業者を吟味した結果、最終的には中小の引越業者である「エース物流サービス」にお願いしました。結果からいうと、大満足の業者さんでした!
今日は、「業者の決め手」は!?中小の引越し業者って実際のところどうなの!?…などなど気になる方のために、我が家の「引越業者選び〜実際の荷物の受け取り」までを振り返ってご紹介!
今回は「船便」を利用した引越しの流れになりますが、業者選びの1つの参考にしていただけたらと思います☆
【4か月前】まずは一括見積りで業者を比較
私が引越業者を探し始めたのはちょっと早めの約4か月前でした。
まだ移民ビザも手続きの途中で、引越時期も定まらない段階でしたが、とりあえず「引越しにかかる費用の相場」を知っておきたくて、「引越し侍」という一括見積サイトから見積もりを取ることに。
https://hikkoshizamurai.jp/abroad/
もちろん、この時点では荷物の量なんて予想もつきませんでしたが、とりあえず少し多めに想定して「中サイズの段ボール30箱」(神奈川~ノースカロライナ州/夫婦2人分)という条件で見積りを依頼。ちなみに、訪問見積もり(実際に担当者が荷物の量を見て正確な見積りを出す)を勧める業者もありましたが、うちの場合はそもそも大きな家具や家電は持っていく予定はなかったので、訪問は不要だと判断。
見積もりを依頼してから2,3日のうちに、サイトで自動的にピックアップされた引っ越し業者「4社」からそれぞれ個別にメールで見積もりが送られてきました。(本当は「5社」から来るはずなんですが、5社目のジャパンムーブからは連絡なし)
東京エキスプレス ¥280,000
サカイ引越センター ¥350,000~¥400,000
ダイカン ¥352,200
エース物流サービス ¥150,000
※含まれているもの:「Door to Door」の輸送費、通関料、資材費
※含まれていないもの:海上保険料、現地関税、検疫検査料
船便はコンテナで運ぶので、「容積」で料金が変わってきます。私が見積もった「30箱」だと「3CBM」(3立方メートル)に換算されていました。なるほど、この「CBM」という単位に応じて料金が変わるんですね!
上の見積もりをご覧のとおり、同じ条件でも業者によってかなりのバラツキがあり、なかでも圧倒的に安かったのが「エース物流サービス」の15万円!これが本当ならとても魅力的ですが、ここまで安いとちょっと不安になりますよね…。
そこで一応、大手の「日通」や「クロネコヤマト」もチェック。気になるところでは、「クロネコヤマト」の海外引越単身プランが候補の1つに挙がりました。
クロネコヤマト(海外単身プラン・エキストラコース「18箱」) ¥150,000
クロネコヤマト(海外引越ベーシックプラン「3CBM」) ¥246,000
海外単身プランは、「ミニマムコース(9箱)」「レギュラーコース(14箱)」「エキストラコース(18箱)」の3つがあり、うまく18箱に収まれば、金額的には魅力的。でも、あくまで18箱に収まればの話。30箱(3CBM)だと他社とだいたい同じ料金か少し安いくらいでしょうか。
【1か月半前】業者決定!決め手は「値段」「サービス」「対応の良さ」
その後、しばらく間が空きましたが、移民ビザや引越し日の目途もだいたいついてきたところで、いよいよ引越し業者の選定へ。最終的に、当初から気になっていた「エース物流サービス」に決めたわけですが、決め手となったのは次の3つでした。
圧倒的な価格の安さ
梱包資材無料&荷物1か月保管サービス
担当者の対応の良さ
当時、ビザ以外にもいろいろと物入りだった私たちにとってポイントが高かったのが、やはり15万円ポッキリ価格!「でも、実は含まれていない料金とかあったりして!?」…と、疑い深い私は何度も見積もりを隅々までチェックしましたよ(笑)でも、基本的に他社が見積もってるものは全部含まれており、特に追加料金になりそうな要素は見当たらず。
さらに、ウェブサイトもチェックしましたが…特に胡散臭いところも見当たらず(笑)むしろ、「梱包資材」は全部事前に無料で提供してくれるし、なにより「日本で1か月までなら荷物を無料で保管してくれる」といった充実のサービスに好感を持ちました。
万が一とはいえ、ビザが下りずに渡米が先延ばしになる可能性や、アメリカですぐに家が見つからない可能性もゼロではないと思ったので、荷物の発送時期に融通が利くのは大きな安心材料に。(※ただし、2017年5月現在、ウェブサイトでこのサービスは見当たらないので、もしかしたら廃止になったのかもしれません)
こうして私なりに検討を重ね、正式に依頼したい旨をメールしました。実はまだこの時点でも、「担当者の感じが悪かったら他社にしよう」くらいに思っていたのですが…メールのやり取りをするなかで、担当者の感じも良かったので、そのままお願いすることにした次第です。
【1か月半前~当日】依頼してから引越当日までのやり取りは
私の場合は、日中は仕事だったこともあり、基本的に担当者とのやり取りはすべてメールでしたが、特に問題はありませんでした。
引越し日時の確定&梱包資材の手配
まずは「引越し(荷物引き取り)の希望日」を伝え、先方にて調整のうえ、日時が決定。
そして、「早めに資材が欲しい」とお願いしてみたところ、まだ申込書を出していないにも関わらず、すぐに快く資材も発送してくれました。
↑コチラは、2016年11月時点で先方から案内があった資材の一覧。
まだ、実際に何箱になるかわからなかったので、足りなくなったら追加依頼するつもりで、ひとまず送ってもらったのが以下の資材です。
段ボールM 20箱 (実際使用量 15箱)
洋服衣装箱 5箱 (実際使用量 1箱)
エアパッキン・ガムテープ・梱包用ペーパー適当量
上記のとおり、実際には送ってもらった分だけで十分で、余った分は引き取り当日に持って帰ってもらったくらいでした。部屋も狭かったので、一気に頼み過ぎずに正解でした!
ちなみにここで気になっていたのが、「荷物量をいつ確定したら良いのか」ということ。
30箱で見積もってはみたものの、実際はそれを下回るかもしれないし、上回るかもしれないし…でも、直前にならないときっとわからないし…。コンテナの確保上、「いつまでに段ボール数を確定しないと困る」みたいなことってあるのかしら!?…そんな心配をして担当者に聞いてみたのですが、エースさんの場合は心配無用でした!
「当日お荷物を搬出させて頂く際に最終的なお荷物容積量を算出し、ご請求書を発行させていただきます。」とのこと。
事前に正確な物量を確定しておく必要はないようで安心しました。ただこのあたりは、業者によって扱いが違うかもしれないので要確認ですね!
申込書&必要書類の送付
日時が確定したら、次は、送られてきた「申し込み書」に記入。エースさんの場合は、基本的な約款に加え、現住所や配達先住所(現時点で決まっていなくてもOK)、渡航目的などを記入するだけの比較的簡単なものでした。併せて、以下の付随資料(コピー)を提出。
パスポート
ビザ
E-ticket(航空券)
上記の添付資料は、通関手続き上、おそらくどの業者さんを使っても必要になるものと思われます。私はこの時点ではまだ「ビザ」がおりていなかったので、「ビザ」のみ後日送付しました。
輸送できない物品の確認
さて、パッキングをするにあたって気になったのが、「輸送できない物品」について。そこで担当者へ質問してみました。
Q.輸送不可なものがあれば教えてください。
A.爆発性又は発火性物品、麻薬類、薬品類、生きた動物、毛皮、わいせつな物品、貴重品、偽造品又は海賊版の物品、タバコ、香水、アルコール類、健康食品、食品などの腐りやすい品物、切花、古美術品、銃刀法剣類、などが禁止品目とされておりますので、お気をつけください。
レトルトなど日持ちのする「食品」は入れたいところでしたが、今回は念のため断念。また、「アクセサリー類」は、高価そう(貴金属)に見えるものは入れずに、それ以外は雑貨と割り切ってパッキングしちゃいました。細かいところでは「リアルファーのティペット」とか「毛皮」に該当するの…!?なんて心配もした私ですが…結果的には全然平気でした(^^;
Q.リモコンや時計などに入っている一般的な「乾電池」も禁止品目に該当しますか?
A.腕時計は機内(手荷物)持ち込みが宜しいかとは思いますが、リモコン等の電池は液漏れにより使用できなくなる場合が御座いますので、ご心配な際はお外しいただく事をお奨め致します。
さらに気になっていたのが「乾電池」の扱いだったのですが、担当者の回答だと完全NGではなさそう…ということで、シレッと数本入れておきました(笑)ただ、ネットでは「むき出しはNG」といった情報もあったので、何かに「内蔵」されている状態にし、万一液漏れしても被害が少ないようには一応配慮。
荷物を受け取ったいま振り返ってみると、アルコールや化学薬品など露骨なものでなければ、船便はそこまで厳しくないのかな?というのが私の感じた印象でした。
パッキングしていたときは、「”禁止物品”みたいな重要事項は事前に案内してくれても良いのに!」と、エースさんに文句を言いたい気持ちもあったんですが、もしかしたら「通常引越しで引っかかるケースってあまりないから」なのかもしれませんね。。
とはいえ大事なお荷物なので、トラブルを避けるためにも皆さまにはぜひ各業者さんにご確認いただくことをお勧めします☆
パッキング&リストの作成
あとはひたすらパッキングしていくわけですが、よく大手の海外引越しサイトを見ていると、「パッキングリストを作成しなければならない」ような事が書いてあったので、ひそかに気になっていた私。
エースさんの場合は、段ボールの天面にある「アイテム欄」に代表的な物品を記入しておくだけで、詳細なリスト作成は不要とのことでした。でも、一応…と思って、私は自分のノートにごくごく大雑把に「本…11」「ワンピース…8」みたいにメモだけしておいたんです。
このメモ書きは、確かに詳細は不要でしたが、「引き取り当日のリスト記入」や荷ほどきするときの「自分用の控え」としても役立ったので、作っていて良かったなと思いました♪
直前に「不用品の処分サービス」も依頼
さて、引越しのときに同時に考えなくてはならないのが、不用品の処分。傷んだソファやタンス、こまごました物なんかは、自分たちで地道に「粗大ごみ」に出していたのですが、さすがに冷蔵庫などの家電はギリギリまで使うし、ダブルベッドなんかは大きすぎて運び出し不可能…どうしても、うまく処分できないものが残ってしまいました。
本当は「リサイクルショップに買い取ってもらう」ことも考えていたのですが、「実際はお金にならない」みたいな話も聞くし、そうこう悩んでいるうちに時間もなくなり…(苦笑)手っ取り早く、格安で処分してくれる業者さんを探しまくった私。。
でも、結局「格安処分」と謳っている業者でも「引き取り出張費」が高かったり、「トラック1台詰め放題」みたいに必要以上のサービスしかなかったりして、なかなか良いところが見つからなかった矢先に、今回お願いするエースさんも不用品処分をしてくれることを知りました。
ウェブサイトから「物品ごとの処分費」を調べることができて、しかもそれが安い!「電子レンジ 1,000円」「マットレス 4,000円」など、粗大ごみよりは高いにしても、他の処分業者に比べたら破格の値段。さらに、引っ越し荷物の引き取りと同時の処分なら、出張費もかからないとのことで、ありがたくお願いすることに。このサービスは本当に助かりました!
【引越当日】運び出しと書類の記入
そしていよいよ迎えた当日。時間どおりに現れたのは男性スタッフ2人。
まずはダブルベッドの解体から。私たち夫婦が2時間くらいかけてやっとの思いで組み立てたベッドが、なんとなんと…ものの15分ほどで解体から運び出しまであっという間に完了!(*⁰▿⁰*)...
海外移住にかかる費用ってどれくらい?!我が家のリアルな移住コストを大公開!
こんにちは、Apricotです。
アメリカに移住して、早2か月が経過しました。昨日、やっと日本から送った船便が無事到着し、これで移住もようやく一段落したな〜と実感しているところ。
引っ越しって、ただでさえお金がかかるものですが、海外引っ越しともなると、単純に引っ越しだけの話に留まらず、ビザを取得する費用や、海外航空券費用など、やはりスケールが大きい分、出費がかさみますよね。「移住したいけど、お金かかるしなぁ…」と二の足を踏んでいる方もいらっしゃるのではないでしょうか?
今日は、そんな方々のお役に立てればと思い、二人暮らしの我が家で実際に移住にかかったコスト、そして今だから思う移住コスト節約のポイントなどをお届けしたいと思います!
移住にかかったコスト一覧
それでは、早速、コスト一覧を見てみましょう。
今回は、初めてのアメリカ移住なので、「ビザの取得~新生活スタート」までを一連の「移住」ととらえてコスト算出してみました。覚えている限り、なるべく細かい金額まで記載しています。
また、ドルで支払ったものは、概算で1ドル=113円として換算し、最終的に「円」でトータルコストを出してみたのが以下の表です。(スマホで見づらい場合は、お手数ですがPCのブラウザでご覧ください)
*1ドル=113円で換算、税込
項目
内訳
費用
備考
ビザ関連
CR-1ビザ申請費用
Application fee
$420
¥47,460
現在は$525に値上げ
AOS fee
$120
¥13,560
IV fee
$325
¥36,725
Immigrant fee
$165
¥18,645
現在は$220に値上げ
翻訳
婚姻受理証明
¥4,860
免許証+
健康保険証
¥8,100
必須ではない
戸籍謄本
¥3,240
写真
I-130用
¥4,400
夫と私の2人分/CD-R付
渡航検診用
¥800
面接用
¥1,620
私の分だけ/データなし
EMS発送代
I-130
¥1,200
IV package
¥2,000
渡航検診
渡航検診
¥31,260
聖母病院
ゆうパック代
¥1,000
希望者のみ
予防接種
TD(ジフテリア・破傷風)
¥580
聖母病院
※接種歴があれば免除の場合あり
麻疹・風疹
¥9,420
おたふく
¥4,440
インフルエンザ
¥4,530
パスポート
記載事項変更
¥6,000
夫の苗字に変更の場合
ビザ関連 計
¥199,840
航空券
航空券
夫 片道航空券
¥87,380
成田-シャーロット
私 片道航空券
¥89,600
成田-シャーロット
航空券 計
¥176,980
引越関連
SAL便
夫 中×3箱
¥50,000
私 中×2箱
¥29,300
段ボール等資材
¥5,000
自分で買い足したもの
船便
中×18箱
¥150,000
3CBM(30箱まで最低料金)
保険
¥4,800
任意
通関料
$45
¥5,085
現地請求
家財処分
ダブルベッド
¥4,860
船便業者に依頼
マットレス
¥5,400
冷蔵庫
¥4,320
洗濯機
¥3,240
電子レンジ
¥540
ガスコンロ
¥1,080
ラック3個
¥1,560
じゅうたん
座布団
粗大ごみ一式
¥3,700
市の粗大ごみ回収
引越関連 計
¥265,185
解約費用
解約料金
携帯解約手数料
¥18,000
夫と私2台分
NTT工事料+
2年割解約金
¥6,642
加入のプランによる
解約費用 計
¥24,642
渡航準備
渡航準備
国際運転免許証
¥2,400
変圧器2個
¥10,000
スーツケース
¥8,000
買い足した分
買いだめしたもの
¥40,000
化粧品・食品・下着等
渡航準備 計
¥60,400
新生活関連
新居
Key deposit
$400
¥45,200
半月分家賃
$400
¥45,200
日本とアメリカで二重家賃になっていた分
家財
クイーンベッド
$404
¥45,652
電子レンジ
$120
¥13,560
棚
$120
¥13,560
テーブル
$200
¥22,600
プリンター
$50
¥5,650
生活道具一式
$500
¥56,500
ソファ・オットマン
$600
¥67,800
洗濯機・乾燥機
$700
¥79,100
中古を購入
車
マツダ中古車
$1,800
¥203,400
初期費用(分割払)
新生活関連 計
¥598,222
費 用 合 計
¥1,325,269
ざっと計算すると、私たちの移住コスト合計は1,325,269円でした!
実際には、多少このほかにも雑費がかかっていますが、メインの出費はほぼ押さえられていると思います。「まぁこんなものか」と思われる方もいらっしゃるでしょうし、「結構するなぁ…」と思われる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
でも、ビザの費用などは約1年前から少しずつ払っていくものですし、この金額が一度に必要なわけではありません。しかも、二人分のコストなので、共働きの夫婦の場合、二人で折半すればそこまで非現実的な金額ではないと思います。結婚式などで貯金すっからかんだった私たちでも移住できたので、きっと大丈夫です(笑)!
次の項目では、もう少しそれぞれのコストについて補足説明していきたいと思います。
それぞれのコストをざっくり解説
ビザ関連
私が今回アメリカに移住するにあたり取得したのはCR-1ビザですが、申請費用と渡航検診だけでも最低15万円はかかります。
しかし先ほどもお話したように、ビザを取得するまでの約10か月ほどの間で、少しずつ払っていくものなので、私たちもその時々で夫が払ったり私が払ったりしてやり繰りしていました(ちなみに我が家のお財布は夫婦で別々なのです〜)。
ここで個人差が出る費用としては、ビザの申請書類で必ず必要になる「翻訳」と、渡航検診時に受ける「予防接種」。
翻訳に関しては、今回私たちはすべてプロの業者・くまざさ出版社さんにお願いしました。翻訳業者のなかでは、品質・スピード・お値段ともに満足できる業者さんだったので、ここはお願いして良かったなと個人的には思っています。でも、これは誰が翻訳しても構わないものなので、もしどうしても節約したい方や翻訳に自信のある方は、ご自身で翻訳することも可能。
「予防接種」については、本来、受ける必要があるのは、せいぜいTDとインフルエンザくらいだと思うのですが、私の場合、母子手帳を手元に持っていなかったために、水ぼうそう以外、最終的にすべての予防接種を受けるハメになったのが大きな出費に繋がってしまいました。。
抗体検査(有料)を受けて、抗体がないものだけ予防接種を受けることもできたのですが、結局、抗体検査にかかる費用と手間と時間を総合的に考えた結果、最初からすべての予防接種を受けることに。「渡航予定が11月~2月の人はインフルエンザの予防接種も必須」だったのも、地味に追い打ちをかける追加出費でした。。
「母子手帳がどこかにあるかも…」という方は、まずは必死で探しましょう(笑)そうすることで、ここはかなり費用を削減できる可能性があります。
▼ 私の旧ブログで、予防接種や渡航検診について書いた記事がありますので、興味がある方はよろしければご覧ください。
参考 予防接種 | Everyday's a New day☆
参考 渡航検診(前半) | Everyday's a New day☆
参考 渡航検診(後半) | Everyday's a New day☆
航空券
航空券は金額的に大きいので、最初から格安航空券を探していた私たち。
夫は私よりも先に渡米したので、時期的に少し金額に差が出ていますが、二人とも直行便のなかで最安値だったユナイテッド航空を利用しました。年末だったので、金額が跳ね上がるかな…と心配して、ビザが下りる前にチケットを購入してしまいましたが、12月に入っても、金額はほとんど跳ねなかったです(笑)
航空券に関しては、もちろん同じアメリカといえど、エリアによって値段も全然違ってくるでしょうし、お好みの航空会社や座席によっても違うので、ここは個人によって変わってくるといえます。
引越関連
引越し費用は、ご家族の人数や、選ぶ業者、そしてそもそも「どこまで持っていくか?」によって、最も大きく差が出てくるポイントの1つだと思います。
今回、私たちは引越手段として、「手荷物(スーツケース)」、「SAL便」、「船便(引越業者)」の3つの手段を緊急度に応じて活用しました。
ユナイテッド航空の場合、23kgまでの手荷物は2つまで無料だったので、私も夫も2個ずつのスーツケースに、約2週間分の衣類や日用品をパンパンに詰めて搭乗。そして、食料品や追加の衣類、日用品のストックなどは「SAL便」で発送しました。
「SAL便」は郵便局の国際郵便サービスで、EMSよりは時間がかかるものの(2~3週間)「船便より早くEMSより安い」という、良いトコ取りというよりは若干中途半端なサービスです(苦笑)
そしておそらくポイントになるのが、「船便」の使い方。「業者選び」と「どこまで送るか」によって、だいぶコストも変わってくると思います。
船便には、大きく分けて郵便局の船便サービスと、民間業者の海外引越サービスの2種類があるかと思います。郵便局は「重さ」で値段が決まりますが、業者の多くは「容積」で値段が決まるしくみ。
おそらく、送る荷物の個数が少ない(約15箱以内)の場合は郵便局の船便サービスの方が安く、それ以上の場合は民間業者を使ったほうが割安になるのではないかというのが私の印象です。
というのも、実は私は当初、海外引越業者に「30箱」で見積もりを取っていたのですが、実際詰めてみると「18箱」で済んだので、値段も安くなるかなと期待していたのですが、業者の場合、最低基本料金というのがあり、15万円より安くはなりませんでした(^^;;
それでも十分に格安だったので満足していますが、もし荷物が少なくなるかも?と思う場合は、「最低料金」も事前に確認しておくと良いかもしれません。
ちなみに私が利用したのは、エース物流サービスという民間の海外引越業者。結論から言うと、とても満足のいくオススメの業者さんでした。
当時複数の引越業者に相見積を取ったところ、段ボール中サイズ30個分(3CBM)で、多くの業者は20万~40万円の見積もりを出してきましたが、エース物流サービスさんは15万円ポッキリという破格の値段!最初こそ「安かろう悪かろうだったらどうしよう…」と心配しましたが、無事届いた今、その心配は全くの杞憂でした。しかもこの業者さん、東京近郊に限りますが、格安で廃品処分もしてくれるので、かなり助かりました。
その他、ネットオークションで売ったり、友人にあげたりも。リサイクルショップなどで現金化するのも一案かもしれませんね♪
ただ、これは「そもそも論」になってしまいますが、船便というのは、2か月後くらいに届くので、正直、「2か月経って今更必要なものってそんなになかったな…」というのが今の感想です(^^;;
渡米して2か月もすれば、生活に本当に必要なものは、やはり現地で調達したくなります。そうなると、果たして、船便にそこまで躍起になって詰めまくる必要があったかな?というの怪しいところ。。
あくまで結果論ですが、いま思えば、もっともっと日本で断捨離して、最小限の荷物だけを郵便局の船便で送れば、もっと節約できたのかもしれません。
▼海外引越業者(船便)の詳しい流れや感想はこちらの記事をどうぞ☆
https://daysintheusa.com/movers_overseas/
解約費用
あまり金額的には大きくありませんが、今回、解約した公共料金や携帯電話、保険などのうち、携帯とNTTだけは解約費用がかかったので、参考として金額掲載しています。
ただ、保険などは逆に払い戻しで一部お金が戻ってきたものもありますし、ガスも最初に預けたデポジットが一部戻ってきたので、相殺すればそれほど憂慮するほどの金額ではありませんでした。
渡航準備
これも、個人によって大きく出費が変わってくるところかと思います。
いつも旅行は友達がびっくりするくらい荷物が少ない私ですが、移住となるとハナシは別。次にいつ日本に帰って来られるかわからないし、少なくとも半年分くらいの化粧品、出汁などの食品、下着、生理用品などを買いだめした結果、結構な額になりましたw
購入金額もさることながら、それだけのものを送る「発送コスト」もかかってくるので、一概に「買いだめ」すれば良いというものでもないと思います。実際には、アメリカで調達できるものも多いですし、仮に無いからといって死んでしまうわけでもありませんしね…。思い切って「何も買いだめしない」という選択も十分可能だと思います。
ただ、個人的にはアメリカの生活に慣れるまでの間は、「自分が心地良いモノをそばに置いておく」ということ自体に意味があると思っています。環境がガラリと変わる移住ですから、最初のうちは思った以上に知らないところでストレスを感じやすいもの。お気に入りを見つけるのにも時間がかかるかもしれません。特に「肌に身につけるもの」はある程度、日本から持って行くと安心です☆
▼「日本から持ってきて良かったもの」について、詳しくはこちらの記事をどうぞ♪
https://daysintheusa.com/10japanese_must_items/
新生活関連
そして引越や渡航準備もさることながら、新生活をスタートするうえでも、お金は結構必要になってきます。
具体的には、まず「住む家」を探さなくてはいけません。我が家は、夫が先に渡米して、しばらくは義妹の家に居候していたので良かったのですが、私の渡米する半月前に、二人で住むアパートを契約しました。
こういうケースの場合、家賃が日本とアメリカで一時的に二重発生したり、デポジット(敷金)も一時的に立て替えなければならなかったりする(日本の敷金返戻がアメリカの敷金支払に間に合わない)こともあるので、多少余裕をもった予算組みをしておいたほうが安心です。
また、国をまたいだ引越となると、そうそう大型家具を持っていくわけにもいかないので、ある程度、現地で買い直す必要が出てきます。
ただ、アメリカの場合は、アパートに最初から冷蔵庫や食器洗い機などが備え付けられていたり、敷地内にコインランドリーが完備してあったりするので、大型家電は意外となくても生活をスタートできるのがありがたいところ。実際、私たちも、洗濯機と乾燥機を買うまでは、コインランドリーで2か月くらい凌いでおりました…。
家具や家電も、探せば安いお店やリサイクルショップがあったりするので、BEST...