こんにちは、Apricotです。
少し時間が経ってしまいましたが、7月4日は「Independence Day(アメリカ独立記念日)」でした!アメリカでは、この日のことをそのまま「4th of July」とか「July 4th」と呼んだりもします。
アメリカに移住してから半年ですが、迎える祝日一つひとつが初めての経験なので、毎回、祝日の背景や人々の祝い方を知るのが新鮮♪ 今回も、「インディペンデンスデー」とはもちろん聞いたことあったけれど、実際に現地で体験してみることで、またひとつアメリカが身近になりました☆
今日は、そんな私が体験した「アメリカ独立記念日」について。「どんな日?」「何するの?」etc…を、今回は写真やインスタグラムを交えながらお届けします☆
「アメリカ独立記念日」は「建国記念日」ではない…?!
まずは「アメリカ独立記念日」のおさらい。「独立記念日」というくらいなので、「当然、アメリカが独立した日でしょ」と思っていた私ですが、改めて調べてみると…
あれ…?意外な事実が発覚…!?
Independence Day, also referred to as the Fourth of July or July Fourth, is a federal holiday in the United States commemorating the adoption of the Declaration of Independence on July 4, 1776. The Continental Congress declared that the thirteen American colonies regarded themselves as a new nation, the United States of America, and were no longer part of the British Empire.
インディペンデンスデーは、Fourth of July または July Fourthとも呼ばれ、1776年7月4日に独立宣言が採択されたことを記念する国民の祝日。(植民地を代表する)大陸会議は、13の植民地自らを、もはや大英帝国の一部ではなく、アメリカ合衆国という新たな国家であると宣言した。
-出典:Wikipedia
確かに「アメリカが独立を宣言した日」には違いないのですが、意外だったのは、「独立宣言=国家が誕生した日」ではない、ということ。
実は植民地による大英帝国への反乱が始まったのは前年1775年のこと。しかし、1776年7月4日に「独立を宣言」こそしたものの、最終的に戦いで勝利を収めたのは、5年後の1781年。
さらに、国家として憲法が制定され、ジョージ・ワシントンが初代大統領に就任したのは、1789年…なんと「独立宣言」から13年も後のことだったんです。
つまり、「独立宣言」はあくまで「宣言」であって、アメリカが「国家として誕生した日」とは、かなりのタイムラグがあったんですね…!逆に言えば、独立を宣言してからも、多くの時間と犠牲を費やした末の「アメリカ誕生」だったわけです。
「独立記念日はアメリカの誕生日」と表現されますが、実際には複雑な経緯を経て誕生したんだな〜と意外に感じた私でした。
アメリカンフラッグ万歳!数日前から街は星条旗でいっぱいに☆
では、アメリカ人は実際、「独立記念日」をどう祝うのでしょうか?
日本にも似たような祝日に「建国記念日」がありますが、アメリカの場合は(祝日全般に言えることですが)ノリが全然違います!とにかく、アメリカ人は「アメリカンフラッグ(星条旗)」が大好き!!愛国心200%!!笑
普段からアメリカ人は星条旗が大好きで、街の建物や学校だけでなく、一般の民家でも星条旗を掲げているのをよく見かけます。
でも、独立記念日が近づくと、さらにあちこちでフラッグや、赤・白・青のデコレーションが☆
さらに、今回、私が最もワクワクしたのは、アメリカ人の「星条旗ファッション」!!笑
私が働いている飲食店にも、独立記念日の数日前から、星条旗にちなんだカラーやモチーフの洋服を着ているお客さんが次々と来店。見ているだけでテンションが上がりました♡
▲仕事中にお客さんを撮るわけにもいかなかったのでインスタグラムを引用(※)しますが、実際、ホントにこんなカワイイ子供たちがいっぱい♡
(※調べたところ、インスタグラムの「埋め込み」は著作権・肖像権の侵害には当たらないようなので、常識の範囲で使わせて頂いています)
星条旗ファッションといっても、大げさなものではなく、赤・青・白をどこかに取り入れるだけなので、意外と誰でもチャレンジしやすいです。
▲こんなふうに、みんなで集まれば星条旗カラーの完成♪(笑)
いつも「アメリカンフラッグ可愛い〜!」とは思いつつも、いざファッションに取り入れるとなると、「いや、やり過ぎだよね…」と躊躇していた私。。
でも、これだけ老若男女を問わず、皆が星条旗カラーに身を包んでいるのを見ると、「あー私も小物のひとつくらい買っておけば良かった〜!」と軽く後悔しました(^^;;
ちなみに、独立記念日の直前〜当日は、人々の間では挨拶がてら「Happy 4th (of July)!!」という言葉が飛び交います。
こうして見ると、デコレーションやファッション、あいさつ…と、アメリカ人がいかに独立記念日を盛り上げようとしているかがわかりますよね!
独立記念日の風物詩といえば…花火!
そして、独立記念日の当日はというと…全米のあちこちで「花火」が上がるのが定番!
私たちは、シャーロットの人気花火スポットのひとつ、「Carowinds(キャロウィンズ)」という遊園地へ行ってきました☆
▲正確には…遊園地の中ではなく、ゲートの外で待機。←入場料をケチったw
いまアメリカはサマータイムなこともあって夕暮れが遅いので、花火が始まるのは夜の9時過ぎから。
しばし暗くなるまで待機…。写真に写っているのは、Carowinds名物のジェットコースターです!
続々と人が集まってきて、花火が見えそうな駐車場はどこも満杯に。
その間の人々の様子はというと、大多数は大人しく待っているのですが、なかには(違法なのに)ロケット花火を打ち上げる人たちや、ここぞとばかりに手持ち花火大会を繰り広げる家族、さらにはアメリカ国歌を歌い始める人などなど。少数ではありますが、「ここはアメリカなんだな~」と思わせる光景を目の当たりにしました(^^;;
そして始まった「Fireworks Show」!アメリカで花火を見るのは初めてなので、実は「アメリカの花火ってどんな感じだろう?」と、ひそかに楽しみにしていた私。
打ちあがった花火はこんな感じ★ …えぇ、アメリカだからといって特に豪快でも、逆にショボいわけでもなく、基本的に日本と同じでした(笑)
時期的にも、日本の花火大会みたい♡ 背景が遊園地なのが不思議ですけどね(^_−)−☆
実は花火と被ってよく見えませんが、ジェットコースターの頂点には「お決まりの星条旗」が。この星条旗と花火のコンビネーションもまた、アメリカらしいところです。
細かいことを言えば、花火の種類や打ち上げる絶妙なタイミングは日本のほうが上だったかもしれませんが、それでも十分楽しめた花火大会でした^ ^
(このあと、駐車場から出るのに渋滞で1時間以上もかかり、帰宅した頃にはグッタリな私たちでした…苦笑)
夏のバケーションシーズンも到来♡家族でBBQも定番!
それから、独立記念日前後は連休になる会社も多いので、この時期に家族と集まったり、バケーションに出かけたりすることも多いようです。特に夏真っ盛りということもあって、皆でバーベキューが定番だとか★
▼アメリカ南部では一家に一台はあるといわれている(?)バーベキューグリル♡
▼手作りアイスやケーキを作ってお祝いするおうちも♡
また、この連休の時期にガッツリ、バケーションを取る人も多く、意外に独立記念日当日の街は閑散としていました。なかにはこの日にセールをする商業店舗もありますが、だいたいは短縮営業かクローズなことが多いです。
私のバイト先でも、この時期にビーチやクルーズに出かけるスタッフや、最近見ないな~と思っていたら「ヨーロッパに旅行してたんだよ」なんてお客さんも。羨ましい~!!我が家は、夫婦ともに仕事なので、バケーションはしばらくお預け。。
でも、その代わり、テキサスに住む夫の母親たちが先日会いに来てくれました♪ バーベキューとはいかなかったのですが…、人気の鉄板焼きのお店「NAKATO」でディナー☆
メキシコ人ばかりが働いていると聞いて、全然期待していなかったのですが、鉄板さばきもお味も大満足でした!!
皆でボーリングしたりもして、短い時間でしたが、久々にファミリータイムを満喫した私たち♡
こうして、人々の雰囲気や花火、家族との時間など、いろいろな発見や楽しみがあった、アメリカ1年目の独立記念日でした☆
というわけで、いかがでしたでしょうか?
今まで、イースターやメモリアルデーなどいくつかの祝日をご紹介してきましたが、皆さまも、だんだん「アメリカ人独特な祝い方」や「日本との違い」にお気づきかもしれませんね。
独立記念日は、アメリカの祝日のなかでも、特に開放的で、どちらかというと皆が楽しむ「イベント的要素」が多いように感じました。ほかの地域だと、もしかしたらパレードやライブなど、もっといろんなイベントがあるかもしれませんね♪
アメリカは今が夏の真っ盛り!アメリカ在住の皆様も、日本の皆様も、どうか素敵な夏をお過ごしください♡
それでは今日はこの辺で、最後までお付き合いいただきありがとうございました!