こんにちは、Apricotです。
アメリカに移住してきてから、もうすぐ半年。生活にも慣れてきて、比較的順調に経過しているとは思いますが、こんな私でも「言葉」のストレスが全く無いわけではありません。
以前、3か月経ったときの振り返りで書いたように、たとえ夫がアメリカ人でも、TOEICスコアが良くても、多少の留学経験があっても、未だに現地人が話す言葉が100%完璧にわかるなんてことはありません。
むしろ、現地の人たち同士の会話についていけずに疎外感を感じたり、うまく聞き取りや説明ができずにもどかしさを感じたりするなんてことは日常茶飯事。そんな事が度重なって、思わず辛くて涙が出てきてしまうことだって、つい最近でもありました。
でも、私でさえこうなのですから、きっと海外生活をしている日本人のなかには、「言葉」のストレスに悩んでいる人も少なくないのではないでしょうか。
- 思うように意思疎通ができないことに日々ストレスを感じる
- なかなか現地の人たちに馴染めない
- 言葉が拙いゆえに差別的な扱いをされているように感じる
- 勉強しているのに成果が出ない
などなど、皆さん悩みも立場も様々だとは思いますが、今日は私自身の体験から、「言葉」のストレスに向き合い、気持ちや状況を改善する7つの方法をご紹介したいと思います!
その1. 外国語はできなくて当たり前!劣等感を捨てて「開き直る」ことが第一歩
いきなり「開き直り」かい!…と思った方もいらっしゃるかと思いますが(笑)、これは何を隠そう、私がアメリカに移住してきてから一番効果を感じている方法です^ ^
まずは「劣等感」とオサラバしよう!
英語圏に限らず、海外生活をしていると、少なからず現地の言葉を話せないことに「劣等感」を感じている人も多いのではないでしょうか。
「言葉ができないのが恥ずかしい」「会話が成り立たなくて気まずい思いをするのが嫌」「この人英語もできないのかと白い目で見られるのが怖い」…きっとストレスを感じている多くの方は、もしかしたら、こういった「劣等感」を必要以上に抱きすぎなのかもしれません。
特に英語の場合は世界共通語としての認識があるだけに、なおさら「英語ができないのは恥ずかしいこと」と思っている方もいらっしゃるかもしれませんね。
でも、考えてもみてください。海外生活を始めて、まだせいぜい数か月か数年程度ですよね?
母国語ではないんですから、話せなくて当然です!!
現地の人たちは子どもの頃からその言語に触れてきたわけですし、流暢に話せる日本人だって、長い年月をかけて少しずつ習得してきたのです。
ここでは「言葉ができなくても努力は要らない」という開き直りを推奨しているわけではありません。私たちのような後発組にとって、もちろん努力は必要です。けれども、もしあなたが海外生活を始めてまだせいぜい数年目だとしたら、現地人や海外長期在住者と比較して「劣等感」を持つなんて、全くのナンセンスだということ!
だって、あなたの母国語は「日本語」であって、その土地の言語で育ったわけではないのですから。現地の人たちと比べて話せないのは当然だし、恥ずかしいことでも何でもありません。卑屈になる必要なんて全くないんです。
目の前でペラペラ話している現地人だって、あなたの立場になったら全く同じか、それ以下ですよきっと!笑
あなたには「日本語」を流暢に話せる立派なスキルがあるのですから、まずはそこに誇りを持つこと。劣等感を捨てて、「私の母国語は日本語なので、外国語はヘタですけど何か?」くらいの気概を持ちましょう!
「SPEAK UP」することで会話がラクになる
そしてポイントは、堂々と「英語は母国語じゃないんで勉強中なんです!」と相手に伝えてみることです。これがミソ☆
これは簡単なようで、初めは難しいかもしれません。
実際、私もアルバイトを始めた初日に、トレーナーの言っている事が余りに分からなすぎて、顔面蒼白になった事がありました(苦笑)でもその場では、緊張のあまり、とてもじゃないけど何も言えず、分かっているフリをしてやり過ごした私。。
だけど、当然こんなんじゃヤバイと思い、夫や義妹に相談したところ、「You should speak up!(ちゃんと言ったほうが良いよ)」とアドバイスされました。
そこで翌日勇気を出して、「実はまだ英語が不慣れで、昨日あなたが教えてくれたこと全く分からなかったの」と伝えたんです。そしたら、トレーナーはびっくりしていましたが、「そうだったんだね、じゃあもう少しゆっくり話すよ。言ってくれてありがとう!」と。
それ以来、私はちょっと会話がぎこちなくなってしまったら「まだ英語勉強中で不便かけてゴメン!」と正直に言うようにしています。これがすごく効果があるんですよ☆
例えば、レジでもレストランでも何でも良いのですが、何度聞き直しても理解できなかったり、説明しても伝わらなかったりして、どうにも気まずい場合。思い切って、こんなフレーズを言ってみましょう。
-Sorry but I’m still learning English. Could you speak a little more slowly?
申し訳ないのですが、まだ英語を勉強中なんです。もう少しゆっくり話して頂けますか?-Actually English is my second language and I don’t understand well. Can you explain it again?
実は英語は第二言語なので、あまりよく理解できなくて。もう一度説明してもらえますか?-I just moved to America and I’m not used to English yet. Can you slow down a little bit, please?
アメリカに引っ越してきたばかりで、まだ英語に慣れていないんです。少し(話す)速度を落としていただけますか?-Sorry for the confusion. English is not my mother tongue, but thank you for your patience!
混乱させてごめんなさい。英語は母国語でないもので。でも(不便をかけたにも関わらず)お付き合いいただきありがとう!
きっと、私たちの言葉が拙いのは、見た目からも喋り方からもある程度は見当がついているでしょう。でも、相手も対応に戸惑って気まずい思いをしているのかもしれませんし、ともすると、「この人怒ってるのかな」とか「この人何を言いたいのかよくわからないわ」と、訝しげに捉えられているのかもしれません。
そんなとき、敢えてこうやって言い切ってしまうことで、相手も「あぁ、母国語じゃないならしょうがないよね、ちゃんと説明してあげよう」とか、「言葉がわからなかっただけなのね!いいの、気にしないで!」と一気に歩み寄ってくれるようになります。
ポイントは、なるべく堂々と言うこと。できれば、「I can’t speak English.」と自信なさげに言うよりも、「English is my second language.」 と堂々と言ってしまうことです。謝る代わりに「Thank you for your patience!」など前向きな言葉を沿えるのも英語では印象良く聞こえますよ!
これが言えるようになると、英語の気まずいシーンも乗り切れるようになるので、失敗を恐れずに英語にチャレンジできるようになります。これが英語上達の近道に。
私も、最初は「わからなかったらどうしよう」と、ビビって一切出られなかった電話も、今では恐がらずに出られるようになりました☆
アメリカはもともと多人種で移民も多い国。多様性を尊重することに対しては、日本人以上に理解があります。ただ曖昧な態度が困惑を生んでいるだけ。
恥ずかしがらずにあなたの立場さえちゃんと伝えれば、思っている以上に人は親切に接してきてくれるので、会話のストレスが減りますよ!
その2. 言葉は「完璧さ」よりも「伝える」ことが大事
日常会話でも、単語や表現の仕方が分からなかったり、発音がうまくできなくて、伝えたいことがうまく伝わらないことってありますよね。
もしそこに強いストレスを感じている方は、もしかしたら「完璧な英語じゃないといけない」と思い込み過ぎてしまっているのかもしれません。
もちろん、完璧に越したことはありませんが、完璧な英語を期待しているのは意外に日本人自身であって、周りはさほど期待していません。大切なのは「伝える力」です。
自分の言ったことが伝わらなかったら、別の表現や単語に変えて言ってみる。
文法なんて、多少間違ってたって、よほどレベルの高い仕事をしていない限り、気にする必要なんてないんです!実際、インド人もメキシコ人もヨーロッパの人たちも、文法は間違いまくっているけどとにかく喋り、それで伝わっています(笑)最悪、単語の羅列だって良いんです。
もっと自信がなければ、身振り手振りで説明したり、紙に書いたりしても良いですね。
私も仕事で「ちりとり」を探していて、でもそんな単純な単語すら知らなくて、一生懸命「ホウキ(Broom)のパートナー知らない?」とか、身振り手振りで説明しまくったこともありました(^^;;
言いたい事が伝わらないことへの「ストレス」を減らすには、語彙よりも文法よりもまず「伝える力」を養うことです。そこには、恥ずかしがる必要も、完璧である必要もありません。1つの方法がダメだったら、違う方法で試してみる。とにかく「あの手この手」で伝えることができるようになったら、それも立派な「英語力」です。
私の経験上、全くの初心者でも、簡単な日常会話集やフレーズ集で練習するだけで、ある程度「伝える力」はついてきます。もし、そこまでの力がまだ不十分だな、と感じる方は、以下のような本でぜひ繰り返し練習してみてくださいね!(私が実際超ビギナーのときに使っていたシリーズです☆)
その3. 「言葉」のハンデは他で補えばいい
これは、私が仕事で特に意識していることです。
「英語を話せないのは恥ずかしいことじゃない」とはいえ、言葉が完璧でないということは、仕事においてはハンデ。最悪、クビにする理由にだってなり得ますよね。
そこで、私が常々意識しているのは、「言葉のハンデは他で補う」ということ。例えば、笑顔で挨拶するとか、時間を守るというシンプルなことはもちろん、人手が必要なときは積極的に協力するとか、日本風の丁寧な接客を心がけるとか、自分のできる事は何だろう?と考え、それを実践するようにしています。自分のハンデ以上のメリットを提供できれば、そこに「価値」を認めてもらえるのではないかな、と思うからです。
これは仕事に限ったことではなく、日常生活にも応用できることだと思っています。買い物するときのお会計で「How are you?」と元気よく挨拶してみるとか、レストランで料理を運んでもらったら気持ちよく「Thank you!」と言ってみる、なんていうちょっとした事でも、あなたの印象は全く違ってきます。
人は、「言葉」そのものだけでその人の全てを判断しているわけではありません。たとえ言葉が拙くても、プラスの印象を残す方法はたくさんあって、それこそが、言葉のハンデがあるときに必要なものだと思うのです。
言葉に不安があると、どうしても笑顔が曇ったり、声が小さくなってしまいますよね。「言葉ができないから…」と、ネガティブ思考に陥ってしまい、それが知らず知らずのうちに態度に出てしまうこともあるかもしれません。
でも、日本人はもともとサービスレベルの高さや、几帳面さ、丁寧さなど、良いところをたくさん持っているんです。あなたが見落としている、外国人にはない「自分の良さ」は意外とたくさんあるはずです☆
「言葉のストレス」を感じるときは、言葉だけに固執せず、「言葉以外のところで勝負しよう」くらいに考えておくと、気持ちも流れも上向いてきますよ☆
その4. 「できないこと」にフォーカスしない。成果は振り返ったときに見えるもの
留学中の方に限らず、英語の上達を目指して、学校に通ったり自主的に勉強している方もたくさんいらっしゃると思います。
そんな努力家の皆さんが感じるストレスといえば、「こんなに勉強してるのに、なんで成果が出ないんだろう」という事ではないでしょうか。特に、目標をもっている人こそ、成果が気になるものですよね。
私も、カナダ留学中は特に、そのストレスを抱えていました。一生懸命勉強して、ある日現地の人に「英語上手だね」と褒められて「あぁ、ちょっと上達してきたかも♪」と喜んだのもつかの間、次の日には、簡単な会話でさえ聞き取れなくて落ち込む…そんな、一喜一憂する毎日。
語学学習者にとって、一喜一憂することはごく自然のことですし、成果にこだわることは良いことでもあります。けれども、あまりに日々一喜一憂ばかりしていると精神的に疲れてきて長続きしませんよね。当時の私も、いつの間にやらすっかり病んでおりました…(苦笑)
もし、同じケースで悩んでいる方がいらっしゃれば、もしかしたら私同様、「できない事ばかりにフォーカスしすぎ」ていたり、「短期的なスパンで成果を求めすぎ」ていたりが原因かもしれません。
ビギナーにとって、勉強したのに「聞き取れなかった」「伝わらなかった」「単語を忘れてしまった」…などなど、そんな「できない事」を挙げたらキリがありません。でも、それにばかり気を取られていては落ち込むことも多くなりますし、「成果」が見えないのも当然です。
大事なのは、「できた事」にフォーカスすること!
例えば、「今日も元気に英語で挨拶できたからオッケー!」「参考書の勉強はできなかったけど、代わりにラジオ聞いたから良しとしよう」「今日は昨日より単語を1個覚えたから上出来!」…それくらい小さな事でも良いのです。
「昨日よりも1つできたこと」にフォーカスすることで、モチベーションを維持しやすくなり、「成果」も見えやすくなってきます。
また、「成果は振り返ったときに見えるもの」だということも、知っておくとストレス軽減につながるはずです。
語学というのは、本当に「3歩進んで2歩下がる」ようなもので、ときには「2歩進んで3歩下がって」るんじゃないかと思うことさえありますよね(笑)
つまり、1日単位で見たら、単に足踏みしているようなもの。「成果」はなかなか見えてきません。けれども、これが3か月…半年…1年…3年と経つことで、足踏みしつつも進んできた歩みが、振り返ったら「道」になっているのが見えるときが必ずやって来ます。
日々成果を感じられなくてヤキモキしている方は、少し肩の力を抜いて、進捗チェックは「3か月後」「半年後」「1年後」と少しスパンを広げてみると良いかもしれません☆
いつも「少し先の成果」を楽しみにしながら、日々やるべき事だけやって、ゆったり構えるくらいがちょうど良いですよ♪
その5. 溜まったストレスは発散!気持ちを共有できる話し相手は宝
いくら上でご紹介したような工夫を実践してみても、気の持ちようを変えてみても、それでも溜まってしまうのがストレスというもの。
人間、アタマでは理解できても気持ちは正直。意図せず気持ちが沈んでしまったり、ストレスを感じてしまったりすることは誰しもありますよね。そんな溜まってしまったモヤモヤは、なるべく上手に発散させたいもの。
ストレス発散には、趣味や運動など自分の好きなことで気分転換するのも効果的ですが、何より、「思いを共有できる相手」がいると気持ちがラクになると思います。
私の場合は、結婚してからはもっぱら夫がその相手…w アメリカ人の夫も、海外滞在中に私と同じような不便さや憤り、言葉習得の難しさを体感してきたので、私が愚痴をこぼしても、「それ、まさにボクが日本にいたとき感じてたことだよ!」と気持ちを理解してくれるのがありがたいです。
もちろん、日本にいる家族や友達と話すのも効果的だと思います☆
ときどき、「日本人と話してるから言葉が上達しないんだよ」と厳しくおっしゃる方もいらっしゃいますが、私は「妥協」して日本語を話すのと、「気分転換」として日本語を話すのは全く違うと思っています。
やっぱり、日本語で思う存分話すことは、「意思疎通ができないストレス」や「疎外感」を軽減するのには効果的で、それによって人は「またがんばろう」と思えたりもするもの☆
私はアメリカに移住してから、つい最近まで日本人と出会う機会が本当になかったのですが、先日、仕事の同僚が「となりのスーパーに日本人スタッフが働いてるよ」と教えてくれて、顔つなぎまでしてくれたんです。
その方はもう在米歴30年超の大先輩だったのですが、とても気さくな方で、貴重な刺身用マグロの特売日とか教えてくれるんですよ(笑)出会いってどこにあるかわからないものですよね。そんなちょっとした繋がりでも、やはり「同じバックグラウンドを持つ日本人」の存在はめちゃめちゃ心強いです。
また、すぐに知り合いが作れなくても、同じ境遇の方々の「ブログ」を探して読んでみるのもオススメです。
私はアメリカに移住して以来、アメリカ各地に住む方々のブログを探してはブックマークして読むのが日課に。もはや私にとって無くてはならない存在になりつつあります。
全く同じ地域でなくても、全く面識がなくても、同じような境遇の方たちの日々の様子を知るだけで、どれだけ救われてきたことか☆
もちろん、純粋に楽しくてついつい覗いてしまうのですが、「あーわかるー!」って共感することもたくさんあるし、「大変なのは自分だけじゃないんだな」とか「こんなにがんばってる人がいるんだから、自分もがんばろう」と元気をもらえることも多いです。
語学勉強中の方は、同じ勉強中の方のブログを探すのも良いですし、そういったコミュニティを探してみるのも良いかもしれませんね♪
その6. 「名前のわかる」ローカルの知り合いを作ろう
海外生活をスタートしてから、「ローカルの友達ができたらきっと楽しくなるし、言葉の上達も早いのに!」…そう思う方も少なくないはず。
でも、仕事や趣味でもしていない限り、ローカルな人と知り合い機会は少ないかもしれませんし、知り合ってもなかなか友達まで発展しないかもしれません。
そんなときは、いきなり「友達」を作ろうとせずに、まずは「知り合い」から作ってみましょう☆
例えば、毎日通うスーパーのレジ係の人でもいいし、行きつけのカフェの店員さんでもいいんです。
ポイントは、「名前を覚える」こと!
知っている店員さんがちょっと雰囲気の良い人だったり、あなたに親切にしてくれたりしたら、「What’s your name?」と聞いて、「Thank you Michelle!」などと気軽に名前を呼んでみましょう。
人は名前を覚えられると嬉しくて、名前を呼んでくれた相手の印象が強く残ります。逆に「あなたの名前は?」と聞いてきてくれたり、次回からあなたのことを気にかけてくれるようになったり。そこから会話が生まれることも☆
日本人の感覚だと、「顔見知りとはいえ、名前をいきなり聞くなんて…」と思われるかもしれませんが、海外なら大丈夫!特にアメリカの場合は、テイクアウトの際にはスターバックスでも何処でも名前を聞かれます。それはオペレーション上、そういうシステムになっているからですが、そうでなくても名前を呼び合うのはアメリカでは普通のこと。
私も、カウンターで注文を取っていると、お客さんから名前を呼んでもらえることもありますし、逆に常連さんの名前を覚えてあげると、急に心を開いてくれるお客さんもいます。
人は不思議なもので、「名前」によってお互いを「認識」できるようになるんですよね。全くの「顔見知り、または知らない人」から「ちょっとした知り合い」に昇格するわけです。もちろん、名前を知ってるだけで、それ以上の関係にならないことのほうが多いでしょう。
それでも、自分の存在が「認識」されるようになると、人は「孤独感」が和らぎ、現地に馴染めたような感覚になれるから不思議です。
「知り合いがいなくて孤独がストレスになっている」という方は、まずは隣の家の人でもいいので、「名前」を呼び合う関係から始めてみてはいかがでしょうか☆
その7. 言葉はとにかく長期戦!休んでも「人と話すこと」は諦めないで!
さて、いろいろとご紹介してきましたが、「言葉のストレス」が溜まってしまったときには、勉強や日々のチャレンジを思い切っていったんお休みしてみるのも一つです。
特に長期の海外生活の場合は、「言葉」の習得はとにかく長期戦。あまりに追い込みすぎて、その「言葉」が嫌いになってしまったり、「言葉」のせいで現地の生活すべてが嫌いになってしまってはもったいなさすぎます。
ときには、勉強をしばらく中断してみたり、日本に一度帰国して気分転換を図ったりすることも、長い目で見ればプラスに働くと思います。
でも、ひとつ覚えておいていただきたいのは、「人と話すこと」を諦めないでほしいということ。
どんなに恥をかいたり、嫌な思いをしたり、歯がゆい思いをしたりしたとしても、「現地の人と話す」ことを諦めてしまうと、言葉は絶対に進歩せず、ずっと同じ状況が続くことになるからです。
もし、1年や2年のみの滞在で、現地の言葉の習得がさほど必要でも目的でもない場合は、特に現地の人と接しなくても問題はないと思います。
けれども、もし最終的に現地の言葉を習得したい、あるいは生活をラクにしたい、現地に順応したいと考えるなら、やはり人と話して、失敗して、そこから学んでいくしかありません。
本や教材、学校、映画、ポッドキャストなど語学の材料はいくらでもあって、そのどれもが上達の一端を担うでしょう。でも、私自身の経験では、最終的には「実践」つまり日常生活のなかで「人と話す経験」を積まないことには自分のものにはなっていきません。
今まで怖くて現地の人と話せなかった方は、ぜひ挨拶から始めてみてください。ストレスとうまく付き合いながら、でもどうしてもストレスが溜まってきてしまったときには休んで良いのです。そして、気持ちが復活したらまたチャレンジしてみる。それを気長に繰り返していけば、少しずつ言葉は上達していくはずです☆
「言葉」がうまくいかないことが続いても、決して「私は海外に向いてない」とか「センスや努力が足りないからだ」と早々に結論付けないこと!言葉はとにかく時間がかかるのです。
言葉は、「海外に長くいれば自然にできるようになる」わけではありません。今お伝えしたように「どれだけ現地の人と話したか」、どれだけチャレンジしたかによって上達具合は変わってきます。でも、かといってどんなに必死で勉強したとしても、(よくある教材のまわし文句のように)ものの「数か月」でペラペラになるなんてことはあり得ません。
とにかく、気長に、追い込みすぎず、ときには休みながら、でも「人と話す」チャレンジは続けていきたいと私自身も思っています☆
というわけで、いかがでしたでしょうか?
今回は、自分自身の体験から得たノウハウをシェアさせていただきましたが、私自身もまだ道半ばなので、半分は自分に改めて言い聞かせるつもりで書いておりました。
人によっては、「それは違うな」と思われる箇所もあったかもしれませんが、今悩んでいる皆さんにとって、どれか1つでも参考になるものがあれば嬉しいなと思います☆
語学を勉強中の皆さん、海外生活に奮闘されている皆さん、ぜひ一緒にがんばりましょう!
それでは、今日はこの辺で。長文にお付き合いいただきありがとうございました♡
はじめまして毎日楽しみにしています
私は2年目でやっと慣れてきましたが
得意だった英語は毎回聞き返されて
聞き返されたら、焦り通じないと余計に
下手になり、落ち込むばかり
2年目でもこの調子
開き直って頑張ります。
Vamikaさん、初めまして!私のブログを楽しみにしてくださって、とても嬉しいです。ありがとうございます(*^^*)
移住して時間が経つにつれ、快適になっていく感覚もある一方で、ストレスが溜まっていく感覚もあって、正直、自分のなかでこの2つの感覚のせめぎ合いになっています。いわばどっちが勝るか?という葛藤ですよね。
なので、2年経ったからといってラクな事ばかりではなく、むしろ落ち込む事も多いというお気持ち、私も自分の事としてすごく想像できます。
私もよく聞き返されますよ!こないだなんて、お会計でお客さんに金額を伝えるときに、「Eleven」が通じなくて唖然としました(´⊙ω⊙`;;)
「eleven」に発音もへったくれもないと思うじゃないですか、なのに
「I don’t know what you are saying.」とか言われて笑
あまりにベーシックすぎて通じないのが恥ずかしいやら、これ以上何と表現し直せば良いのやらで焦りました。
私なんてこんなレベルですから、vamikaさん心配することはないですよ〜(>_<) お互い、気長にがんばりましょう!!
apricot さん こんにちは。
ブルワリーの記事などでコメントさせていただいたRaleigh在住のhoukiです。
私も日本では外資系企業に勤めていたので、そこそこヒアリングもできるだろうと思って渡米したものの、先日はネットショッピングした商品の返品が電話対応しか受け付けておらず、電話での担当者の会話が全然聞き取れない&私も全然ちゃんと話せない、ことがあってものすごくヘコんでいたところでした(私が聞き取れないのに担当の方は何度もsorryって言って言い直してくれてほんとに優しかったです。)。
なので、今回の記事はとってもタイムリーで勇気づけられました!
主人や主人の友人の日本人達は、アメリカ在住歴も長く、なおかつアメリカで一旗あげるぞ!というガッツで渡米してきた経歴の方ばかりで、彼らの堂々とした立ちふるまいと、シャイな自分を比べてしまって落ち込むことも…。
比べずに、自分のペースでいけばいいんですよね(^^)
素敵な記事をありがとうございました!
houkiさん、こんにちは!いつもコメント残してくださりありがとうございます(*^^*)
そして、共感していただけて、私も心強くなりました!こちらこそありがとうございます♪
私も、同じくAmazonのカスタマーサービスと電話で話さないといけない事があって、案の定全く聞き取れず…(汗)「English is not my mother tongue!!」と釈明して、なんとか分かるように説明してもらったことがありました。
電話って、また日常会話とはまたちょっと違ったハードルがありますよね〜。。
そして、ついさっきも、夫と一緒に観た映画がよく分からなくて凹んで帰ってきたところでした(^^;;
もう、こんな事は本当に日常茶飯事です!!houkiさんだけじゃないですよ〜!私がついております!(笑)
のんびり、気長に一緒にがんばりましょうね(>_<)♡
はじめまして。
ブログ読ませていただいて、とても励みになりました!
私は日本在住ですが、ゲストハウスで働いていて接客は英語でしています。ですが聞き取れない、伝わらない、が本当によくあります。いつも落ち込みます。
ちょうど今日、うちのゲストハウスのレビューに「彼らは少ししか英語を話せない」という書き込みがあるのを見つけてしまい、ものすごく落ち込んでいました。
この気持ちを切り替える方法はないかと検索していたところ、Apricot さんのブログに行き着きました。
本当に励みになりました!!
ありがとうございました!
カヨさん、はじめまして!
わざわざ素敵なコメントをお寄せくださり、私もとても励みになりました!ありがとうございます☆
ゲストハウスで働かれているんですね!ゲストハウスだと、いろんな国の方が宿泊されるでしょうから、英語にもいろんな訛りがあり、意思疎通が難しいのは当然ですよ〜(>_<) 私はいまアメリカ生活2年目に入りましたが、アメリカ英語なのに未だに相手の言ってる事がわからない事なんて日常茶飯事です(苦笑) かつて別の国で働いていたときも、とあるお客さんに「She doesn’t know English」って言われた事もありますしね(^-^; でも、ショックな書き込みはごく一部の人の意見であって、ほとんどの人は言葉よりもホスピタリティーや(英語が拙いのも含めて)日本らしい体験を楽しんでいるはずですよ^ ^ ぜひ自信を持ってください!出来ることをやればきっとお客さんにも伝わると思います。遠くからですが、応援していますね♡
初めまして(^^)
カリフォルニアに赴任してきて、三週間が経ちました。
英語が上手く話せず、まさに疎外感を感じてしまい、外人恐怖症になっておりました。
表情も強張り、声も小さくなってしまい、落ち込みながらまた頑張ろう..の繰り返しです(;_;)
書かれている事全てがまさにその通りだったので、自分だけではないのだと思えてとても嬉しかったです。
落ち込んでもアメリカにきたばかりなので、諦めたくはなくて。
まだ勉強中で上手く話せないこと、素直に伝えてみます。
心が大切だよと教えて下さってありがとうございました。
blueさん、初めまして!
私のブログを見つけてくださり、またコメントまでありがとうございます(*^^*)
カリフォルニアにいらしたばかりなんですね!3週間ということは、少しずつ周りの環境や現実が見えてきて不安が出てくる頃ですよね、、でも、まだ来たばかりなのでそれも当然の事です!逆に3週間ですんなり適応できる人のほうが稀ですよ〜(>_<) じっくり時間をかけて慣れていけば大丈夫です☆ 私もアメリカ生活2年目になりますが、これだけ英語環境にいても、まだまだビックリするくらい知らない表現、単語だらけですし、未だに疎外感を感じる事もゼロではありません。 でも、こっちの人は、自分が英語勉強中の事や、英語がコンプレックスな事を素直に話すと、すごく理解を示してくれるので、ホントぜひ試してみてくださいね^ ^ これから、きっと楽しいこともいっぱい出てきますよ☆ 赴任との事なので、会社繋がりの出会いも少しずつ増えていくのではないでしょうか。 焦らず、マイペースで良いと思います。 オハイオのど田舎から応援しております♡
素晴らしい記事を読めて感謝です!
私がぶつかっているのはスペイン語ですが、この7つの内容を胸に頑張ろうと思えました。
ありがとうございました!
Lunamamaさん
遅くなりましたがコメントありがとうございます!読んでいただけてとても嬉しいです^^
Lunamamaさんはスペイン語環境にいらっしゃるのですね、、英語ならまだ馴染みがありますが、スペイン語となると全くの新しい言語だと思うので、そんな中で日々チャレンジしていらっしゃるなんて、本当に凄いです!!ぜひぜひご自分を褒めてあげてくださいね。
私はアメリカ在住も早いもので5年目に突入しましたが、勉強を怠けているのと(汗)、コロナや子育てでほとんど家にいることもあって、なかなか一定以上の英語は伸びないでいます(^^; ですが、そんな私でも生活する分には言語ストレスはあまり感じなくなってきたので、Lunamamaさんもきっと大丈夫です!気長に、マイペースに、お互いがんばりましょう⭐︎