こんにちは、Apricotです。
出産が終わると、今度、定期的にお世話になるのが小児科の乳児健診。
アメリカでも日本と同様に乳児健診があり、まもなく生後6か月になる娘も、既に4回ほど受診しました!
ちなみに、英語では
- 小児科 … Pediatrics(ピーディアトゥリックス)
- 小児科医 … Pediatrician(ピーディアトゥリシャン)
と言います。
第一子なので日本の小児科とは比べた事がないのですが、受診のタイミングなど「日本とアメリカでは少し違うのかな?」と思うこともチラホラ。そこでこの記事では、私の娘の通院記録を順次ご紹介していこうと思います☆
アメリカの乳児健診について知りたい方の参考になれば幸いです^ ^
▼アメリカの妊婦健診について知りたい方はこちらの記事をどうぞ!
【アメリカで出産】私の妊婦健診記録☆いつどんな検査をする!?妊娠から産後まで通院の全てを公開!
①小児科リサーチ&予約
通院記録の前に、まずは予約を取る段階について少し。
アメリカでは生後3〜5日目に初回の乳児健診を受ける事が推奨されているため、出産して退院するまでに、かかりつけの小児科を決めて予約を取らなくてはいけません。
なので、出産前に、予めどの小児科にするか候補だけでも決めておくのがオススメ!ご自身の保険が適用される小児科であることはもちろん、家からなるべく近いほうがラクかと思います。
とは言っても、どの小児科にするか決め兼ねていた私たちは、最終的にナースや助産師のアドバイスを仰ぐことに。実際、子供のいるナースに聞くと、自分の子供がどこで診てもらってるかや、他に評判の良いドクターを教えてくれたりしたので助かりました!周りに聞く人がいない方は、ナースや助産師に尋ねてみるのも手です^ ^
②生後0〜1日目
これは出生直後、入院中に行われるので、厳密には通院ではありませんが、産まれてすぐに新生児の健康状態チェックと早くも予防注射の措置が行われます。
入院中は、①で予約を取った小児科医ではなく、産院・総合病院を巡回している小児科医が診てくれるので、特に予約の必要はありません。
手元の記録によると、出生直後に受けたワクチン(予防注射)は以下のとおり。[su_list icon=”icon: check-square” icon_color=”#ef5285″]
- Hepatitis A vaccine(A型肝炎 1/2回目)
- Hepatitis B vaccine(B型肝炎 1/3回目)
- MMR vaccine(はしか・おたふく・風疹三種混合 1/2回目)
- Varicella vaccine(水ぼうそう 1/2回目)
- Meningococcal vaccine(髄膜炎 1/2回目)[/su_list]
これらは赤ちゃんだけ別室に連れて行かれて措置されたものなので、当時は全く気に留めていませんでしたが、生後直後にこんなにたくさん予防注射を摂取していたなんて!(゚д゚lll)今更ながらビビっております(汗)
なお、予防注射のほかに、視覚や聴覚なども含めて一通り検査されるのですが、うちの娘は、この検査で Heart murmur(心雑音)があることを指摘されました。
エコー検査で詳しく診てもらったところ、心臓に小さな穴が開いているとのこと。ただ、出生直後にはよくあることで、自然に塞がる事が多いので特に心配しなくて良いと…。結果的に、ドクターが言うとおり数日後には自然消滅していたのですが、この時、もう本当に心配したのは言うまでもありません(T-T)
③生後6日目
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- 体重・身長・頭囲・体温測定
- 身体チェック(心音、耳、関節の動き等)
- 問診[/su_list]
かかりつけの小児科で、初の乳児健診。
日本だと生後1週間といえば、まだ退院するかしないかくらいだと思いますが、アメリカでは出産の翌々日に退院するのがスタンダード。なので、このときには既に自宅に戻っていました。
けれども、産後1週間といえば、まだ身体も痛いし、思っている以上に貧血も酷くて、頭はフラフラ、身体はボロボロ。。車でたった5分の小児科に行くのすら重労働だったのを覚えています(^^;;
健診は毎回、完全個室。ドクターに会う前に、まずはナースが体重・身長などを測定し、続いてミルクの量や頻度、睡眠時間などを聞かれます。その後、ドクターが部屋に入ってきて、身体チェック、問診という流れ。
初回の健診では、退院直後だったので、肝炎などの予防注射をしたか等の確認はされましたが、新たな予防注射はなし。どちらかというと、初対面の顔合わせと、母親の精神状態も含めた出産直後のフォローアップという感じだったと思いますが…フラフラだったので、若干、うろ覚えです(^^;;
が、そんななかでもハッキリ覚えているのは、オムツもブランケットも忘れて大恥をかいたこと(汗)
かろうじてミルクだけは持っていたものの、まだ私の中で「外出=オムツバッグ必須」という常識が確立されておらず、なんとミルク以外はほぼ手ぶらで行った私(驚)…産後の精神状態的に、そんな事を考える余裕すらなかったんですよね…(言い訳)
月齢が低いうちは、オムツを外して体重測定することが多いので、オムツやお尻拭きは必須!運が悪いと、測定中にウ◯チということもあり得ます。。そして、ドクターにも裸の状態で診てもらうため、ドクターがやって来るまでの間は、ブランケットでくるんでおいてあげるのがベター。
「出産直後はまだそんなに外出しないし…」と悠長に構えていましたが、出産前に予めオムツバッグも準備しておけば良かった!と思いました。
そして、とても心配していた例の「心雑音」の件、この日の健診では「心雑音は聞こえない」とのお墨付きをもらいホッと胸を撫で下ろした私たちです。
④生後1か月
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- 体重・身長・頭囲・体温測定
- 身体チェック(心音、耳、関節の動き等)
- 問診[/su_list]
ちょうど1カ月後に、再度健診に行ってきました。この日も、特に予防注射はなく、基本的な身体測定とチェック、問診のみ。
問診のなかで、わりと普段からグズっている事を伝えたところ、「吐き戻しもあるようだったら、もしかしたらミルクが逆流(reflux)して泣いているのかも」とドクター。「もし生後6週くらいまでに落ち着かなければ薬を出すから電話して」とのことでした。
幸い、その後吐き戻しはそれほどなかったので、薬は処方してもらいませんでしたが、生後間もない赤ちゃんは消化器官が未熟なため、ミルクが逆流しやすいようです(そうでなくてもうちの子はグズりっぱなしでしたが 泣)。
また、ちょうどこの日、娘のお尻が初めて少し赤くなってしまったので相談したところ、「市販のオムツかぶれクリームを塗れば大丈夫」とのこと。たしかに、市販のオムツかぶれクリームですぐに治りました♪
アメリカに来て気づくのは、わりと普通に「ドラッグストアで買って」と言われるケースが多いこと(^^;; アメリカは医療費が高いので、なるべく病院にかからずに済むように、市販薬も結構強力。よって、ドクターも普通に市販薬を勧めるのかなーと勝手に解釈しています。
⑤生後2か月
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- 体重・身長・頭囲・体温測定
- 身体チェック(心音、耳、関節の動き等)
- 問診
- Pneumococcal vaccine(肺炎球菌 1/4回目)
- Dtap vaccine(ジフテリア、破傷風、百日咳 三種混合)
- Hib vaccine(ヘモフィルス・インフルエンザ 1/4回目)
- IPV vaccine(ポリオ 1/4回目)
- Rotavirus vaccine(ロタウイルス 1/3回目)
- Hepatitis B vaccine(B型肝炎 2/3回目) [/su_list]
日本では「2ヶ月健診」を飛ばして「3ヶ月健診」が多いイメージがありますが、ここアメリカでは「2ヶ月健診」があって「3ヶ月健診」がないパターンが多いかなと思います(病院によるかもしれませんが)。
この日は通常の身体測定や問診のほかに、予防注射も摂取しました。書き出すとかなりたくさんのように見えますが、実際には何種類かのワクチンが混合になっているので、飲むタイプが1本、注射が2本でした。
飲むタイプ(ロタウイルスワクチン)は、細いプラスチックのスティクに入った透明の液体。量は舐める程度ですが、娘もなかなか吸ってはくれないので、ナースが最後の1滴までなんとか振り絞って口に入れるような感じ。
そして、注射で驚いたのが、針の刺す位置!日本だと、注射は腕にするものですよね!?ところがアメリカでは、両脚の太ももに注射するんです。しかも、血管の位置とか関係なく、ブスッと一刺し!Σ(゚д゚lll)
注射し終わったら、親の気を紛らわすかのような、ちょっと可愛いめのばんそうこうを貼ってくれますw
手荒い注射に思わずビックリですが、うちの子の場合は、注射した瞬間ちょっと泣く程度で、案外終わればすぐに泣き止む感じ。ただ、当日の夜はやはり少しいつもよりグズる気がしました。
この日は、所見も良好とのお墨付きをいただき終了☆
⑥生後4か月
[su_list icon=”icon: check-square” icon_color=”#ef5285″]
- 体重・身長・頭囲・体温測定
- 身体チェック(心音、耳、関節の動き等)
- 問診
- Pneumococcal vaccine(肺炎球菌 2/4回目)
- Dtap vaccine(ジフテリア、破傷風、百日咳 三種混合 2)
- Hib vaccine(ヘモフィルス・インフルエンザ 2/4回目)
- IPV vaccine(ポリオ 2/4回目)
- Rotavirus vaccine(ロタウイルス 2/3回目)[/su_list]
さて、2か月間が開いて、4か月健診。今回も、いくつか予防注射を摂取しました。基本的には、前回受けた予防注射シリーズの2回目。娘もだいぶ大きくなり、注射で少し泣いたものの、良い子にしていてくれました^ ^
この日も所見は良好でしたが、衝撃だったのが、うちの子の体重と身長。娘は産まれたときこそ成長曲線の50thパーセンタイル(いわゆる全国平均体重)にいたのですが、生後2か月目にあまり体重が増えず、以後ずっと20thパーセンタイル(全国平均の下から20%)くらいを推移。。
ぱーせんたいる【パーセンタイル】
小さいほうから順番に並べ、何パーセント目にあたるかを示す言い方。母子健康手帳に掲載されている「乳幼児身体発育曲線」も、実はこの「パーセンタイル」グラフです。上の線は97パーセント値、下の線は3パーセント値。つまり線と線の間(帯の中)に94パーセントの子の値が入ります、という意味です。
出典: https://kotobank.jp/word/パーセンタイル-14256
やはり親としては、「ミルクが足りないのかな…」とかいろいろ心配しますよね。なのでミルクの量には一層気を遣っていたつもりでしたが、この日も案の定、体重は26thパーセンタイルで「やっぱりうちの子小さいんだなー」と思っていた私。
ところが、身長をよくよく見てみると、身長はなんと90thパーセンタイル(全国平均の上位10%)をマークしているではないか!Σ(´⊙ω⊙`)
つまり、うちの子は体重は平均以下だけど、身長は平均をはるかに超えているという、超スレンダーベビーだったのです(驚)
つい体重ばかりに目が行きがちでしたが、うちの子は栄養を身長にまわすタイプなんだと分かって少しホッとした私たち。私は身長が低いので、夫に似たのかもしれません。
こんな子もいるということで、参考になれば幸いです^ ^
⑦生後6か月
Coming soon! 今週受けてきます!
いかがでしたでしょうか?
初めての子供という事もあって、毎度手探りで、ときには心配したり恥をかいたりもしておりますが(^^;;、アメリカの乳児健診や子育ての雰囲気がなんとなく伝わったようでしたら幸いです♪
もし「日本はこうだよー」とか「アメリカだけど、うちはこうでした!」といった皆様の経験談がありましたら、ぜひ教えていただけると嬉しいです^ ^
本記事は、今後も健診のたびに追記していく予定ですので、引き続きよろしくお願いいたします!
それではまた☆ 最後までお付き合いいただきありがとうございました!
初めまして!!
毎回ブログを楽しく読ませて頂いております。
うちの娘は現在3ヶ月で今の所検診内容はほぼApricotさんのところと一緒です!!
来月はニューヨークからフロリダに移って初めての検診(4ヶ月検診)なのでそろそろこっちでの小児科医を探さないとな〜と思ってるところです。
追記も楽しみにしています♪
Yutaさん、はじめまして!
私のブログを読んでくださり、ありがとうございます☆
健診内容、やはり所変わっても同じなんですね!
うちは今日ちょうど新しい小児科で6か月健診を受けて来ました。いつものシリーズ物の注射に加え、冬だからかインフルエンザの注射もしてきたんですが…これが少し強めらしくて、ちょっと夜にかけて辛そうにしているのが可哀想でした…( ; ; )
Yutaさんもお引越しされたんですね!やっと小児科の先生に慣れてきたところで変わるのは慌ただしいですよね。。良い先生が見つかりますように☆
まだお子様が3か月とのことで、お引越し後も大変かと思いますが、お互い子育てがんばりましょう♪
こちらこそ引き続きよろしくお願いいたします^ ^