【アメリカで出産】産後の入院生活は大忙し!大苦戦の授乳や気になる食事、持参して良かった入院グッズもシェアします!

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こんにちは、Apricotです。

回、アメリカで24時間かかって出産した記録をシェアさせていただきましたが、今日は産後の入院生活について。

「アメリカでは出産後すぐに退院させられる」というウワサはまさしく本当で、私も出産した翌々日の昼過ぎには退院しました。

私の場合、日付をまたいで出産したため厳密には3泊4日でしたが、「出産した翌々日に退院」というのはおそらくどの病院でもスタンダードではないかと思います(帝王切開の場合はもう2〜3日長いです)。

アメリカの入院期間が短い理由は、

  1. 無痛分娩だと身体の回復が早いから
  2. 医療費(入院費)が高額だから

ですが、諸処の検査や授乳指導など、やるべきことはそれなりにあるので、落ちつく間も無く、かなり慌しかったです(汗)

全然休めないうえに、授乳指導のプレッシャーも凄くて、正直「もう2泊3日で十分っす、、早く家に帰って休ませてぇ〜!(ノД`)」っていうのが本音でした。

というわけで今日は、「入院中のスケジュール」や「初めての授乳」、気になる「アメリカの病院食」や「持ってきて良かったもの」などについて振り返ってみたいと思います!

▼出産の様子はこちらの記事をどうぞ☆

【アメリカで出産】所用時間24時間!!無痛分娩の麻酔が効かない!?私のちょっと壮絶な出産記録
こんにちは、Apricotです。 先日、予定日から2日遅れで無事、女の子を出産しました! その後だいぶ落ち着いてきたので、今日は私がアメリカで「無痛分娩」を体験した様子を、時系列に沿ってシェアしたいと思います☆ 今回、初産だった私。「無痛分娩」というと、もちろん「自然分娩」に比べたら何倍もラクなんだと思いますが…私の場合、なぜか麻酔が部分的に効かず、しかもかかった時間はなんとトータル24時間(汗)!今にして思えばなかなか壮絶なお産でした(T_T) でも、そんな人生で味わったことのない痛みも、赤ちゃんの顔を見たらコロッと忘れてしまうから不思議ですね。 分娩の流れや麻酔については、病院の方針や個人差が大きく、あくまで私の個人的な一体験談にはなりますが、これからアメリカで出産を控えている方、無痛分娩を検討している方の参考になれば幸いです☆ 14:00 40週目妊婦健診 この日、予定日から2日遅れの妊婦健診。今までコレといった出産兆候もなく、のほほんと構えていた私でしたが、実はこの日、2つほど気になる変化が。 1つ目は、朝から始まった、生理痛のような鈍いお腹の痛み。時々、お腹の張りとも重なっていたので「これがもしや前駆陣痛かしら!?」とやんわり感じていました。 そして2つ目は、数日前から増えていた水っぽいオリモノが、この日は一層増えたこと。流れ続けているわけではないので「破水」ではないと思うけど、もしかしたら「高位破水」かも…と思うレベルで、だんだん不安に。。 そんな異変を感じつつ、健診へ。内診してもらうと、先週の健診で1cmだった子宮口が、2〜3cmまで開いていました! 「前駆陣痛も始まったみたいだし、お産が少しずつ進んでいるから、このまま様子を見ましょう〜」と、そこで健診は何事もなく終わるかと思われたのですが…。 念のため「高位破水」の心配があることを伝えたところ、ドクターの表情が急変、状況は一気に急展開へ! 急遽、羊水の量を確認すべく「エコー検査」を受けることに。…結果、案の定、羊水量が正常値よりもやや下回っていたのです(汗) これだけで「破水」と断定はできなかったものの、これ以上羊水が減ると危険な値とのことで、ドクターからは「促進剤を入れて、今日にでも出産したほうが良いわね」との勧告。

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入院中にやることは盛りだくさん!

出産直後、休憩と食事を取って一息ついたのもつかの間、早くも始まった諸検査や赤ちゃんのお世話の数々。

▼入院中のスケジュールをざっと挙げてみるとこんな感じ。[su_list icon=”icon: check-square” icon_color=”#ef5285″]

  • 母体のチェック(血圧、子宮の戻り)…30分〜1時間おき
  • 赤ちゃんの諸検査(B型肝炎注射、身体検査など)…1日2〜3回
  • 血液検査…1日1回
  • 医師の回診(主治医、小児科医)…それぞれ1日1〜2回
  • 赤ちゃんのお世話(授乳、オムツ替え)…2〜3時間おき
  • 食事、入浴、傷の手当など…随時
  • 必要書類の記入(Birth Certificateなど)
  • フォトセッション(任意)…入院中1回 ※後述参照[/su_list]

とにかく、ナースやドクターが入れ替わり立ち代わり…といった感じで、ほとんど休むヒマなし!

出産で徹夜状態だったので、夜は赤ちゃんをナーサリーに預けて休ませてもらったのですが、それでも1時間おきに血圧チェックがあったり、夜中の3時に血液検査があったり(ホントにその時間に必要!?)。

なかでもハードだったのが「授乳」でした。「2〜3時間おき」と言いつつ、実際には1回の授乳に時間がかかりすぎて、やっと終わったと思ったら1時間後にまた授乳…なんて状態に(泣)

 

早くも「授乳トラウマ」になりかけた…

正直、出産前は出産のことで頭がいっぱいで、「授乳」がこんなに大変なものだとは夢にも思っていませんでした。

病院には「Lactation Consultant(授乳カウンセラー) 」がいて、授乳の仕方を教えてくれるのですが、まぁ初めての授乳の痛いことといったら( ̄◇ ̄;)!!しかも、痛いわりにほとんど出ない…(涙)

赤ちゃんも赤ちゃんで、自分の舌を吸うクセがあったみたいで、なかなか上手におっぱいを吸えない様子…。産まれたてなのに、カウンセラーが無理やり指を口に突っ込んで、吸い方を矯正させようとするのは、見ていてなんとも可哀想でした(´;ω;`)

そんなこんなで、お互いなかなかうまくいかず、大苦戦で始まった授乳。

とにかく乳首がヒリヒリ痛むので、「乳頭保護カバー」を使ったり、「乳頭保護クリーム」を塗ったり、搾乳機で搾乳してみたり…といろいろ試すも、痛みは増すばかり(涙)

とてもじゃないけど、2〜3時間後(実際には1時間後とか)に痛みが癒えるはずもなく…痛みをこらえながらまた授乳、そしてさらに痛むの繰り返しでした。

でも、いくら痛みを訴えても、カウンセラーは「だんだん痛くなくなってくるから!」「切れたり血が出たりしてないから大丈夫!」と言うばかりで、「じゃあミルクをあげましょうか」とはならず。。もしかしたら「完母主義」な病院、コンサルタントだったのかもしれません。

今思えば、世の中「母乳とミルクの混合育児」なんて普通の事なんだから、堂々と「次はミルクにします!」って言っても良かったのだと思いますが、その時の私は、カウンセラーのプレッシャーの前で声を上げることができず、私自身も、ミルクをあげる事への罪悪感、敗北感を感じてしまっていました。

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でもついに…2日目の夜に限界が。

このとき、乳首があまりに痛むので搾乳していたのですが、搾乳機でももはや激痛…。それでも、十分な量が出ればまだ良かったのですが…いくら絞っても出てこない…。

「片方15分」と言われていたところを30分やっても、搾乳の強さを上げても、出てきたのはたったの10mlくらい…。

 

こんなんじゃ全然足りない。。

どうしよう。。。

 

我が子の顔を思い浮かべたとき、もう、余りの母乳の少なさ、そして痛さに泣けてきて、ナースが入ってきた瞬間、涙がブァッと吹き出してきてしまいました(;ω;)

これも今思えば、搾乳口のサイズを変えてみるとか、何か対策があったのかもしれないのですが、そのときはそんな事を考える余裕すらなかった私。

さすがにナースもビックリしたみたいで、慌てて「ガッカリすることないのよ。こういう時のためにミルクがあるんだから」と、このとき初めてなだめてくれました。

たぶん、授乳のこと以外にも、溜まっていたいろんな感情が一気に吹き出したんだと思います。

出産という一大事で未だ神経が高ぶっていたこと、初めての事だらけでいっぱいいっぱいだったこと、急に母親となった戸惑いや、知らず知らずのうちに溜まっていた英語へのストレスもあったと思います。また、ホルモンバランスが急激に変化した事も影響していたかもしれません。

今となっては、出産直後のちょっとした苦い思い出です(^^;;

Apricot
そんな私も、産後10日経ったくらいから痛みがかなり減って、授乳が随分ラクになりました♪

 

アメリカの病院食はこんな感じ

さて、入院中のバタバタや授乳トラウマの一方で、楽しみの1つだったのは「食事」。

他の病院はどうか分かりませんが、私の病院では、基本的に産後は何を食べてもOK!必ずしも病院食を食べる必要はなく、外で買ってきた食事でもOKでした。

病院食も、決まった食事ではなく、カフェテリアに自分の好きなものをオーダーすることができます。メニューは基本的にアメリカンフードですが、普通にレストランと変わらない品揃え♪

しかも、入院している本人は無料!付き添い人は、一食一律8ドルで好きなものを好きなだけオーダーできます(凄いシステムだなw)。

▲朝食。卵の調理方法や、お肉もいろいろ選べました。大好物のフレンチトーストもあって、すっかりご満悦の私(*´∀`*)

▲最終日の夜は、病院からのお祝いということで、本人+付き添い人ともに特別メニューが無料でした♡

アメリカの病院食というと、マッシュポテトやホットドッグといった、とても残念な食事を想像していたのですがw…普通に美味しそうですよね?!?!

さすがに、お味は病院食ということでやや薄味でしたが、想像以上の満足度でした!

病院によってメニューやクオリティは異なると思うので、気になる方は、病院見学のときなどに食事内容についても病院に確認しておくと良いかもしれませんね☆

 

ニューボーンフォトを撮るチャンスも!

今回、出産翌日に「ニューボーンフォト」を撮る機会もありました!

私はそういうサービスがあるとは知らなかったのですが、最近は、フォト会社と提携している病院も少なくないようです。

私たちの病院でも、出産翌日にフォトグラファーさんが病室にやってきて、「無料で撮影してくれる」ということだったのでお願いすることに(後日、オンラインでデータ購入が可能。無料なのはあくまで「撮影」のみです)。

▲フォトセッションの様子。簡易撮影という感じで、病室でサクッと撮影。

ちょうど、ベビーには退院用のセレモニードレスを用意していたので、それを着せてみました☆

▲めちゃくちゃ「しかめっ面」ですが(笑)、産まれたてホヤホヤの貴重な一枚♪

もし撮影を希望される方は、ドレスやフォトプロップなどを予め用意しておくと良いかもしれません^ ^

 

Birth CertificateとSSNの申請

それから、アメリカ特有なものとして、入院中に済ませないといけない「Birth Certificate(出生届)」と「SSN(ソーシャルセキュリティーナンバー)」の申請があります。

おそらくどの病院でも、病院が申請用紙を用意してくれるので、自分たちで事前に何かを用意する必要はありません。それに記入して、退院までに病院に提出すればOK。逆に、これを提出しないと退院できません(汗)

ここで肝心なのが「ベビーの名前」です。申請には当然ながら子供の名前が必要なので、必然的に退院までに名前を決めなければなりません。

私たちの場合は、「ファーストネーム」は既に決めていましたが、退院ギリギリまで「ミドルネーム」で悩んでいました…。

当初、「ミドルネーム」はつけない方向で考えていた私たち。実際、あっても使わない人は多いし、「良い名前が思い浮かばないのなら、いっそ付けないほうが良いのでは」なんて思っていたのです。。

でも、急に夫が「アメリカではミドルネームがないと、いちいち “なんで無いの?” って聞かれて面倒臭いよ?」と言い出し、急遽付けることに…(←早く言ってよ!)

最終的には、ベビーの顔を見て決めたカタチですが、私たちのようにならないように、候補くらいは出産前に予め決めておくことをオススメします(^^;

ちなみに、ソーシャルセキュリティーカードは退院後2週間くらいで届きました。Birth Certificateは州によるかもしれませんが、「3か月以内に届く」とのこと。「1か月くらいで届いた」という方が多いようなので、そろそろ来ないかな〜と待っているところです。

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持ってきて良かったもの&要らなかったもの

最後は、今回の入院で「持参して良かったもの」と、逆に「不要だったもの」についてもご紹介したいと思います。

これも、病院によってまちまちだと思うので、出産予定の病院に直接確認されることをオススメしますが、アメリカの場合は入院期間が短いので、実はそれほど用意するものは多くありません。

私の病院の場合は、なんと「トイレタリー用品だけで良い」と言われました!そして、実際、ほぼその通りでしたよ(・∀・)

持ってきて良かったもの

実際に私が使ったもの(持って来れば良かったもの含む)は以下のとおりです。[su_list icon=”icon: check-square” icon_color=”#ef5285″]

  • トイレタリー用品(シャンプー、コンディショナー、洗顔フォーム、歯ブラシなど)
  • 化粧品、コンタクトレンズ・眼鏡
  • 自分の帰宅用の服
  • 授乳ブラ(帰宅用)
  • 羽織るもの
  • ビーチサンダル(orスリッパ)
  • ベビーの帰宅用の服
  • おくるみ
  • (お好みで)セレモニードレス
  • 円座クッション
  • 暇を潰せるもの(ゲームや本など)
  • 筆記用具
  • 携帯充電器
  • カーシート[/su_list]

基本的には、トイレタリー用品と、帰りの着替えだけで事足りました。

入院中はずっと病院のガウンを着ていましたが、結構冷房が効いていたので、「羽織りもの」はあって良かったです。冷えが気になる方は「靴下」などもあると良いかもしれませんね。

スリッパはわざわざ買うのが勿体無かったので、ビーサンで代用(笑)アメリカならそのまま外でも堂々と履けるので便利ですw(夏限定ですけどね)

あと、今回「持っていけば良かった!」と思ったものは「円座クッション(ドーナツクッション)」。私は会陰切開をしたので、入院中、授乳や食事で座るときに傷が痛んで辛かったです。。退院してからもこの痛みは当面続くので、会陰切開の可能性がある方は、入院中からあるとラクだと思います!

Apricot
円座クッションは、授乳クッションでも代用できるかも…!?

 

持ってこなくて良かったもの

逆に、持って行った(行こうと思った)けど使わなかったものもありました![su_list icon=”icon: check-square” icon_color=”#42bdcd”]

  • ガウン(パジャマ)
  • 産褥ショーツ
  • サニタリー用品
  • オムツ、ミルクなどのベビー用品(消耗品)
  • ストロー付きのボトル[/su_list]

日本だと相部屋が多いので、どうしても人目を気遣う格好を用意せざるを得ないと思いますが、アメリカは個室が一般的。なので、背中が開いた病院のガウンでも、ノーブラでも、ノーメイクでも余裕です(笑)

自分さえ快適なら、わざわざ入院中の服や下着を用意する必要はありません

お好みで自前のガウンやパジャマを持参してもOKですが、頻繁に授乳や検査があること、母乳や血液で汚れやすいことを考えると、結局、病院のガウンが一番だと思います。

ショーツに関しても、病院の「使い捨てショーツ」のほうが、汚れたらすぐ取り替えられるので結果的に便利だと思いました(ちなみに、アメリカでは「産褥ショーツ」は見かけません)。

ほかには、ベビー用のオムツ類や、サニタリー用品など、いわゆる「消耗品」も一切必要ありませんでした

オムツやミルクのほか、産褥パッド、乳頭保護クリームやカバーなどの授乳グッズも、全て病院からもらえたので困ることはなかったです。むしろ、「部屋にある消耗品は持って帰って良い」と言われて、持って帰るものの方が多かったですよ(・∀・)

なので、入院バッグはパツパツに詰めずに、持って帰る気満々で、余裕を持たせておきましょう♪(笑)

あと、「ストロー付きのボトル」については、出産時の水分補給のために用意する方が多いと思いますが、私の場合はこれも病院が用意してくれたので、自分で持参したものは使いませんでした。

 

以上はあくまで私の病院の場合であり、個人的にもこだわりの少ない私の場合なのでw、必要と思うものがあれば念のため持っていかれると良いと思います☆

 

 

いかがでしたでしょうか?

諸検査や授乳指導などは、日本ともほぼ共通しているかと思いますが、食事のシステムや出生届、持ち物などは「アメリカならでは」かもしれませんね。

アメリカでは、短い入院期間のなかで全てをこなさなければならないので、慌しいのはもちろん、私のように初めての事だらけで戸惑ったり、気持ちがついていけなかったりする方もいらっしゃるかもしれません。

でも、もし同じ心境になってしまったとしても、この記事を読んで「自分だけじゃないんだ」と思ってもらえたら嬉しいです!

それでは今日はこの辺で。最後までお付き合いくださりありがとうございました^ ^

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2 COMMENTS

  1. Apricotさん、ご出産、おめでとうございます 私は今、ノースカロライナ、シャーロットに住んでいて、来週の火曜に予定帝王切開で出産します。今回の記事、とても参考になります!ありがとうございます!もうあと数日しかないのに、ホスピタルバッグの準備もしてなくて、アセアセしてるところでした笑。持ち物はそんなになくて大丈夫とのこと、これから気合いれてホスピタルバッグ準備します!これからの育児ブログも楽しみにしています!

  2. Maiさん、こんにちは!

    いよいよ来週ですか!!ドキドキですねー(>_<)☆ ホスピタルバッグ、日本だとかなりいろんな物が必要だと聞きますが、アメリカの場合はホントに必要最低限という印象でした。 でも、帝王切開ならではの「あると便利なもの」もあるかもしれませんね!出産後はとても余裕なんてないとは思いますが、もしも気が向くことがありましたら、ぜひMaiさんの体験談もお聞かせください♪ 無事、元気な赤ちゃんが産まれますように♡♡♡

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