こんにちは、Apricotです。
今日は、アメリカの食材宅配サービスレビュー第3弾!
第1弾で、大手「Hello Fresh」の利用方法や感想について書きましたが、今日ご紹介する「Blue Apron(ブルーエプロン)」は、「Hello Fresh」と並ぶ大手かつ人気のサービス。ニューヨーク発の食材宅配サービスということで、どこかお洒落で洗練されたイメージがありますが、実際はいかに…!?
今日は、ブルーエプロンの利用方法や実際に試してみた感想を、レシピ、味、コスパなどの観点から徹底レビューしたいと思います☆
Blue Apron の特徴とプラン&利用方法
「ブルーエプロン」は、こちらのウェブサイトまたはアプリから利用することができます。
それでは早速、ブルーエプロンの利用方法をご紹介していきますね!
プランと利用方法
まず、利用するには登録が必要ですが、同時に、希望の「人数プラン」と「ミール数」、「希望配達曜日」を選択していきます。
▲ プランは「2人前」または「3人前」から選ぶことができ、ミール数は1回(1週)あたり「2食分」または「3食分」から選ぶことが可能。
今まで私が利用した他社のサービスだと、「3食分」以上しか選べないものが多かったので、「2食分」から利用できるのは「ブルーエプロン」ならではの特徴です☆
お値段は、1人1食あたり「9.99ドル」。業界の相場では標準的なプライスです。「3食分」を選ぶと送料無料なのですが、「2食分」の場合はこれに送料「7.99ドル」がかかるしくみ。
2食分から気軽にトライできるのは嬉しいものの、結局、コストパフォーマンスで考えたら「3食分」がお得になってしまうんですね。。
▲「ブルーエプロン」では、「Green Chef」のようにプラン自体にバラエティはないものの、一応、希望の食材を選ぶことができます。例えば、「Beef」を選択から外すと、メニューを選ぶ際に、牛肉を使っていないメニューが表示されるしくみ。ただ、これ以上の細かいアレルギー設定には対応していないので、あくまでザックリとした希望といえます。
この一連の設定は、「account setting」からいつでも変更することが可能。
▲次に、メニュー(レシピ)を選びます。「2食分」の場合は2つ、「3食分」の場合は3つを毎回選びます。この写真はメニューの一部で、実際には毎回、週替わりの8つのメニューから選べるので、選択肢は広いといえそう♪
メニューには、肉、魚、ご飯モノ、パスタ、バーガー系など、ある程度バランス良くいろんなタイプのレシピが揃っていますよ!
▲もちろん、毎週オーダーしなくてもOK!宅配を希望しない週は、メニューの左上のスライドボタンをタップするだけで、簡単にスキップすることが可能です。この手軽さも「ブルーエプロン」の良いところ♪
ただし、4週先のスケジュールまでしかスキップ設定ができないので、こまめにアプリをチェックしておかないと、うっかりオーダーしてしまった!なんてことにも…。放っておくと、自動的に配達されてしまうので要注意です(>_<)
Blue Apron の特徴
では、「ブルーエプロン」は他とどう違うのか?ウェブサイトから、主な特徴を引用してみました。
[su_list icon=”icon: check-square” icon_color=”#ef5285″]
- 農家直送の旬な食材を使用
- ホルモン不使用の肉を使用
- サステナブル(環境や人道に配慮した)魚介を使用
- 遺伝子組み換え食品を不使用
- 150を超える農家と提携
- 食材の無駄を削減する独自の管理システム[/su_list]
「環境に優しい」「身体に優しい」といったポイントは、ほぼ他社のサービスと同じかなという印象ですね。
お得な利用方法は!?
他社のサービスだと、友達紹介クーポンが一番お得なケースが多いのですが、残念ながら「ブルーエプロン」にはそれがありません。
が、現在、初回だけ「40ドルオフ」になるキャンペーンを実施している模様(クーポンコード不要)。また、時々フェイスブックなどを注意深く見ていると、お得なキャンペーンをやっていることがあるので要チェック!
私が初回利用したときも、ブラックフライデーの時期で、「2人前×2食分(47.95ドル分)」をたった「9.55ドル」で利用することができました。おまけに、このときは確か送料も無料だったので、めちゃお得な計算に。このように、「ブルーエプロン」は、お得なプロモーションを狙って試すのがオススメです!
今回、実際に作ってみたレシピはこれ!
それでは、今回、私たちが実際に試したミールキット(2食分)をレポートしていきます♪
Miso & Soy Steak with Roasted Fall Vegetables 〜味噌と醤油のステーキ 秋野菜のロースト添え
まずはコレ。我が家は肉が大好きなので、ステーキを選んでみました。
▲材料は、リブアイステーキ、長ねぎ、ケール、玉ねぎ、スイートポテト、バター、ソイグレーズ(照焼ソース)、ふりかけ、米酢、白味噌。
作り方は、一口大に切った野菜をオーブンでローストしている間に、ケール(緑の野菜)をよくフライパンで炒めます。ロースト野菜とケールは塩コショウのみのシンプルな味付け。その後、ステーキ肉を両面焼いて取り出したら、白味噌、照焼ソースをフライパンで軽く煮たたせ、仕上げにたっぷりのバターを入れたら出来上がり☆
▲こちらが完成図♪一口食べたとき、意外に美味しくてビックリしました。正直、お値段も安かったのでステーキはあまり期待していなかったのですが、スーパーで買うお肉よりも柔らかくてジューシー♡
そして、なんといっても、味噌バターソースがよく合う!ステーキに味噌バターとは考えたこともなかったので、これは意外な発見でした☆ 日本人の口にもバッチリ合うと思います。でも、謎のふりかけ?は無くても良いかなと思いました(苦笑)
Brown Butter & Caper Chicken with Roasted Vegetables 〜ブラウンバター&ケッパーチキン ロースト野菜添え
そして、お次はこちら。またお肉でございます〜(^^;
▲材料は、鶏モモ肉、にんにく、玉ねぎ、にんじん、じゃがいも、バター、ケッパー、赤ワインビネガー。比較的、シンプルな材料ですね!
作り方は、一口大に切った野菜をオーブンでローストしている間に、鶏モモ肉をフライパンで焼きます。火を通して取り出したら、バター、ケッパー、ビネガーと水を煮立てて、ソースを作って出来上がり☆ 作り方もなかなかシンプルです。
▲出来上がりはこんな感じ。ちょっと見た目はいまいちですが(^^;、バターの風味と酸味が効いたソースが濃厚で、レストランのようなお味!酸っぱいものが苦手な夫は食べないかもな…と思っていましたが、私の料理以上に美味しそうに食べておりました…(汗)
今までケッパーなんて買ったことがなかったのですが、これなら簡単に普段の料理にも使えそうですね!
Blue Apronの感想と、レシピ・味・コスパetcのレビュー!
さて、今回、2食分だけでしたが、実際に「ブルーエプロン」を利用してみた感想を、さまざまな観点からレビューしてみたいと思います。
レシピと英語の難易度
まず、初めて食材宅配サービスを利用する方にとって、「英語の難易度」はどうなの?という点について。
▲今回のレシピはこんな感じ!字が多いです(笑)6ステップにまとめられているので、他と比べて工程が多いわけではないのですが、なんとなく表現が細かいというか…。
使われている英語自体は、他と同レベルで、そこまで難しくはないので、少し慣れれば大丈夫!
レシピによっては、もっと工程が少ないものもあるので、全てがこのボリュームではないようですが…英語に慣れていない方が字の多いレシピに当たってしまうと、ちょっと面倒に思われるかもしれませんね。
食材の質
そして、気になる「食材の質」はというと…。
▲まず、お肉に関しては、「抗生剤不使用」「米国許認可済み」といった文字や、取り扱い説明などが明記されていて好感を持ちました。他サービスにはなかった「消費期限」の印字も発見。…でも、肝心の日付が薄れていて見えなかったのが残念!( ̄▽ ̄;)
▲そして、今回、少々「問題アリ」だったのが野菜。これ、じゃがいもなんですが、切ってみたら既に傷んでるー!(汗)部分的にだったら良かったのですが、ほぼ全体が茶色くなっていて、ほとんど使えませんでした。。
▲さらに、今回、2食分作ったあとに気づいたのが、このブロッコリーの存在。「あれ?料理に入れ忘れた!?」と焦ってレシピを見返すも、ブロッコリーは材料に無い…。どうやら、完全に余分な材料が混入していたようです(・・;)
まぁ、タダでもらえたのはラッキーなんですが、このパッキングの精度でいったら、逆に「入れ忘れ」のリスクもあるわけですよね(汗)実際、フェイスブックのレビューなんかを見ていると、「◯◯が入ってなかった!」というお怒りの声もちらほら…。
「ブルーエプロン」は食材の質にもこだわっているはずなんですが、「じゃがいも」の件といい、「ブロッコリー」の件といい、食材のピッキング体制には少々不信感が残りました。
食材の量
さて、お次は「食材の量」について。食材宅配サービスは、人によっては「一人当たりの量が少なすぎる」といった意見もあるようですが…
今回、私たちが試した限りでは、「ブルーエプロン」の一人当たりの分量は妥当だと感じました。もちろん、付け合わせのポテトでは物足りない場合もあるので、自前でパンやご飯を用意することはあります。
でも、今回のステーキは結構なボリュームがありましたし、付け合わせの野菜も物によっては少し余るくらいだったので、普通の大人が食べる分には十分かなと思います^ ^
味とバリエーション
お味とメニューのバリエーションに関しても、及第点、といったところでしょうか。
アメリカの食材宅配サービスなので、本格的な和食や多国籍料理ではなく「フュージョン料理」が多いですが、逆にレシピに意外性があって、これはこれで良いのかな、という印象です。自分では思いつかないレシピに出会えるので、日々の献立にマンネリしている方にはオススメ!
メニューも8種類から選べるので、毎回いろいろなレシピを試せるのも嬉しいですね☆
時間の節約になるか
時短具合も、他社のサービスとそれほど変わりません。ほとんどのレシピが「30〜45分」で完成するように作られています。
実際には、食材の火の通り具合や、オーブンの性能などでも異なってくるので、もうプラス10分くらいをみておくのが妥当かと思います。
そう考えると、あまり時短ではないかもしれないのですが、「献立を考える時間」や「買い物に行く時間」が大幅に短縮できるという意味では、「時短」といえそうです。
▲ちなみに、メニューを選ぶ際に、「Easy Cleanup(後片づけが簡単)」や「30-Minute Meal(30分で出来る)」を選ぶと、さらに時間短縮になりそうですね^ ^
コストパフォーマンス
さて、最後に気になるのはやっぱり「コストパフォーマンス」。
「ブルーエプロン」は1食約10ドルなので、コスト的には「自炊以上、外食以下」といったところでしょうか。今回、わりとレストラン並みの料理が出来たので、満足度はそれなりに高かったのですが、「1週間に3食」となると、ちょっと我が家の家計的には続けるのが厳しいのが正直なところ。。
本当は「1週間に2食」から利用できるのが「ブルーエプロン」の最大の魅力だと思っているのですが、送料がかかっては意味がないですからね。。我が家の場合は、キャンペーンで割引になるときを見計らって利用することになりそうです(^^;
ただ、「お金で時間を買いたい」「外食続きを解消したい」「料理教室に通うよりお得」といった考え方で利用するのであれば、とてもコスパは高いと思いますよ♪
レシピの再現性
最後は、個人的に「ミールキットサービス」で重視している「レシピの再現性」について。
「せっかく新しいレシピに出会ったのだから、自分でも作れるようになりたい!」というわけで、実際に、再現性の高い「Hello Fresh」のレシピなんかは、その後自分でも何度か作っています。
「ブルーエプロン」の場合も、比較的、再現性は高いといえそう。「ブイヨン」や「照り焼きソース」など、たまに手持ちでは持っていない材料もあったりはしますが、この程度なら自分で作ったり、代用したりできる範囲。作ろうと思えば再現できるレシピになっているので、この点はポイント高し!です。
というわけで、いかがでしたでしょうか?
総合的な感想としては、「ブルーエプロン」はメニューや味は悪くないものの、品質管理体制にやや疑問が残るのが引っかかりました。もし「2食分」でも送料が無料であれば、定期的に利用する可能性はありますが、そうでなければリピートは難しいかなぁ。今のところ、私は「Hello Fresh」のほうがオススメです!
でも、人気のサービスなので、気になる方はぜひ試してみてくださいね!そういえば、「ブルーエプロン」はワインにも力を入れているので、ワインと一緒に楽しみたい方も要チェックですよん♪
ではまた!次回もどうぞお楽しみに☆