こんにちは、Apricotです。
アメリカでは、レシピ付きの食材宅配サービス(Meal Kit Delivery)がここ数年人気です。
手がける会社は本当にたくさんあるのですが、先日初めて「Hello Fresh(ハローフレッシュ)」を利用してすっかりハマってしまった私たち夫婦。
【宅配サービス食べ比べ①】Hello Freshが凄い!味・コスパ・量etcを徹底検証!★40ドル割引アリ★
その後、別の会社「Green Chef(グリーンシェフ)」を試してみたので、今日はその特長や利用方法、実際に作ってみたレシピ、感想などについてご紹介したいと思います^ ^
「Green Chef」の特長とプラン
「Green Chef」は、ウェブサイトから登録し、好きなメニューや人数を選択すると、自宅までレシピ付きの食材を郵送してくれるサービス。
現在のところスマートフォンアプリは無いので、公式ウェブサイトからの利用になります。
特長
「Green Cheft」の特長はこちら!
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- オーガニック中心の食材
- 厳選された契約農家・農場から仕入
- 豊富なメニューオプション
- 調理の手間を極力短縮
- 環境に優しい梱包材を使用[/su_list]
「Green Chef」はとにかくその名のとおり、「健康」と「環境」にこだわったミールキットサービスなんですね!
プラン&料金
「Green Chef」では、なんと7種類もの「メニュータイプ」と、2つの「人数プラン」からご自身に合った食材を取り寄せることができます。
メニュータイプ
まずは「メニュータイプ」。食材や栄養素のバランスの異なる7種類から選べます。
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- Omnivore : 肉、魚介、野菜をバランスよく含む
- Carnivore : 肉&魚介中心+野菜
- Gluten-Free : グルテンフリー(小麦類を含まない)
- Vegan : ヴィーガン(肉、魚介、卵、乳製品を含まない)
- Paleo : 肉、野菜中心(加工品、穀物、豆類、乳製品を含まない)※パレオと呼ばれる石器時代に立ち戻る食事療法
- Vegetarian : ベジタリアン(肉、魚介を含まない)
- Keto : 低糖質(小麦類、乳製品を含まない) ※ケトジェニックと呼ばれる食事療法[/su_list]
アメリカでは「ヴィーガン」や「グルテンフリー」は当たり前になっていますが、なかには耳慣れない食事もありますね。こんなに細かな食事メニューまで用意されているなんて…凄い!
特に「パレオ療法」や「ケトジェニック療法」は痩身効果もあると注目されているので、まさに「美味しく食べながら体質改善&ダイエット」するにはもってこいです♪
なお、「レシピの組み合わせ」はメニューごとに予め決まっているので、原則「おまかせ」。自分で組み合わせを変えることはできません。
人数プラン
現在は「Omnivore」と「Carnivore」のみですが、2人前用のほかに、4人向けの「Family Plan」を選ぶこともできますよ☆
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- 2-Person Plan : 2人前×3食分
- Family Plan : 4人前×2食分[/su_list]
料金一覧
各プランの「1食あたり」の値段は次のとおりです(2017年11月現在)。
2-Person Plan | Family Plan | |
Omnivore | $11.99 | $11.99 |
Carnivore | $13.49 | $12.99 |
Gluten-Free | $13.49 | – |
Vegan | $11.99 | – |
Paleo | $14.99 | – |
Vegetarian | $10.49 | – |
Keto | $14.99 | – |
ちなみに、送料&手数料として、1オーダーにつき「9ドル」がかかります。
早速食材が届いた!内容はこんな感じ
それでは、ここからは早速、届いたキットをレポートしていきます♪
今回、私たちが頼んだのは、通常メニュー「Omnivore」の「2-Person Plan」(2人前×3食分)セット。
みかん箱くらいのナチュラルな段ボールで届きました。
▲中を開けてみると…お!?!?なにやら、フカフカな藁みたいなものが(笑)ジュート、コットンなど植物素材だけで作られた保冷バッグだそうです。梱包材にも環境への配慮が行き届いてますね。
▲保冷バッグの中には、食材がドッサリ!底にはしっかり保冷剤も入っていたので、お肉類も冷え冷え♪
「Hello Fresh」と違うのは、食材が1食分ごとに分かれていない、ということ。どうやら、各食材にカラーステッカーが貼ってあり、レシピごとに色が分かれているので、「自分で仕分けしてね」っていうことのよう。
▲こちらが付属のレシピ。レシピの色は、食材に貼ってあるステッカーの色と同じなので、この色を目印に食材を分け分け。
ここが少しだけ手間のかかるところですが、色がわかりやすいので、苦になるほどではありません。逆に小さなお子さんがいる方なんかは、一緒に仕分けすると喜ぶかもしれませんね☆
今回、実際に作ってみたレシピはこれ!
それでは、今回私が実際に作ってみたレシピをご紹介します。
Tuna Poke Bowl 〜マグロのポキボウル
▲まずはこれ!ハワイ料理が大好きな私たちには嬉しい「マグロのポキボウル」。酢飯の上に、炙ったマグロとキャベツなどの野菜を乗せて、ドレッシング、薬味をかけていただく丼ぶりです。
▲材料は、マグロ、すし飯、チンゲンサイ、パプリカ、キャベツの千切り、青ネギ、生姜のすりおろし、ごま、Sambalマヨネーズ、たまりオレンジドレッシング。
まずお鍋で「すし飯」を炊いている間に、チンゲンサイ、パプリカをカット。生のままキャベツの千切り(すでにパックになっている)に加え混ぜ合わせます。
…と、ここで、実は付属の「すし飯」がすごーく少ない事に気づき(2人分なのに1合もない感じ)、慌てて家にあった白米をセット(炊いておいて大正解でした)。
それから、塩コショウしたマグロをフライパンで焼いたら、丼ぶりに野菜、ドレッシング、薬味とともに盛りつければ完成♪
▲出来上がりはこんな感じ。…意識してたのに、やっぱりマグロを焼き過ぎました〜(T_T)
アメリカで魚介類を買うと、必ずといっていいほど「生食は食中毒のリスクが高まります」と書いてあるので、ついつい余計に加熱してしまうんですよね。。
お味のほうはというと、マグロは臭みもなく、サッパリドレッシングとたっぷりの薬味が美味♡
ただ一方で、キャベツが若干パサパサ気味だったことと、ドレッシングが「既製品」だったのが気になりました(アメリカのキャベツは品種的に硬いので仕方ないんですけどね…)。
Pasta & Meatballs 〜ミートボールのパスタ
▲お次はこれ「ミートボールのパスタ」。結論からいうと、これが今回オーダーしたなかで一番美味しかったです♡
うっかり写真を撮り忘れましたが、材料は、牛ひき肉、パスタ、ケール、エシャロット、カボチャ、ミニトマト、パン粉、セージ、リコッタ&パルメザンチーズブレンド、ブイヨン。
まずはカボチャを一口大にカット。ケールは芯を取り除いてちぎっておきます。たっぷりのお湯を沸かしている間に、オリーブオイルを塗ったケールをオーブンでロースト。
みじん切りにしたエシャロットとセージ、パン粉、ひき肉をボウルに加え、ミートボールを作ったらフライパンで焼き上げます。この間にパスタとカボチャをお湯に投入。
パスタとカボチャが茹で上がったら、ブイヨン、ミニトマト、リコッタチーズを加えて塩コショウで味を整え、最後にミートボールとケールをトッピングして完成☆
▲出来上がりはこんな感じ。ミートボールはハーブが効いてて、これだけでも美味! ミールキットを試すようになってから、生ハーブの虜になりつつあります(*´꒳`*)
そして、カボチャの甘みと、全体を包み込むリコッタチーズのまろやかな酸味がこれまた絶妙♡
さらに今回、目からウロコだったのがトッピングの「ケール」!(海苔みたいに見えるやつです)
ケールという野菜はアメリカでとてもポピュラーなんですが、見るからに繊維質なので、今までどう調理していいかよく分からなかったんです。
ところが、こんなふうにオーブンでパリパリに炙って添えるだけで、なんと主役級のアクセントに!香りと食感が料理をびっくりするくらい引き立ててくれて、これにはもう、夫婦で目を丸くしたほど(笑)
もちろん、パリパリなので繊維っぽさも無し。こんな意外なテクをさりげなく使えたらカッコイイですよね。これはちゃっかり良い事を知ったな〜!と思った瞬間でした☆
Thai Portobello “Steak” 〜タイ風ポートベロマッシュルームのステーキ
▲そして最後の品はこちら。「タイ風ポートベロマッシュルームのステーキ」。聞きなれないキノコですが、見た感じは、まるで大きなシイタケ。
材料は、ポートベロマッシュルーム、キャベツの千切り、玉ねぎ、ケール、パプリカ、ライスヌードル、ピーナッツソース、グリーンスリラチャソース、卵、青ネギ、ライム、パクチー。
まずは卵を茹でている間に、下処理したマッシュルームをオーブンでロースト。ライスヌードルは、お湯で戻すだけで簡単に柔らかくなります。
フライパンに刻んだケール、パプリカ、玉ねぎと千切りキャベツパックを加え、炒めたらピーナッツソースとライムで味付け。麺と絡めて、マッシュルームと共に盛り付けたら完成です♪
▲こちらが完成図。わりとイメージ写真に近いように作れました♪ ピーナッツソース味の「パッタイ」っていう感じで、なかなか新鮮!ここにマッシュルームを持ってくるとは面白いアイディアですよね。
私はわりと好きな味でしたが、ピーナッツやスリラチャ、パクチーなどクセのある組み合わせなので、夫にはちょっと苦手な味だったよう(笑)
このレシピにも例の「千切りキャベツパック」が付いていて、やっぱり硬かったのが唯一残念。。アメリカのキャベツは品種的に硬いので仕方がないのですが、どうも好きになれません…(-_-)
利用してみた感想・レビュー
今回、3レシピ試してみたところで、様々な観点から、「Green Chef」を一気に評価してみたいと思います!
レシピと英語の難易度
まずレシピは、「Hello Fresh」同様、1レシピにつき「A4サイズ1枚」とシンプル。
「8ステップ」あるので、若干「Hello Fresh」よりも工程が多く感じますが(Hello Freshは6ステップ)、比べなければさほど気にはなりませんでした。
使われている英語も、決まった言い回しが多いので慣れれば大丈夫!写真付きなので、多少分からなくても理解できます。
食材の質
食材の「質」へのこだわりは、他サービスよりも随所に感じることができました。
▲食材のほとんどのパッケージには、アメリカ農務省(USDA)認定のオーガニックマークが(ドレッシングなどは一部無いものもあり)。
正直、見た目や味で「違い」を感じられるほどではありませんが、政府認定のオーガニック素材ということで、安心して食べることができますね^ ^
▲また、お肉や魚介類には、すべて「調理上の注意」が書かれているのもポイント。具体的な消費期限ではないものの、「40℉(5℃)以下で保存し、7日以内に消費すること。魚介類は4日を過ぎた場合は冷凍すること」と詳細に記載されています。
これは「Hello Fresh」にはなかった配慮なので、やはり「Green Chef」のほうが食の安全性に関しては細部までケアが行き届いているなと感じました。
食材の量
量はというと、「Green Chef」は、野菜が予め使う分だけ「カット」されて送られてくるのが特徴(Hello Freshは「丸ごと」が多かった)。なので、基本的に食材の分量は「必要最低限」。
ですが、分量はよく検証されていて、今回、どれもわりと満足のいく満腹感を得ることができました。たぶん「Omnivore」メニューの場合は、ご飯や麺などの「炭水化物」が必ず含まれるように工夫されているからかもしれません。
ただ、唯一少なかったのが「ご飯の量」!本当に「え、これ1人分?」っていうくらいの量しか入っていないんですよ(汗)
これは「Hello Fresh」のときもそうだったので、もしかしたら、日本人だけがそう思うのかも…!? 確かに「主食」としてではなく、ポテトみたいに「付け合わせ」だと考えれば納得できなくもないような…。
でも、日本人には絶対足りないと思うので、ご飯ものをオーダーするときは自宅のお米も用意しておいたほうが無難です。
味とバリエーション
「Green Chef」のメニュータイプは、おそらく業界No.1のバリエーションではないかと思います。
その代わり、「レシピを自由に選べない」のが残念ですが、とにかく健康や食事スタイルにこだわりたい人にはオススメ!
また、レシピ自体も「ハワイアン」や「エスニック」などジャンルも豊富で飽きずに続けられます。個人的に、レシピの「完成度」や「出来上がりの味」は「Hello Fresh」のほうが上な気がしますが、ユニークさなら「Green Chef」に軍配です。
時間の節約になるか
「Green Chef」のレシピは、どれもだいたい「30〜40分」で完成するように考えられています。
これはミールキットとしては標準的ですが、45分以上は絶対にかからないように抑えられているという点では、他社よりも少しだけ時短かもしれません。また、ドレッシングやソースなども予め完成品を送ることで、ちょっとした手間を省く工夫も。
しかし、これはあくまでスムーズに作れた場合の目安時間。レシピ通りに作っても、調理のタイミングが合わないことも多いので、10分くらいは余計に見ておくのがおすすめ。
そうなると、決して「時短」ではなく、むしろ調理時間としては長いほうかもしれませんね。けれども、「食材を買う時間」「献立を考える時間」「材料を測る時間」はゼロなので、トータルで考えたらかなりの時間短縮といえそうです。
コストパフォーマンス
気になるコストパフォーマンスについては、冒頭のプライスリストのとおり、「Green Chef」の定価は他のサービスと比べると若干高め。しかも、送料無料でないのが痛い。。続けるには少しキツイかなぁ、という印象です。
単に「新しいレシピを作りたい」「時間を節約したい」という目的であれば、他のサービスのほうがコスパは圧倒的に高いと思います。
ただ、ここのウリはやはり「オーガニック中心」という事と「健康志向なメニューが豊富」な事。そこに目的を置く方なら、「Green Chef」は特殊なレストランやダイエットにお金をかけるよりは安いと思うので、コスパは高いといえます。
レシピの再現性
気に入ったレシピがあったら「また後日、自分で作りたい!」と考える方も多いと思うのですが、「Green Chef」の場合は「レシピの再現性」よりも「効率」重視のよう。
▲例えば、レシピには「材料」のみで「分量」が書かれていません。
初回は、送られてきた食材を使い切るだけでうまく作れるようになっているのですが、後日もう一度作ろうと思ったときに分量が分からないので正確に再現できない、という不便さがありますね。
また、効率優先で、ドレッシングやソースなども「出来合い(既製品)」なものが多いので、また次に作りたくても、同じソースはなかなか作れないのが残念です。。
いかがでしたでしたか?
私は、どちらかというと最後の「レシピの再現性」重視派なので、当面、継続はしないかなぁ〜と思いましたが、本気でダイエットや体質改善したくなったら使ってみたいかも(笑)
特に「パレオプラン」や「ケトプラン」がどんな物なのか興味津々。皆さんは何か気になるメニューはありましたか?
というわけで、今日はこの辺で!今回もお付き合いいただきありがとうございました。また次回も楽しみに☆
Blue Apronが気になっていましたが、こちらも試してみたくなりました。
貴重な情報ありがとうございます。
Michiさん、お久しぶりです!お元気でいらっしゃいますか?^^
Blue Apron、私も気になってました!やっぱり有名ですし、美味しそうですよね〜!
最近、ホントにたくさんの会社が参入しているみたいで、目移りしてしまいます(^^;