アメリカの格安携帯「Hana Cell(ハナセル)」が便利!実際に使ってみた感想とメリット・デメリット

0

こんにちは、Apricotです。

然ですが、アメリカに来て「高いな〜」と思っているものの1つに、毎月の「携帯電話代」があります。

いま私たち夫婦はT-mobileで契約したiPhoneを使っていますが、毎月、2人合わせて170ドルも払っているのです。。

通話&データ通信し放題で、かつ分割払いの端末代(約40ドル)も含まれているので、まあこんなモノといえばこんなモノなのかもしれません。

けれども、夫はともかく、私の場合は、普段はほとんど家やカフェのWi-Fiを使っていてデータ通信はあまり利用していないうえに、電話は基本的に用件のみ。なので、どうしても割高に感じて仕方がないのです。。

そんなとき、在米日本人向けの携帯電話サービス「Hana Cell(ハナセル)」のことを知り、興味を持っていたところ、たまたまモニター体験をさせていただけることに☆

これが結果的に、私にはすごく向いていそうだったので、今日は私が試した「Hana Cell(ハナセル)」のプランやサービス、モニター体験の様子、そして「こんな人に向いている・いない(メリット・デメリット)」といった使用後の感想なんかもお届けしたいと思います♪

※2022年2月3日更新
本記事(体験した時期)は2017年時点のものですが、一部料金表等を2022年2月現在のものに更新しています。

SPONSORED LINK

ハナセルのプランとサービス

「Hana Cell」は、いわゆる日本でいう「楽天モバイル」のような格安スマホ・格安SIMを提供する「MVNO」の1つ。アメリカでは大手キャリア「T-Mobile」、日本では「Softbank」と「Docomo」の回線を使用し、日本人が使いやすいようにアレンジしたプランを格安で提供している便利なサービスです。

日米で利用OK!使用状況に応じて選べる格安プラン

プランは以下の4種類。なんと、アメリカで「利用料 月々9.99ドル」から携帯電話を持つことができるんです!(以下の表は2022年2月現在のものです)

https://www.hanacell.com/jp/tariff/

もちろん、「月々9.99ドル」プランは最低限のサービスに限られているので、とにかく「アメリカの電話番号が必要」「テキスト中心に使いたい」という方向け。通話とデータの単価自体は割高なので、普段使いには向かないかもしれません(Wi-fiに繋がっていても、不安定だと知らないうちにデータを使用していることがあるので怖いですね)。

でも、「月々29ドル」プランや「月々49ドル」プランなら、使用状況によっては、普段使いでも全く不便を感じることなく、しかも、アメリカの大手キャリアと契約するより断然安く使える可能性が!

こんなに安いと心配になってしまいそうですが、「ハナセル」はいわゆる大手キャリアのような「コストのかかる通信設備を所有していない」という理由のほか、「実店舗を敢えて構えない」ことで大幅なコストカットを実現し、価格に反映することができているのだそう(*⁰▿⁰*)

アメリカの大手キャリアは、一般的に「電話し放題&データ利用し放題」で高額なプランがメインなことが多いなか、自分の使用状況に応じてプランが選べて、しかも料金体系が一目瞭然なのは嬉しいですね☆

参考 プランの詳細はこちら

日本人に使いやすい、充実のサービス

金額的な魅力だけでなく、「ハナセル」には、日系会社ならではの「日本人に使いやすいサービス」が充実しているのもポイント。

  • いつでも無料で解約できる
  • 安心の日本語サポート
  • アメリカの携帯が日本で手に入る
  • クレジットカード1枚の簡単契約
  • 日本への国際電話も格安($0.50/分)
  • 契約手数料や州税などの追加料金なし

今現在は、アメリカの大手キャリアでも「2年契約」のような縛りを撤廃し、いつでも解約できるキャリアが増えてきているようですが、それでもショップに出向いて解約しなければならないのは地味に面倒。。

その点、「ハナセル」の場合はウェブサイトからいつでも解約できて、しかも解約希望日を指定できるので、「日本に帰国してから解約する」という選択肢もアリなわけです。これって日本への帰国の際にはとても便利ですよね。

また、「ハナセル」は、アメリカ国内だけでなく、日本へも「アメリカのSIM・端末」を無料で発送してくれます。つまり、これからアメリカへ赴任・留学する方にとっては、渡米前にアメリカの携帯を手元に準備できるということ。アメリカに到着したその時点から、現地の携帯を使えるというのは、新生活を始めるうえでもかなり便利です!

さらに、「日本のクレジットカード1枚で契約ができる」というのも、実は大きなポイント。アメリカでは、購入した端末代を「分割」で払う場合には、必ずクレジットヒストリー(アメリカの与信)や、ソーシャルセキュリティナンバーが必要になってきます。これは、渡米してすぐの日本人にとっては、なかなか敷居が高いもの。かくいう私も、本記事を書いている段階ではクレジットヒストリーがなく、夫名義で契約をしていました。

予めアメリカで使える端末を持ち込む、プリペイドプランを利用する、あるいはデポジットを払うなどして、大手キャリアと契約を結べないこともないですが、こういった諸条件やコスト、効率性を考えたら、日本のクレジットカード1枚で契約ができて、普通にアメリカの大手キャリア「T-Mobile」が利用できる「ハナセル」は、日本人の絶対的味方だと思います!

対応機種でなくても大丈夫!格安で端末も購入可能

「ハナセル」の格安SIMを使うには、まずお手持ち or これから購入する携帯電話・スマートフォンが「対応機種」かどうかを確認する必要があります。

日米のアップルストアで購入したSIMフリーiPhoneはもちろんのこと、日本で購入したSIMロック解除済みのiPhoneや、Android・ガラケーも条件付きで対応可能とのことで(2022年2月現在)、対応可能な機種がどんどん拡大中!

ただし、機種によって条件、利用できる通信内容が異なる場合があるので、詳しくは個別に確認が必要です。

参考 お待ちのケータイが使えるか調べる

もし、「対応機種は持ってないし、買うのは高いしなぁ…」という方には、「ハナセル」で、日米の両方で使える「格安スマートフォン端末・携帯電話」を購入することもできますよ☆

端末の最新価格は アメリカSIM・携帯「ハナセル」のウェブサイトをご確認ください☆

スマホが1万円台で買えるなんて、渡米早々、物入りなときには本当にありがたいですよね。さらに、通話だけなら(インターネット不可)、なんと39ドルポッキリで端末を購入できるというから驚き!

SPONSORED LINK

SIMの利用方法は簡単!実際に使ってみました

このブログをご覧になっている方のなかには、「格安SIMってどうやって使うの?」「そんなに安くてちゃんと使えるの?」と不安な方もいらっしゃるかもしれません。私も実は全くの初めての経験…。そこで、今回、私が実際に使ってみた手順と感想をレポートしたいと思います☆

まずはプランを決めてウェブサイトで申し込み

「ハナセル」のプランは、すべてウェブサイトから簡単に申し込むことができます。上記で説明したプランを選び、送付先と引き落とし用のクレジットカード情報を入力するだけで申込みが完了!

私はたまたまT-Mobileで購入したiPhoneを使っているため、今回はSIMカードの入れ替えだけで「ハナセル」を使うことができました(T-Mobileで購入した端末なら、SIMフリーでなくても使えます)。

ちなみに、私が選んだのは「月々29ドル」プラン。最適なプランを決めるにあたっては、現在の自分のスマホの使用状況↓を確認しました。

  • 月々の通話は平均15分(用件のみの電話ばかり)
  • 月々のデータ通信量は平均0.5GB(Wi-Fiを使うことがほとんど)

…ということで、私の場合は「通話は話した分だけ払って、データは使い放題」の「29ドル」プランが最も経済的だろうという結論に。

SIMカードが到着!入れ替え&設定は超簡単!

申し込みから、3〜4日ほどで早くもSIMカードが到着!T-MobileのSIMカードと簡単な説明書が含まれていました。

電話番号は、事前にメールで送られてきます(このメールはジャンクメールに分類されることがあるので注意)。

早速、SIMの入れ替えをしてみます。電源をオフにしたら、手持ちのiPhoneの「SIMスロット」を専用器具で開けます。そして、SIMカードを入れ替えるだけ♪簡単~!(専用器具がない場合は、事務用クリップの先でも開けられます)

接続開始!通信良好&スマホアプリもそのまま使える

電源をオンにすると、普通にiPhoneが起動。そしてしばらくすると、T-Mobileの電波を無事、受信しました。しかも、LTEにつながりました♪

スマホ自体は、待ち受け画面も、あらゆる設定も、ダウンロードしたアプリも全てそのまま!電話番号だけが新しいSIMの電話番号に変わっていました。

そのまま、インターネット接続をして試してみましたが、「あ、Wi-Fiじゃなかったんだ」としばらく気づかなかったくらい、ネットの遷移もスムーズ!

一般的に、格安SIMは「速度が遅い」とか「時間帯やエリアによって不安定」と言われることがありますが、私が普段の生活動線で使用した限りでは、特に不便に感じることはありませんでした

私の「月々29ドル」プランは、データ通信が2GBを超えると、速度がガクッと落ちるようになっているのですが、私の場合はまず2GBに到達することがないので全く問題ナシ。逆に、データ通信が多い人には、このプランは多少の不便さがあるかもしれませんね。

見やすい利用明細も高評価!

そして、気になる利用明細もチェックしてみましたよ!

SIMの使用状況や利用明細は、会員専用サイト「my Hana Cell」というページからいつでも閲覧することができます。

この個人ページはもちろん日本語で、欲しい情報がとてもシンプルにまとめられていて、とっても見やすい!

実は私が使っている「T-mobile」への不満の1つに、「プランや明細の見づらさ」があります。T-Mobileの基本料金は「○人で○○ドル」という、合算式のプランになっており、夫名義で利用している私としては、1人あたりの料金というのが実はよく分かりません。

そのうえ、サービスフィーや諸税など、やたらといろんな料金が課金されているので、いつも「この金額はどこから来ているのだろう?」と、内訳が判然としないのです。。

それと比較すると、「ハナセル」の場合は、紛らわしい手数料や諸税もなく、至って明瞭会計(笑)なので、管理もしやすいなと感じました。

ハナセルはこんな人にオススメ!

ここまで説明してきて、すっかり「ハナセル」の虜になっている私ですが…実際には、アメリカにも格安スマホと呼ばれるサービスは存在しますし、使用状況によっては、普通に大手キャリアと契約したほうがお得な場合もあります。

そこで、今回私が実際に使ってみて、「ハナセル」が向いていそうな方、いない方(メリット・デメリット)をまとめてみました!

「ハナセル」がオススメなのはこんな方!

まずは「ハナセル」をオススメしたいのは、こんな方☆

  • 普段から通話やデータ通信が少ない
  • アメリカと日本を頻繁に行き来する方
  • とにかく渡米後すぐ!or 帰国後までストレスフリーで携帯電話を使いたい方
  • 煩わしい英語での契約・解約手続きを避けたい方
  • クレジットヒストリーがないけど、後払いの「月契約」を結びたい方
  • 短期滞在や期限未定の滞在で、いつでも気軽に解約したい

アメリカに滞在されている方のなかには、私のように「普段のインターネット接続はWi-Fiが中心で、通話も少ない」という方は結構いらっしゃるのではないかと思います。

また、電話はよくするけど、「Skype」や「LINE電話」などを上手に利用している方も多いはず。そんな生活スタイルの方にとっては、まさに「ハナセル」はぴったりのサービスだと思います☆

「ハナセル」よりも他が良いかもしれないのは、こんな方

ただ、逆にこんな方には向かないかも…?と思う例も挙げておきます。

  • 通話もデータ通信も普段からかなり多い
  • いつでもどこでも「安定した高速データ通信」にこだわる方
  • キャリア独自のサービスを利用したい方(T-mobile Tuesdayなどのキャンペーンや、メールアカウントなど)
  • 日本人以外の方(日本語が読めない方)

「ハナセル」には通話・データ通信が無制限の「月々79ドル」プランもありますが、正直、この値段だったら、普通に大手キャリアと契約を結んでも値段はほとんど変わらないのではないかな、と。

むしろ、通信速度の安定性という点では、やはり大手キャリアのほうが安心感があるので、普段からデータ通信が多く、動画などをいつでもどこでも確実に楽しみたい方にとっては、敢えて「ハナセル」を利用するメリットは少ないと感じます。

また、実は今回、私が使ってみて便利だったので、アメリカ人の夫にも「乗り換えようよ〜」と話をしたところ…「日本語読めないから嫌だ…」と(苦笑)

「ハナセル」のサービスは日本人向けではありますが、実は外国人でも利用は可能!なんです。ただ、やっぱり「細かいサービス内容などが解らないと不安」という心理は働くようで…。

今後、「ハナセル」さんには、私たちのような国際結婚カップルや、日本に出張の多いアメリカ人にも対応した「バイリンガルサービス」もぜひ期待したいところです!

というわけで、いかがでしたでしょうか?

今回利用してみて、私は正直、渡米前に知っていれば「ハナセル」を利用してたのに!と思ってしまいました。今はまだ端末代のローンが残っているのと、夫の説得があるのでw、すぐに「乗り換え」とはいきませんが…結構マジメに考えております…!

条件が合う方なら「使わない理由がない」くらい便利だと思うので、これからアメリカに渡る方、アメリカ在住の方は、ぜひ一度、ご自身の使用状況に鑑みて検討してみられてはいかがでしょうか☆

それではまた、今日も最後までお付き合いいただきありがとうございました!

SPONSORED LINK

LEAVE A REPLY

Please enter your comment!
Please enter your name here