こんにちは、Apricotです。
前回、お届けした「9・10・11か月の赤ちゃん連れロングフライトを乗り切るための15のTIPS<前編>」に続き、本記事では<後編>として、私の今回の体験から気づいた「赤ちゃん連れロングフライト」の TIP(ヒント) 7~15 までを一気にお届けしたいと思います★
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9・10・11か月の赤ちゃん連れロングフライトを乗り切るための15のTIPS<前編>
それでは早速いってみましょう~!
TIP 7. 「ストローラー VS 抱っこ紐」は使いやすいほうでOK♪
これ、初めてのフライトだと結構悩むかもしれないのですが、個人的には「ストローラー(ベビーカー)」と「抱っこ紐」は、使い慣れているほうで良いと思います。
私は普段、もっぱら「ストローラー」派で「抱っこ紐」はあまり使わないので、今回の旅でもストローラーを使いました。ストローラーはスーツケースと一緒に預け入れてもOKですが(ほとんどの航空会社は預け入れ無料なはず)、預け入れずに搭乗口ギリギリまで使ってもOK。
この場合、搭乗口で預けると、飛行機を降りたときにも搭乗口でピックアップすることができるので、重たい赤ちゃんを抱えながら空港内を延々歩かずに済むのがメリット!なんなら自分の手荷物もストローラーの物入れに入れておけるので、私はこちらの方がラクですが、人によっては、「抱っこひも」のほうが「両手が空いて良い」という方もいますし、「抱っこひもだと機内でよく寝てくれる」という方もいるので、ご自身や赤ちゃんのお好みで選ばれると良いかと思います。
もちろん、少し荷物はかさばりますが「両方持っていく」という選択肢もアリですね♬
▼ちなみに、私たちが旅先でも普段使いでも使っているのが、こちらのトラベルストローラー。軽くて小回りが利くのでとても便利です☆
TIP 8. 片手で簡単に食べられる食事・飲み物を用意しておく
前編でもお伝えしましたが、9か月を超える赤ちゃんは、エコノミークラスの座席で抱えるには結構「手狭」です(苦笑)
赤ちゃんが起きていれば興味深々であちこち触りたがったり、前の席を蹴ったりしますし、寝たら寝たで、今度は微妙に体勢を変えられず、結局、赤ちゃんを抱えながら落ち着いてテーブルの上で食事などできません(涙)
ご夫婦で搭乗の場合は、どちらかが抱っこしている間に、もう一方がサッと食べることになると思うのですが、これがもう疲れ切っているときだと、二人とも「食事より睡眠優先」になってしまうんですよね(^^;;
というわけで、オススメは「おにぎりやサンドイッチなど、片手で簡単に食べられる食事をあらかじめ用意しておく」こと。飲み物も「蓋のできるペットボトル」がオススメです(機内で出されるコップは赤ちゃんに蹴っ飛ばされますw)。
もちろん、機内食を逃しても後から頼むこともできるかとは思うのですが、万一、機内食を逃しても、簡単に食べられる食事や飲み物があれば、都合の良いタイミングで採ることができるので便利ですよ^^
TIP 9. フライト直前は、なるべく疲れさせておく
これはよく耳にするので実践されている方は多いと思いますが、私自身も、もし可能なら「なるべくフライト前に赤ちゃんを疲れさせておく」と良いと思います。
もし、普段のお昼寝や夜の就寝時間が、搭乗のタイミングに近いようであれば、なるべく搭乗するまで寝せないようにしておくと、フライト中に寝てくれやすくなります。
ただ寝せるタイミングには少しコツがあって、離陸してすぐに寝せるのではなく、できれば機内食まで終わった以降のタイミングで寝せるのがオススメ。
というのも、機内食まではなんだかんだで機内がずっとザワザワしている状態なので、せっかく寝せても物音ですぐに起きてしまう可能性が高くなるからです。この頃の月例になると、赤ちゃんも疲れている一方で、普段と違う環境から興奮状態にあるので、物音に敏感だったりするんですよね。。
ただ、大人でも「機内で寝れる人」「寝れない人」がいるように、実際のところは、赤ちゃんにも機内で寝れるか否かには、かなりの個人差があるのが実情だと思います。
うちの娘も、普段は夜通し寝るのに、フライト中だとやっぱり2~3時間しか眠れないタイプ。なので、トライしてみるのは良いと思いますが、ある程度は「寝てくれたらラッキー!」くらいに割り切っておくと良いかもしれません(^^;;
TIP 10. 前日はとにかくしっかり休んでおくべし
同じくらいの月例の赤ちゃんを持つ友達からもらったアドバイスのなかで「あーまさしくそうだな!」と納得したのが、ズバリ、親こそ準備万端で臨むべし、ということ。
ロングフライトとなると、どうしても子供の準備に意識が向いてしまいがちですが、やはりエネルギーを消耗するのは親のほうなので、親こそ前日はしっかり休んで、当日もできることなら子供が寝ている間に眠るようにして、体力を温存しましょう。
…なんて偉そうに言っている私ですが、そんな私は、パッキングは前夜にバタバタとやり、翌朝もバタバタで空港に向かい、フライトでは一睡もできず…という段取りの悪さ(ToT)笑
次回こそは、今回の教訓を生かして、余裕をもって臨みたいと思います!
フライト中のTIPS
TIP 11. 周囲の乗客に一言声をかけておく
周りに空き席があればこちらとしてもラッキーなのですが、混んでいる便だとどうしてもそうはいかないですよね。
皆、何も言いませんが、内心、赤ちゃんの隣にでもなったら「あーハズレ席だな…」と思っているのは明白です(汗)
そんなとき、せめて「ご迷惑をおかけしたらすみません」とか「Sorry if my baby bothers you.」のように一言断っておくだけでも、周りの人の受け取り方は随分違うのではないかと思います(なぜなら100%迷惑かけることになりますので(涙))。
私の娘の場合は、隣の人の腕を掴むわ、後ろの人に手を振るわ、オモチャをあげるわ、キャッキャキャッキャ声出すわで、とにかくちょっかい出しまくりでした(^^;; 繰り返しになりますが、9〜11ヶ月の赤ちゃんはとにかくじっとしていません(泣)
幸い、私たちの周りには優しい人たちが多くて、娘に合わせて手を振ってくれたり、話しかけてくれたりしたので本当に救われましたが、やはり中には「子供苦手なのかも」と思しき人がちらほらいらっしゃったのも事実。皆が皆、バケーションで乗っているわけではないので当然ですよね。
なるべく搭乗すぐくらいに声をかけられたらベストですが、チャンスがなければ、降りるときに「ご迷惑をおかけしました」とか「Thank you for being patient!」と一言声をかけるのも良いと思います^ ^
TIP 12. 「耳抜き対策」は唾さえ飲み込めれば何でも良い
赤ちゃん連れのフライトに関して調べていると必ず出てくる「耳抜き」。
離陸や着陸時の気圧の変化で、耳がツーンとする、アレですね。大人は唾を飲み込めば良いですが、赤ちゃんはそれが意識的にできない事があるので、「ミルクをあげる」「おしゃぶりを与える」といった対策がよく推奨されています。
ただ、ミルクだと「あげるタイミングが合わない」「離陸してすぐにお湯をもらうのが難しい」というのがありますし、おしゃぶりも、このくらいの月例になると使わないお子さんも多いと思うので、そう簡単ではないかもしれないですよね。
でも、実際には「耳抜き」は「唾さえ飲めれば何でも良い」ので、ジュースやお菓子で代用しても良いですし、うちの子に至ってはお気に入りの「ブランケット」をただ口にくわえていただけでも大丈夫でした(笑)
個人差はあると思いますが、このくらいの月例の赤ちゃんだと、まだ比較的口の中の唾液が多いので、自然と唾を飲み込んでいたりして、意外と放っておいても大丈夫なくらいです。
なので、今回のフライトで感じたのは、「何が何でも耳抜きさせなきゃ!」と焦る必要はないということ。様子を見ながら、必要があれば最悪、指を咥えさせるような応急処置でも全く問題ないですよ♪
TIP 13. 離着陸前後の1時間半はあまり心配しなくても大丈夫!
初めての赤ちゃん連れロングフライトとなると、親もかなり緊張しますよね。私も、事前にありとあらゆる対策を調べて、搭乗してすぐに「スイッチオン!」みたいな感じだったんですが、今回の4フライトを終えて感じたこと…それは、意外と「離着陸の1時間半前はそれほど周りを気にしすぎなくて良い」ということ。
たいていの長距離フライトでは、搭乗するとしばらくして、飲み物のサービスがあり、続いて食事のサービスがあるかと思います。昼便か夜便かにもよりますが、なんだかんだで離陸して最初の1時間半くらいは、周りはかなりザワザワしているもの。おしゃべりしている人も多かったりしますよね。
なので、この時間帯は、よほど大声で泣き叫び続けない限り、多少子供が騒いでもほとんど大きな迷惑にはなりません。
同じく、着陸1時間〜1時間半前も、軽食のサービスがあったり、機内が明るくなったりして、再び雑音が増え始めるので、この時間帯もそれほど心配する必要はなし。
本当に泣き声や騒ぎ声に気をつけなければならないのは、お客さんたちが仮眠を取ろうとする夜便の夕食後〜着陸前の軽食まで。ちょうど機内の明かりが消えている時間帯、です。なので、もし狙うなら、このタイミングに子供を寝させるのがベスト!
もちろん、なるべく常時静かにさせておくのが理想ではありますが、10時間以上も気を張り詰めているとさすがに辛いので、この「離着陸前後の3時間を除いた残り時間さえどうにかすれば良い」と考えると、少しは気分的にラクになれるのではないかと思います^ ^
TIP 14. とどのつまり、なるようにしかならない
ここまで色々書いてきておきながら、こう言ってしまうと元も子もないのですが、今回学んだ究極は、ズバリ「とどのつまり、なるようにしかならない」ということです( ;∀;)
どんなに対策を講じても、結局のところ、子供は子供の意思でしか動いてくれません。寝たければ寝るし、寝たくなければ寝ません(笑)1歳目前にもなると、自分の「ああしたい、こうしたい」という自我も芽生えてくるんですよね。。
なので、もちろん出来る限りの対策はトライしてみる価値はありますが、あまり躍起になって「何が何でも終始静かにさせよう」「この時間に寝させよう」と意気込むのではなく、ある程度は「流れに任せる」つもりで臨むと、最終的には親のエネルギーを温存することにもつながるように思います。
大人しくしていてくれたらラッキーですし、白目を剥くような散々なフライトでも、いつかは終わりますので!(笑)がんばって乗り切りましょう!
フライト後のTIPS
TIP 15. 「時差ボケ」は子供から直すのが近道
最後にシェアさせていただくTIPは、フライト後の「時差ボケ」について。
今回、赤ちゃん連れのロングフライトを終えて「やっと解放~!」と思ったのもつかの間、私たちをフライト以上に苦しめたのが「時差ボケ」でした。。行き先によっては「時差ボケ」がほとんど無くて済む場合もあると思いますが、特に「日本→アメリカ」へのフライトの後は要注意。私たち親子の場合は、時差ボケを直すのに丸1週間もかかりました(涙)
なぜ大変かというと、自分ひとりではなく、子供も時差ボケだから。9~11か月ごろの赤ちゃんで、特に夜しっかり眠る習慣がついている赤ちゃんだと、大人と同じように「時差ボケ」をします。夜中に赤ちゃんが起きてしまえば、当然、親も起きる羽目になりますよね…。まだ「ひとりで夜中遊ばせておく」という事もままならない年齢なので、子供が寝るまで親も付き合いざるを得ません。
つまり、自分だけだったら自分のペースで治る「時差ボケ」も、赤ちゃんのペースに引きずられてしまい、なかなか直すことができないのです(涙)したがって、今回の経験からとにかく言えるのは、「時差ボケは子供から直すのが近道」だということ!
幸い、赤ちゃんはまだ「お昼寝」をするので、「お昼寝」が睡眠調整のチャンス。なるべくお昼寝が長引かないように調整すること、そして、日中にできるだけ太陽の光を浴びさせることが有効かと思いますが、もし他に良い対処法があればぜひぜひ教えてください!
というわけで、2回に分けてお届けしましたがいかがでしたでしょうか?
もし「こうするとラクだったよ!」「我が家はいつもこうしてます!」といったオススメの方法があればぜひコメント欄よりお寄せください★
それでは素敵なフライトを!
最後までお読みいただきありがとうございました♬