こんにちは、Apricotです。
アメリカに移住してから8か月目に突入しましたが、先日、初めてアメリカから日本に送金をしました。
海外赴任や留学で長期滞在されている方はもちろん、移住した方でも、意外と日本に送金が必要なことってあったりしませんか!?
でも「海外送金」って、手数料や為替レートが高いイメージがあって、特に「銀行」で海外送金すると、手数料だけで何千円もかかってしまいます。。まとまった金額を送金するなら良いかもしれませんが、少額を送金するには高すぎる!汗
そこで、いろいろと探した結果、「TransferWise(トランスファーワイズ)」という送金サービスを発見!これが、評判どおり使い勝手が良くてビックリ!
なんと「為替手数料無料」&「送金手数料がたったの4.11ドル〜」という破格の安さに加え、早くて使いやすさも抜群!本当に便利な世の中になったものだな〜とめちゃめちゃ感激してしまいました。
そこで今日は、この「TransferWise」についてご紹介☆ サービスの概要と、アメリカから日本に送金する場合の手順、そして使うメリットについてもシェアしたいと思います!
「TransferWise」ってどんなサービス!?
「TransferWise」は、2011年にイギリスで創業し、急激に成長を遂げている、フィンテック(ファイナンスとテクノロジーを掛けた造語)と呼ばれるベンチャー企業のひとつ。
世界38の通貨で55もの国へ送金できるまでにサービスを拡大し、日本にも2016年に参入を果たしました(関東財務局に免許登録済)。
「TransferWise」の一番のウリは、「本当の為替レートが適用された隠れコストのない海外送金」。
従来の海外送金は、「銀行が決めた為替レート」に基づいており、本当の為替レートに手数料が上乗せされていることが常でした。しかも、海外送金にかかる人件費が、高い「送金手数料」を生む結果に。。
これを、最新のテクノロジーを使って排除したのが「TransferWise」です。
▼ビジネスモデルを簡潔に解説した動画がこちら。
手数料をとことん取り払う事を可能にしたのは、実は「国際送金しないビジネスモデル」。国際送金なのに「国際送金しない」ってどういうこと…!?!?
例えば、Aさんが日本からアメリカの口座へ100万円を送金したい場合、アメリカから日本へ同じように100万円相当のドル(約1万ドル)を送金したいBさんを見つけます。そして、トランスファーワイズは双方を引き合わせる役割を担います。
Aさんがトランスファーワイズの口座へ入金した100万円は、Bさんの送金先の口座へ振り込まれ、同様に、Bさんの1万ドルはAさんの送金先の口座へ振り込まれるのです。
つまり、トランスファーワイズは、国際送金を国内送金へ変換してしまうため、為替手数料がゼロになるのです。
-出典: http://www.sbbit.jp/article/cont1/32698
実際に「国をまたいで資金を動かさない」から、安く、早く海外送金できてしまうんですね!
アメリカ→日本へ送金!「登録〜振込〜着金」までの流れ
それでは、早速、「TransferWise」の使い方をご紹介していきます♪
登録
「TransferWise」は、「ウェブサイト」でも「アプリ」でも利用することが可能。今回は、アプリの画面でご紹介しますが、ウェブサイト(ブラウザ)でも、基本は同じです。
▲アプリをダウンロードすると、こんな画面が。初めて利用する場合は「Register(登録)」をクリック。
▲「Emailアドレス」と「パスワード」を設定します。
実は、これだけで、メンバー登録は完了!もちろん、海外送金には「名前」「住所」「口座情報」などの情報が必要になってきますが、これらは「初回の送金手続きの過程で登録していく」ので、最初に延々と登録する必要はありません。
送金
「Email」と「パスワード」を設定したら、早速「送金手続き」へ☆
送金する通貨と金額を入力する
▲まず、送金したい「通貨」と「金額」を入力。仮に500ドルを日本に送金するとします。注目は為替レート!この日は「1ドル=109円」で換算されていましたが、これは実際の為替レート。つまり、手数料が上乗せされていないリアルなレートなんです!
そして、この場合、手数料は「1%=4.95ドル」ポッキリ♪(※下記追記参照) 本当にこれだけしかかからないなんて、ビックリですよね!?(*゚∀゚*)
★2018年2月10日追記★
2018年2月19日から手数料が値上がりすることになりました。
以降、手数料は「4ドル+1%~」となります。
値上がりは残念ですが、それでも銀行の手数料に比べれば破格ですね♪
受取人を入力する
▲次に「受取人」を登録します。「Myself(自分の口座)」「Someone else(他人の口座)」「A business/charity(法人口座/チャリティー)」から当てはまるものを選択。
▲「受取人」の振込先などを入力していきます。「銀行」「支店」は、英語または日本語で頭文字を入力すると、該当するものがプルダウンで出てくるようになっています。
ここで注意点は、「Account Name(口座名義)」は必ず名義通りの表記にすること。つまり、通帳やキャッシュカード上の名義が「カタカナ」の場合は、「カタカナ」で入力する必要があります。
逆に言えば「日本国内で振込をするのと同じように振込先を登録すれば良い」ので、「IBAN」や「Routing Number」「SWIFTコード」など海外送金ならではの紛らわしいコードは不要!これはありがたいです♡
振込人を入力する
▲続いて「振込人」(自分)の情報を入力していきます。アメリカ→日本へ送金する場合は、特にIDやパスポートなどの提示は不要のようです。
支払方法を選択する
▲「受取人」と「振込人」の情報が入力できたら、最後に「支払い方法」を選択します。「Bank debit(口座引落/ACH送金)」「Card(クレジットカード)」「wire Transfer(銀行間の電信送金)」、それからつい最近、「Apple Pay(アップルペイ)」での支払いも可能になりました。
▲「Bank Debit(口座引き落とし)」を選択すると、アメリカの主要な銀行が出てきます。私は自分のアメリカの口座(Bank of America)から送金することに。
▲オンラインバンキングの「ID」と「パスワード」を入力すると、自動的に自分の口座が読み込まれ、上図のように口座が出てきます。
次の画面で、全情報の最終確認をすることができ、問題なければ「Confirm(了承)」をクリックして送金手続き完了!この最終確認画面で、「振込予定日」も確認することができます。
ステータスの確認・キャンセル
海外送金の場合、気になるのは送金処理の状況。いつ振り込まれるのか?ちゃんと遅滞なく処理されるのか?が気になるところですよね。
▲「送金状況」は「Activity」からいつでも確認することができます。クリックすると詳細とともに、「振込予定日」もチェック可能。通常、振込までには「3〜4営業日」かかるようです…早い!
▲また、振込手続きしたは良いものの、「やっぱりキャンセルしたい!」という場合には、該当する振込の見出しをスワイプすれば「Cancel」ボタンが出てくるので、簡単に取り消すことができます。
着金
送金手続きが完了すると、TransferWise側で口座情報などの確認・処理がされますが、手続きが完了すると「メール」でお知らせが来ます。
▲このメールは、振込予定日の前日くらいに届きました。自分の口座宛に送金する場合は、自分に送られてくるだけですが、自分以外の口座に送金する場合は、相手にも振込を知らせるメールが行くようです。
▲予定日に日本の口座を確認してみると…ちゃんと、予定どおりに振り込まれていました!!
ただし、振込人名義は「トランスファーワイズジャパン」となっており、実際の「振込人」の名義は表示されません。相手に「メール」で振込を知らせるのはこのため。代金支払いなどの目的で送金する場合は注意が必要ですね!
安い・簡単・早い!「TransferWise」なら海外送金のストレスともおさらば!
海外送金をされた事のある方はお分りだと思いますが、今までの海外送金って、ただただ「高い」「面倒」「時間がかかる」の一言に尽きていました。
それが、上でご紹介してきたとおり、トランスファーワイズなら「安い」「簡単」「早い」の三拍子が揃って、今までの海外送金のストレスがまるでウソのよう☆
[su_list icon=”icon: check-square” icon_color=”#ef5285″]
- とにかく安い!特に「少額」の送金に最適
- とにかく早い!所要時間がたったの3〜4営業日!
- 振込予定日が事前にわかる
- 送金プロセスが簡単で分りやすい
- 「Routing number」や「IBAN」などの入力が不要
- 簡単にステータスチェック&キャンセルできる[/su_list]
私は今まで「PayPal」や他サービスの「XRoom」、銀行送金を試したりしたこともありましたが、どれも手間がかかったり手数料が高かったりと、私のように「ちょっとだけ送金したい」ニーズには敷居が高いものでした。
また、振込までに「1週間くらい」という曖昧な納期しか分からない場合が大多数。延々時間がかかった挙句に却下されたことも。期限に間に合わせたいときにはハラハラしたものです(汗)
さらに、海外送金というと、突然「Routing Number」とか「IBAN」、「SWIFTコード」など聞きなれないコードが出てきて、慌てたことのある方も多いはず。
キャンセルしたくても、方法が分かりづらくてイライラしたり…と、もう本当に「海外送金」のストレスを挙げたらキリがありません(苦笑)
それが、この「TransferWise」なら全てがストレスフリー! 「手数料4.11ドル〜」だなんて、もはや国内振込手数料レベル!しかも、手続きも簡単で早いので、今までよりもずっと気軽に送金できるようになりました(*゚∀゚*)
いかがでしたでしょうか?
冒頭にも書きましたが、今はインターネットが発達して、海外にいても情報はタイムリーに入ってくるし、海外送金だってこんなに安くて早く出来てしまうなんて、本当に便利な世の中になりましたよね♪
今回は、「アメリカ→日本への送金」のケースをご紹介してきましたが、「日本→アメリカへの送金」や「他の国への送金」の場合は、送金に必要な情報や手順が異なる可能性がありますのでご了承ください。
またいずれ「日本→アメリカへの送金」についても試す機会があれば、ぜひこのブログでご紹介していきたいと思います!
それではまた!次回もどうぞお楽しみに^ ^
はじめまして。現在IR-1ビザを申請中で、渡米を目指してる者です(^^)色々記事を拝見させていただきました。とってもためになる情報がたくさん載ってて、日々参考にしています!
海外送金についても勉強になります。手数料が低くアプリでできるなんて、すごいですね。
1点教えていただきたいのですが、日本の銀行はどこを浸かっていらっしゃいますか?スクリーンショットにトランスファーワイズからの振込が確認できるものがあったので、つい気になりました。私はUFJのネットバンキングを利用していますが、日本非居住になった場合は、海外で使えないと思っていたので(まだ調べていないので、もしかしたら使えるのかもしれませんが…)、どこの銀行を使われてるのか気になりました!よかったら教えてください♪(^^)
初めまして!私のブログをご覧いただきありがとうございます(^-^)
渡米に向けて、準備されているんですね☆
ご質問の件、ご指摘のとおり、非居住者の場合は銀行法上、日本の口座は維持できない事になっていたと思います。私も渡米前にいろいろ調べた結果、海外赴任なら特別措置があるようなのですが、移住者には例外無しのようなんですよね。。
ただ、ここだけの話にはなりますが、私の場合、すぐに日本の口座を閉じるのは不都合が多かったため、悩んだ結果、自己責任で「現状維持」、つまり銀行に何も申告しない事を選びました。スクリーンショットは、三菱東京UFJのものです。
実際には、このあたりはかなりグレーゾーンな域だと思いますが、最近、居住国調査などをやっている銀行も増えてきているので、そういったリスクは覚悟の上ではあります。
いずれにせよ、今回、私の不注意で誤解を招くような内容を記載してしまったことをお詫びします(>_<) もちろんお勧めはしませんが、ご参考までに…。
ご返信いただきまして、ありがとうございます!なるほど〜、そうですよね。私も移住と共に銀行口座を閉じるのは不都合がありますし、申告しなくてもいけるんじゃないかな?と思っていたところです。Apricotさんがおっしゃるとおり、もちろん自己責任ということは覚悟のうえですが。
ちなみに…私もブログをやっているのですが、Apricotさんのこちらのブログ、紹介させていただいてもいいでしょうか?もちろん無理にとは言いません!(^^)ビザのプロセスや必要書類等、かなり分かりやすくまとめていらっしゃるので、同じ手続きをされてる方にすごく参考になると思いまして。私は現在NOA2待ちの身です。必要であれば私のブログURL(?)もお知らせしますので、どうぞご検討ください。よろしくお願いします!
口座は皆さんどうされてるんでしょうね〜、私も気になります。
もちろん、紹介していただいて構いません!私としても、とても嬉しいです(^-^)ありがとうございます☆
いまNOA2待ちとのこと、1日も早く承認が下りると良いですね!応援しております♡
Apricotさん、こんにちは(^^)私のブログにApricotさんのブログ、掲載させていただきました!以下URLです。
今後も参考にさせていただきますので、よろしくお願いします☆
http://ameblo.jp/midorable/entry-12301088146.html
こんにちは!
早速、紹介してくださり、ありがとうございます!!
しかも、こんなに素晴らしいブログで、こんなに大々的にご紹介してくださるなんて、とても嬉しかったです(*^^*)
勝手ながら、少しだけ他の記事も拝見させていただきました。もうすぐNOA2来そうですね〜!移住前の日々のあれこれが共感できるものばかりで、楽しく拝見させていただきました(すみません、覗き見みたいになってしまって汗)。
よろしければ、これからもよろしくお願いいたします♡
はじめまして。
コチラの記事にとても興味を持ちました。私も日本の口座にたまに送金する機会があるんですが、いつも手数料が気になってました。次回から使ってみようと思います。素晴らしい情報(人”▽`)ありがとう☆ございます!!
私もNC在住で5年目です。シャーロットまで1時間半くらいの距離に住んでいます。子供達に日本語学校とか日本人会?に興味ありましたが距離を考えて諦めました。盆踊り楽しそうですね。来年は行ってみたいです。
みどりさん、はじめまして!
私のブログを見つけてくださりありがとうございます♪
なんと!NCにお住まいなんですねー(*゚▽゚*) GreensboroやCarryあたりでしょうか?!
確かに、定期的に通うには少し距離がありますよね。。
盆踊りイベントでは、グリーンズボロの飲食店も出店してました。年に一度、こういう日本の雰囲気にドップリ浸かれる機会があるのは良いですよね。ぜひ来年、タイミングが合えばお越しになってみてくださいね(*^^*)
海外送金の記事も参考になったようでしたら嬉しいです!海外送金必要なのは自分だけじゃなかったんだ〜と、なんだか安心しました(笑)
もうすぐIR1ビザで渡米なんですが
、アプリコットさんは日本→アメリカへの最初の現金の持ち込みはどうされましたか?
今ソニーバンクウォレットを作るか
Transfer wise でボーンと大金送金するか悩んでまして。。。
もしすでに記事にされているならすみません
みかんさん、コメントありがとうございます!
もしかして、以前、掲示板に書き込みしてくださいましたか?その節は、貴重な情報をありがとうございました^^
さて、もうすぐ渡米されるとのこと、私のケースはもしかしたらあまり一般的でないかもしれませんが…私の場合は、基本、日本のお金は日本の口座にそのままにして渡米しました(笑)つまり、送金しませんでした。
アメリカでは、予め発行しておいたVISAデビットカードを使って、買い物すると直接、日本の口座から引き落とされるしくみにしていました。また、必要があれば、アメリカのATMから都度、現金を引き落としていた感じです(ATM引き落としはちょっと手数料がかかりますが。。)。
渡米して1か月くらい経つと、グリーンカードやソーシャルセキュリティカードが手元に揃うので、それでアメリカの銀行口座を開設し、それ以降は、基本、Transferwise で日本⇄アメリカ間の資金移動をして今に至ります^^
日本の口座に大金を置き去りにして渡米するのはちょっと勇気がいるかと思いますがw、渡米前に、持っている口座はすべて確実にオンラインバンキングができるように手続きし、アメリカでもクレジットカードと同じように使えるVISAデビットカードや、銀行クレカを発行しておけば、大丈夫かと思いますよ!
ちなみに、今もずっと資金移動はTransferwise を使っていますが、Transferwise、本当にオススメです!送金スピードがどんどん速くなっていて、先月送金したらなんと翌日着金という、驚異の送金スピードでした。今は月に数万しか送金しないのですが、手数料も400円とか、です(驚)
日本の口座で受け取る場合は、確か初回にマイナンバー登録が必要だった気がするので、もし将来的にアメリカ→日本に資金移動するご予定がありそうでしたら、今のうちに日本側でTransferwise の手続きをされておくと良いかもしれません。
ソニーバンクは全く無知なもので、比較できずに申し訳ないですが、一応私の場合はこんな感じです!
渡米準備、お忙しいかと思いますが、つつがなく準備が進むと良いですね⭐︎ 日本を思う存分、満喫してください♡
アプリコットさん
こんなに丁寧なぁ返事ありがとうございます!
そうです!以前書き込みしました、みかんです。
私も置いていこうか、持っていくかの時点で悩んでるので、デビットカード作って
移動はtransferwise にしようかなとおもいました!
貴重な情報ありがとうございました