【2016年移民ビザまとめ】CR1/IR1ビザとK3ビザ。国際結婚で移住するならどっちを取得?

公開日: 最終更新日:
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geralt / Pixabay
本記事は、2016年時点の私個人の体験をもとに執筆したものです。以後、適宜加筆・修正を加え、なるべく最新の情報に近づくよう努めておりますが、情報の正確性を保証するものではありません。必ずご自身でUSCISおよびNVCの公式ウェブサイト等をご確認ください。

 

こんにちは、Apricotです。

て、【2016年移民ビザまとめ】と題し、これから、私が今回取得した移民ビザ(CR-1ビザ)の一連のプロセスや経験談について、まとめていきたいと思います!

早速ですが、国際結婚していざアメリカに移住するぞ!となったときにまず考えることは、「どのビザを取ったら良いの?」ということ。国際結婚なので、最終的に「グリーンカード=永住権」を取得する、という事はお馴染みだと思いますが、具体的にどのビザを申請したら良いのか最初は戸惑いますよね。

そこで今回は、国際結婚の場合を想定したビザの種類について、私の知っている範囲で解説したいと思います♪

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そもそも、アメリカでは結婚してないけど”配偶者”でいいの?というギモン

まず、婚姻にまつわるビザとしては配偶者ビザフィアンセビザ」があります。その名のとおり、婚姻済みか否かで申請するビザが変わってくるわけですが、ふと、ここで湧いてくる最初のギモン。

「日本で入籍したけどアメリカでは結婚(Marriage Certificateを取得)していない場合、申請するのは配偶者ビザ?それとも、フィアンセビザ?」

もしかしたら大半の方は迷うことはないかもしれませんが、私たちはまさにこのケースに該当していて、最初から迷いまくっていました(笑) 今回取得するビザはアメリカのビザなので、なんとなくアメリカの法制度に則った婚姻でなければ配偶者とは認められない気がしていたのです。

でも、実際は、日本で入籍していれば、アメリカでのステータスに関わらず配偶者ビザ(CR-1/IR-1/K3)を申請することができます。アメリカ国外での結婚であっても、その国で公的な「婚姻証明書」(日本では婚姻受理証明書がそれにあたります)が提出できれば、配偶者として申請可能。

したがって、普通に日本の婚姻前であればフィアンセビザ(K1ビザ)、婚姻後であれば配偶者ビザを申請できると考えて大丈夫です。

 

CR-1/IR-1ビザとK3ビザの違い

では、ここからは日本で入籍済みという前提で、ビザの違いについて見ていきましょう。

配偶者が申請できるビザの種類には、「CR-1ビザ」「IR-1ビザ」それから「K3ビザ」という3つがあるのですが、「CR-1ビザ」と「IR-1ビザ」は実質、性質が同じものなので、大きくわけると「CR-1/IR-1ビザ」と「K3ビザ」の2つが実際の選択肢になります。

ただ、どちらも配偶者が取れるビザというだけあって、最初は少々わかりづらいこの2つのビザの違い。アメリカ大使館のウェブサイトなどでは残念ながら日本語で詳しく書かれていないため、私なりにいろいろなサイトから情報を集めてざっと違いを表にまとめてみました!

 IR-1CR-1K3
種類移民ビザ非移民ビザ
取得条件婚姻2年以上
(永住権取得時点)
婚姻2年未満
(永住権取得時点)
結婚している配偶者で
移民ビザ(永住権)申請中
(移民ビザの申請が受理されて初めて申請が可能で、かつK3が移民ビザより早く下りた場合に有効)
ビザ発給までの期間約9~12か月
※時期により異なります
約6~9か月
※時期により異なります
ビザの有効期限
(入国までの期間)
健康診断の有効期限
(最長6か月)
2年間
(複数回の出入国が可能、但し健康診断の有効期限内に1回入国の必要あり)
グリーンカード取得入国後約1か月後
(入国時点で実質永住権は取得)
入国後永住権切り替え申請の
許可が下りてから
グリーンカードの有効期限10年間2年間
(条件解除の許可が下りると10年間のGC発行)
左記同様
永住権取得までのトータルコスト約$900約$1,600
(入国後の永住権申請代含)
メリット・入国後すぐに社会保障番号申請、運転免許証、就労等が可能。
・コストがK3よりも安く済む。
・IR-1/CR-1よりも早く入国できる。
デメリット・K3よりも入国までに時間がかかる。・入国後に永住権切り替えの手続きが必要。
・コストがIR-1/CR-1よりもかかる。
・永住権取得前の就労には「就労許可申請」が必要など、通常生活をスタートするうえで制限が多い。

 

簡単に説明すると、配偶者としてアメリカに住み続けるには「永住権(グリーンカード)」が必要で、どちらのビザを取るにしても、最終的に永住権を取るのは同じです。

入国後すぐにこの永住権を取得できるのが「IR-1/CR-1ビザ」なのですが、かつてはビザが下りるまでに1年以上の長い期間待たなければならなかったとか。そうすると例えば、アメリカ人の夫がアメリカ在住なのに、外国人である妻はこのビザ取得のために長期間、国外待機(=別居)を強いられることになり、さまざまな不都合が生じてくることがあります。

そういった遠距離夫婦を救うための措置として、IR-1/CR-1(永住権)申請中でも配偶者としてアメリカに入国、滞在できる「K3ビザ」が作られたようです。この「K3ビザ」は、あくまで「IR-1/CR-1ビザを申請中だけれど、なんらかの事情で入国を早めなければならない」場合のビザなので、最初からK3ビザを申請することはできず、まず「IR-1/CR-1ビザ」を申請してその申請が許可されなければなりません。

「K3ビザ」を申請した場合は、一応前段階で申請した「IR-1/CR-1ビザ」もプロセスを生かすことができて、「IR-1/CR-1ビザ」または「K3ビザ」のどちらか早く下りたほうのビザで入国することができるようになります。

ただ、注意点は、「K3ビザ」で入国した場合、それだけで永住できるものではなく(K3ビザは非移民ビザ)、入国後に改めて永住権を申請しなおすアジャストメント申請が必要になります。ここが大きな違いといえます。

ちなみに「IR-1ビザ」と「CR-1ビザ」の違いについては、発行されるグリーンカードの期限が10年か2年かの違いだけです。申請の時点で指定することはできず、ビザが発給される時点で、婚姻2年以上経過していれば自動的に「IR-1ビザ」が発給され、2年未満であれば「CR-1ビザ」が発給されるというしくみです。

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「IR-1/CR-1ビザ」をオススメする理由

実は私たちも、最初はよくわからなくて、簡単そうな「K3ビザ」を取る気満々でいました(笑)しかし、特にご事情がない限りは、ぜひ「IR-1/CR-1ビザ」のほうをお勧めしたい、その理由は3つ。

1.結局、プロセスと費用を考えれば「IR-1/CR-1」がお得

「K3ビザ」は手っ取り早そうに聞こえますが、先ほどお伝えしたように、入国後に改めて永住権へのアジャストメント申請をしなければなりません。単純に入国後のプロセスが増えるとともに、その分の費用もだいぶかさみます(上の表参照)。

また、「K3ビザ」単体で見ると簡単そうですが、実際にはその前段で「IR-1/CR-1ビザ」も申請しなければなりませんし、ましてや、あわよくば「IR-1/CR-1ビザ」もそのまま同時に進めようともなると、相当な手間がかかってきます(「CR-1ビザ」を取るだけでも大変だったので汗)。

結局、最終的なゴールである「永住権」までの道のりを考えれば、「IR-1/CR-1ビザ」に絞って申請したほうがスムーズで効率的だと私は感じています。

 

2.取得スピードが速まってきている(※追記修正あり)

もう1つ大きな理由として、ここ数年、「IR-1/CR-1ビザ」の取得スピードが速まってきているという事がいわれていました。実際「1年~2年かかる」といわれていた「CR-1/IR-1」ビザが、2016年当時は早い方で「7か月」、私の場合はトータル「約9か月」で取得することができました。

これは、請願書を出してUSCISの承認(NOA2)が下りるまでの期間でいうと、「約1か月~2か月」まで短縮されたことになります。したがって、「K3ビザ」のスピード的なメリットはあまりなくなってきていたのが事実。

★2017年10月23日追記★
ところが、トランプ政権発足後あたりから、再び「USCIS」における審査速度が大幅に落ちており、2017年10月現在、多くの方が承認(請願からNOA2)までに「約7か月~10か月」かかっているとの情報を頂いております。このペースでいくと、ビザ取得まではトータルで最低でも「1年~1年半」はかかることが予想されます。

このように、「USCIS」でのビザ審査プロセス速度は、政治的背景や世界中からの請願状況、審査体制の状況など様々な要因により、短期間でコロコロと変わります。今後もおそらく速くなったり遅くなったりするので、なかなか読めないのが実情です…。

 

ただし、「IR-1/CR-1」ビザでも、取得を早めることが全く出来ないわけではありません。ビザの申請中に知ったことですが、プロセスの途中で「Expedite Letter」というのを提出することで、審査スピードを幾分か早める配慮をしてもらえることがあります。

ただ、これは単に「早く入国したい」程度の理由ではなく、健康上の理由や子供の教育上の理由など、誰が見ても明らかに考慮しなければならないような理由でないといけないようです。

 

3.移住して比較的すぐに生活基盤を構築できる

「IR-1/CR-1ビザ」の場合、入国して1か月ほどもすれば、正式な永住者として「グリーンカード」と「ソーシャルセキュリティーナンバー」が発行され、比較的すぐに生活基盤を構築することができます。具体的には、この2つがあることで、銀行口座が作れたり、仕事や運転免許などもトライしたりしやすくなります。

逆に、契約ごとなどは必ずこの2つが必要になってくるので、移住して時間が経つにつれ、ないと困ることのほうが多くなってくると思います。ただ、仕事に関しては永住権取得前でも「就労許可申請」をすることで就労が可能なようです。

アジャストメント申請をして正式に永住権を獲得するにはやはり数か月(最短でも3か月?)を見ておく必要があるようです。どうしても「早く入国できる」点に目が行きがちですが、「K3ビザ」をお考えの方は、移住後のこの期間の生活についてもパートナーと予めご相談されることをお勧めします。

 

 

いかがでしたでしょうか?この記事は、私の旧ブログで以前書いた記事に少し補足を追加する形で書き直してみました。皆様のお役に立てたら幸いです!

お読みいただきありがとうございました。

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