こんにちは、先日、オハイオ州・トリードに引っ越してきたApricotです。
タイトルのとおり、このたび、ついにアメリカの運転免許をゲットしました!(祝)
ノースカロライナに住んでいたときから、車が無い不自由さはありましたが、今まで徒歩と自転車でどうにかなっていた私。ところが、今度のオハイオの新居は、なんと…まわりにコーン畑しかない!(;▽;) Oh noooo!!笑
「こりゃ、いよいよ車がないとマズイね…」という話になり、ようやく重い腰を上げて運転免許を取ることに。ちなみに、日本では筋金入りのペーパードライバーでした(^^;;
けれども、いざ免許を取ってみると、思いのほか簡単に取れてしまいビックリ!
今日は、「アメリカでは運転免許ってどうやって取るの?」というお話から、「オハイオ州であっという間に免許が取れてしまった話」、気になる「免許センターでの手続きの様子」や、私が実際に使った「おすすめの試験対策アプリ」などをご紹介します☆
―CONTENTS―
アメリカではどうやって運転免許を取るの!?
日本にお住まいの方は、「アメリカでの免許の取得方法」についてあまり馴染みがないと思いますので、まずは簡単にご説明したいと思います☆
日本とちょっと違う!アメリカの免許の取り方
アメリカの免許の取り方は日本とだいたい同じですが、いくつか違う点もあります。
「州」によって交通ルールや免許の取得方法が異なる
アメリカでは、基本的な交通ルールは統一されているものの、実は「州」によって、細かなルールや運転できる年齢、取得方法などが異なります。
ここオハイオ州では、運転免許は16歳から取得することが可能。日本と同様、「筆記試験」と「実技試験」、「視力検査」に合格する必要があります。
まず「筆記試験」に合格(40問中30問正解で合格)すると、「TIPIC」と呼ばれる「仮免許」を手に入れることができます。これで「路上」での練習が可能に。
その後、約50時間(推奨)の練習を重ねたら「実技試験」を予約し、見事合格すると、晴れて免許ゲット!という流れ。ちなみに、実技試験では「自分の車」を使う、というのも日本と違う点です。
ただ、試験の内容やプロセスは州によってまちまちで、なかには「筆記試験」と「実技試験」を同日に受けられる州もあったりするようなので、その州の試験方法をよくよくチェックする必要があります。
「教習所」には通わない!?

もちろん「実技試験」の前には、運転の「練習」をするわけですが…ここで日本と大きく違うのが「練習のしかた」。
日本では「教習所」に通いますよね。最初は構内で練習して、そのあと路上教習を経て「試験」へと進みます。ところがアメリカでは、基本的に「教習所に通う」という概念がありません。なんと、いきなり「路上」で練習をするんです(゚o゚;;
一応、有料でスクールやインストラクターの講習を受けることもできますが、ほとんどの人は、家族や友人同伴でひたすら練習を重ねて、試験に臨みます。
正直、いきなり路上に出るなんて恐ろしいですが(汗)、日本のように「教習所」に大金を払う必要も、通う時間を捻出する必要もないので、日本と比べると免許がずっと取りやすいのが特徴です。
実際、車さえあれば、試験代として「20〜40ドル」払うだけで免許が取れるので、なんとも経済的♡ 「日本で教習所に通うのに20万くらい払った」と話すと、アメリカ人は皆ビックリします。そりゃそうですよね(^^;;
日本人には優遇措置があるってホント!?オハイオ州が最強だった件。
今回、冒頭で「思いのほか簡単に免許が取れてしまった」と書いたのは、何を隠そう、「筆記試験も実技試験も”免除”で、免許を取得できた」からなんです!
これは日本人への優遇措置で、オハイオ州では「日本の運転免許証」と「国際運転免許証」があれば、日本の免許をそのままオハイオ州の免許に移行できるという、神がかったルールが存在w(゚o゚)w
今まで何の役にも立っていなかった「国際運転免許証」が、ついに役に立つ日が来るとは…!
この日本人への優遇措置はもちろん「州」によって異なり、優遇措置が何もない州もあれば、「筆記試験だけ免除」となる州もあります。ただ、「筆記試験も実技試験も免除」というのは、全米のなかでも、かなり稀なではないかと思います。
ほかにも、「筆記試験を日本語で受けられる」州もあるので(オハイオ州も該当)、予めお住まいの州に「優遇措置」があるかどうか、チェックしておくと良いですね☆
免許センターでの「運転免許」取得手続き
では、今回「試験」は受けなかったものの、当日、免許センターでどのような手続きをして「免許」を取得したのか、簡単にご紹介したいと思います☆
①最寄りの免許センターへ
まずは、最寄りの免許センターへ。アメリカでは「DMV(Department of Motor Vehicles)」または「BMV(Bureau of Motor Vehicles)」という機関がそれにあたり、各州のDMV(BMV)公式サイト上で最寄りの免許センターを探すことができます。
免許センターのなかには「Renual(免許更新)」や「Commercial(商用)」のみしか受け付けていない所もあるので、「First Issuance(新規取得)」を受け付けているセンターを選びましょう。
オハイオ州では、「実技試験」以外は特に予約は要りませんでした。
②受付
建物に入ると「受付」があるので、まずはそちらで「免許を取りに来た」旨を伝えます。
事前にいろんな方のブログを拝見して、「オハイオ州では試験免除になる」という情報を得てはいたものの、この時点ではまだ確信を持てていなかった私。なにせここは田舎町。しかも、たいてい「そんなのは知らない」と言われるのが、アメリカの「お役所あるある」なので(^^;;
けれども、受付で恐る恐る聞いてみると…意外にも「そうね、書類が揃ってるなら、試験免除になるわよ♪」とあっさり。おぉ!
免許センターには「試験カウンター」と「手続きカウンター」に分かれており、ひとまず免除になるかどうかの確認のため、「試験カウンター」のほうを案内されました。
③免除可能かどうかの「審査」
「試験カウンター」で、改めて来所の目的を説明。担当者は、リタイアした警察官と思しき、優しい老年の男性でした。
今回、窓口で提示したのは以下の5点。
- 日本の運転免許証
- 国際運転免許証
- ソーシャルセキュリティーカード
- パスポート(生年月日の証明)
- グリーンカード
- 住所を証明できる手紙
これは私の場合で、ビザのステータスによっては「就労証明」など別の書類を提出した方もいらっしゃるようです。州によってももちろん異なりますが、事前にチェックのうえ、可能性のあるものは多めに持参しておくと安心かもしれません☆
やっぱり「日本の免許証の移行」のようなイレギュラー対応は稀だったようで、担当のおじさんは慣れない様子。。隣の担当者に「僕たちが必要な番号ってコレかなぁ?」…などと探り探りの対応で、見ているこっちはハラハラ(^^;;
でも、なんとか必要な情報は全部揃っていたようで、正式に「試験免除」になりました^ ^
④視力検査
同じ「試験」カウンターで、そのまま「視力検査」。カウンターの上に検査機が置いてあるので、その場で試験を受けます。
覗き込むと…ん、数字!?
日本の「C」を読むのとは全く異なり、5つの組み合わせの数字が、横に2列、縦に5列並んでいました。上から下に行くほど字が小さくなっていきます。
「あの…初めてで、よくやり方がわかんないんですけど…汗」と尋ねるも、「読めば良いんだよ」の一言…。え、読めばって、どれ読んだら良いんだ〜!?と焦った私は、とっさに1列目から大きな声で全部読み上げました(笑)
隣に付き添っていた夫曰く、担当者は「やれやれ…」と呆れた表情をしていたそうです(^^;;
正しくは「1列目の右」とか「4列目の左」とか言われるので、その数字だけを読めば良かったみたいです。そして、途中で視界の広さを確認するため、左右どちらかのランプが赤く点灯します。光ったのに気づいた時点で、手を挙げて合図をするのが正解。
この辺り、あまり下調べをしていなくて焦りましたが、なんとか視力検査にも合格しました(^^;;
州によっては、数字ではなく「アルファベット」だったりもするようですね!
⑤再び受付へ
視力検査まで終えると、再び受付へ。正式に「試験免除」で大丈夫だった旨を伝えると、番号札を渡され、今度は「手続きカウンター」のほうで待つように指示されました。
⑥免許証の発行手続き
待ち時間15分くらいだったでしょうか。番号が呼ばれて「手続きカウンター」へ。
申込用紙を渡されるので、以下の項目を記入していきます。基本的には免許証に表示される項目のようです。
- 氏名
- 住所
- 電話番号
- emailアドレス
- ソーシャルセキュリティーナンバー
- 身長(feet)
- 体重(pound)
- 眼の色(Brown)
- 髪の色(Black)
アメリカの役所では「身長」と「体重」はよく聞かれるので、予めフィートとパウンドで覚えておくと便利。「眼の色」は、アメリカでは「Black」は一般的ではないみたいなので、日本人の場合はほとんど「Brown」とみなされます。
その後、先ほど「試験カウンター」で提示したもろもろの証明書を再度提示し、担当者がチェックしながらコンピューターにも次々と入力していきます。
ここでも、やはり「日本の運転免許の移行」は不慣れだったようで、担当者がところどころ上司に確認するシーンも。。
それから、続いて口頭でいくつか質問を受けました。
- 今まで免許停止になったことがあるか?
- 精神不安定やドラッグ中毒を患っているか?
- オハイオ州には期限付きの滞在か?
- 軍に所属したことがあるか?
- 臓器提供(ドナー)を希望するか?
- ドナー機関への寄付($1)を希望するか?
あまり聞き取れなかったこともあり、全部は覚えていないのですが、基本的には「No」と答えておけば良いものばかりでした。
これも、州によって異なると思いますが、どこも似たような事を聞かれるのではないかと思います。
⑦写真撮影
手続きさえクリアできれば、あとは「写真撮影」を残すのみ!カウンターの奥のほうに写真を撮るカメラがあり、そこでチャチャっと撮影。
日本もそうですが…免許センターって、「鏡」が置いてないところが多いんですよね(汗)何年も携帯する免許証なのに〜! 気になる方は、撮影前にサッとチェックできるよう、手鏡を持参すると良いかもしれません☆
⑧運転免許証を即日ゲット!
「免許証」は後日郵送になる州も多いと思うのですが、オハイオの場合は、写真撮影からなんと、ものの2〜3分で「免許証」ができてしまいました!(驚)
これをサクッと受け取ったら、全て終了!
▼風が強くて髪がボサーッとなってますが…喜びの記念写真w
おすすめの試験対策アプリー「DMV Genie Permit Practice Test」
今回、運良く「試験免除」で免許を手に入れることができた私ですが、普通に「筆記試験」を受けるつもりで勉強をしてから行きました。
「免除」になるかも知れないけど、ならないかもしれないし、免除になったとしても勉強して損はない!…ということで、私が実際に使ったのがこちらのアプリ☆
DMV Genie Permit Practice Test by Elegant eLearning
DMV Genie Permit Practice Test on the App Store
▼試験を受ける「州」を選択するだけで、簡単に始めることができます♪
▼メニューは「Easy」「Hard」「Hardest」「Exam Mode」の4つ。「Easy」は練習問題で、最もよく出題される質問が重点的に集められています。
▼質問は四択式。その州の「最新の運転マニュアル」に基づき、州の出題形式に沿った形で出題されます。オハイオの場合は、40問中30問正解で合格。
このアプリは、ひたすら「練習問題をこなす」アプリなので、運転マニュアルを一読していなければ、最初はやはり「全く知らない内容」だらけだと思います。
でも、間違えたところは「解説」が出てくるので、読んで納得することも。繰り返すうちに、だんだんポイントが掴めてきますよ!
英語もしばらくは「知らない単語」が出てくると思いますが、これも調べているうちにだんだん分かってくると思います。
▼こんな感じで、進捗確認も。正直「Hardest」はとっても難しいので、「Exam Mode(擬似試験)」を複数回こなすほうがオススメ。
さすがに一夜漬けは難しいかもしれませんが、このアプリで1週間くらい勉強したところ(練習問題1日1個ペース)、結構自信を持てるまでになりました☆ 使い勝手も良く、警察官のオジさんもキュートなのでオススメです^ ^
ほかにも、「筆記試験」対策の材料はいろいろ出回っていて、BMVのオフィシャルサイトにも載っていることが多いですし、他にもたくさんのアプリがあります。
また、日本語の過去問題が、インターネットや最寄りの日系コミュニティでシェアされていることもあるので、ご自身の使いやすいもので勉強されると良いと思います♡
というわけで、いかがでしたでしょうか?
今回は「試験」の傾向や感想をお伝えすることはできませんでしたが(汗)、「アメリカの運転免許の取り方」や「勉強の仕方」など、少しでも参考になったようでしたら幸いです!
私は今回、ラッキーなことに運転免許を手に入れることができましたが、運転の練習もこれからですし、マイカーを購入するのもこれから。晴れて快適な「車生活」を送るにはまだもう少し時間がかかりそうですが、安全第一でがんばりたいと思います!
またいずれ、進捗もご報告させていただきますね^ ^
それでは今日はこの辺で。最後までお付き合いいただき、ありがとうございました☆
こんにちは!
免許取得おめでとうございます!ほんとオハイオ最強ですね!!このためだけにオハイオに引っ越したいと思っちゃいましたよ笑 これからApricotさんも車でいろんなところに行けると便利になりますね^ ^ 私もまだ国際免許で運転しているのでうかうかしてられません汗
私の住むコネチカットは筆記と路上試験の他に自動車学校で8時間の講習を受けなければならず、たぶんめんどくさい方の州です^^; そろそろ重い腰を上げてDMVに行ってこようと思います!
ピコさん、こんにちは!
ありがとうございます♡ おかげさまで、やっと前進しました^ ^
国際免許証、あって良かった!って思いますよね。私は州によって国際免許証の有効期限が違うのを知らなくて、最近まで夫に「1年有効って書いてあるから1年は有効だよ!」と言い張ってたのですが、やっぱり早めに取らないとダメだったんですね(^^;; でも、待った甲斐あって(!?)今回オハイオですんなり取れてホント良かったです!
コネチカットは講習も条件なんですね〜(>_<) でも、ピコさんなら既に普段から運転されてるのできっと大丈夫♡ お互い、いつかはマイカー持てるといいですねー!
おぉ! オハイオ州も日本の運転免許が無試験で切り替えれるのですね! 無試験切り替えはワシントン州だけだと思っていました。 このような情報ほんとに助かります!
ボーノさん、引き継ぎコメントくださりありがとうございます☆
なんと!ワシントン州も無試験で免許取れるんですね!それは知りませんでした。こちらこそ、有益な情報をありがとうございます^ ^
はじめまして!アメブロをやってるSallyといいます。ブロ友さんから以前こちらのブログを教えて頂き折に触れ参考にさせていただいていました。
私も現在OH在住でアメリカに移住してきたばかりです。今週か来週あたり免許を取りに行こうと思っていたら偶然AprcotさんがOHに移住してきた事を知りとても感激しました。おまけに免許の事が書いてある~!!
私もオハイオ在住のブロ友さんにOHは日本人は試験が免除だと聞いていたので安心していました。ほかの州は免許を取るのが大変そうなのでこの州に住んでてはじめてラッキーと思えました。笑
念のため主人に必要なものを電話で聞いてもらった所国際免許証の有無については言ってなかったようです。
でも私も持ってるのでせっかくなんで持っていきます。
アメリカの生活に役立つ情報がたくさんでてて助かってます
これからもよろしくお願いします!
ちなみに私のブログはこちらになります。よかったらあそびに来てください!
https://ameblo.jp/sally197002
Sally
Sallyさん、はじめまして!
コメントありがとうございます☆
なんと、Sallyさんもオハイオ在住でいらっしゃるんですね!嬉しい〜♪ほんと、免許くらいですよね、オハイオで良かったと思うのは(笑)私の住むトリードという所は本当に何もなくて、この先ブログが続くのか心配になります(^^;;
それはさておき、国際免許証の件ですが、オハイオのウェブサイトには公式に案内がないので私もハッキリとはわからないんです…。ただ、担当者は日本の免許証を見るなり、「これの翻訳ある??」と聞いてきたので(まぁ読めないので当然なんですがw)、一瞬ドキッとした私は「たぶん、これに必要な英訳は全部載ってると思うから!」と、国際免許証を押しつけた経緯があります(笑)なので、一応あると心強いと思います!無事、スムーズに取れるといいですね♡
それから、Sallyさんのブログも、楽しく拝見させていただきました!ありがとうございます♪ これからもちょくちょく遊びに行かせていただきますね^ ^
こちらこそ、どうぞよろしくお願いいたします!